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2025/07/25更新

【男性育休】取るだけ育休にしないために!育休中にできること

生活

 
男性の育児休暇取得率が、2023年度に30%を超え、過去最高となったのを知っていますか?

そして2025年4月からは、育児・介護休業法が改正され、子どもの病気やケガ以外にも、卒入園式が理由での休業取得ができるようになります。

ただ、どんどんと男性の育休取得率が上がっている一方で、本来の育休の目的が十分に果たすことができず「取るだけ育休」になってしまっているという声も聞くことがあります。

育休を取得予定だけど、実は何をしたらいいのかまだよくわかっていない男性へ、ママからパパへ育休中にやってほしいことを挙げつつ、パパができることを紹介します。

育休中のパパの行動が、今後の夫婦関係にも影響するといわれています。
プレパパさんだけでなく、2人目以降のパパさんにも必見です!
 

育休中パパができること①:赤ちゃんのお世話


 
fotowa家族フォト総研が2022年に0〜7歳の子どもがいる母親430名を対象に実施した「ママに聞く男性育休に関する調査」では、『育児休暇をとった父親にしてほしいこと』の第1位に「寝かしつけなどママ(自分)でなくてもできる赤ちゃんの世話」が33.3%とありました。

未だ、子どもの世話はママがするものという考えの人が多い日本ですが、時代が変わり、女性も男性と同じように働くようになっている現在では、ママだけでなく、パパにも積極的に赤ちゃんのお世話をしてほしいという思いのママが多いのではないでしょうか。

ママでなくてもできる、赤ちゃんのお世話はたくさんあります。
 

  • ミルク作り
  • 授乳(完全母乳以外)
  • 寝かしつけ
  • オムツ替え
  • 沐浴
  • スキンケア
  • 着替え
  • あやしつけ、抱っこ など

 
授乳前にミルクを作ってもらったり、うんちのときのオムツ替えはママに頼ったりなどがないよう、一連の作業が全て1人でできるようにすることも大切です。

初めは上手くできないのは当たり前。それでも1回1回丁寧にこなしていけば、すぐに要領を掴んで、できるようになってきます。

また生後1ヶ月を過ぎたら、検診やワクチン接種に連れて行ったり、お散歩に行くこともできるのではないでしょうか。
 

育休中パパができること②:家事全般

 
「ママに聞く男性育休に関する調査」での、『育児休暇をとった父親にしてほしいこと』の第3位にランクインしているのが「炊事洗濯などの家事全般(赤ちゃんの世話以外)」で20.7%でした。

産後ママの体は全治数ヶ月といわれるほどの大きなダメージを受けています。

そんなときに、食事の準備やお風呂洗い、洗濯、家の掃除などをパパが積極的にやることで、ママとしてはとても安心して体を休めたり、赤ちゃんのお世話ができるようになります。

普段やっていない家事があれば、出産前からママにやり方を聞き実際にやってみて、少しでも慣れておくようにしましょう。

調味料がどこにあるかわからない、洗剤は何を使ったらいいかわからない、乾燥機にかけるものとかけないものがわからない、といったことがあっては、なかなかママは体を休めることができなくなってしまい、イライラを溜める原因になってしまいかねません。
 

育休中パパができること③:産後ママの理解とケア

 
「ママに聞く男性育休に関する調査」での、『夫に知っておいて欲しい(欲しかった)ことはありますか?』という質問のトップ2が「情緒不安定になりやすいこと」と「産後元の体に戻るわけではない」といった、ママの心や体についてのことでした。

産後、ママの体は大きなダメージを負うだけでなく、急激なホルモンの変化があり、ホルモンバランスが乱れ情緒が不安定になりがちです。

ガルガル期とも呼ばれる、些細なことでイライラして攻撃的になってしまうのも、ホルモンバランスの乱れや急な環境の変化などといわれています。

強くいわれてしまうとパパも傷ついたりイライラしてしまいますが、大きな心でそんなママを理解してあげましょう。

またママの話をちゃんと聞き、共感して理解してあげたり、時には励ましや労いの言葉をかけることも大切です。

パパばかり…と思ってしまうかもしれませんが、妊娠中からずっと長い期間頑張ってきたママさんを思い労ってあげましょう。

ただし、ママからパパへの労いの言葉もあると、お互いに頑張れそうですね。
 

そして何よりも大切なママへのケアは、ママが1人になる時間を作ってあげることです。

NPO法人ファザーリング・ジャパン著作の「パパの子育て応援BOOK」内にある『産後、パパにしてほしいことランキング』の第1位が「ママが1人になれる時間を作ってくれる」という結果でした。

妊娠中から自由に動き回れなかったママからすると、少しでも1人になって体を休めたり、好きなことをしたり、気分転換に出かけたり、美容院へ行くなどができると、心も体もリフレッシュできます。

初めのうちはワンオペが心配だと思いますが、短い時間からはじめ、少しずつ時間を延ばしていくと、パパも安心なのではないでしょうか。

そしてパパ自身も、リフレッシュを忘れずにしましょう!
 

育休中パパができること④:手続き関連


 
赤ちゃんが生まれたら、出生届以外にも、出産一時金の申請や、健康保険の加入手続きなど様々な申請手続きがあります。

必要な書類や提出期限などがあるので、育休前から調べてリスト化しておくと便利ですね。
そして赤ちゃんが生まれたら、率先してパパが手続きを行いましょう。

自治体によっては、オンライン申請やアプリを通しての申請が可能な手続きもありますよ。

パパが率先して必要な手続きをしてくれると、ママはとても心強いでしょう。
 

育休中パパができること⑤:ママにいわれなくても能動的に動く

 
「ママに聞く男性育休に関する調査」での『育児休暇をとった父親にしてほしいこと』の第2位と、「パパの子育て応援BOOK」内にある『産後、パパにしてほしいことランキング』の第2位にあるのが、「自分で考えて、能動的に動いてくれるならなんでも」「言われる前に行動すること」という内容でした。

赤ちゃんが生まれると、あれもこれもとやることが出てきます。
ママが気づいて動くことが多くなっていたり、ママからの指示待ちをしていると、イライラが溜まってしまう原因にもなります。

周りを見渡して何をしたらいいか状況判断し、率先して動くようにしましょう。

食器を洗って元に戻す、干してある洗濯物を取り入れて片付ける、ちょっと汚れている場所をきれいにする、オムツやお尻拭きなどのストックがなくなりそうだったら補充するなど、名もなき家事はたくさんあります。

細かいことに気を配って動けるようになれば、ママのイライラの原因の一つを取り除くことができます。

これは育休中でなくても、普段から思っているママさんは多いはず。

今からでも意識して行動していれば、育休中の慣れていない環境の中でも気付けるようになるのではないでしょうか。
 

育休中パパができること⑥:上の子のお世話

 
ママの体がしんどい中、体力のある上の子のお世話をするのはとても大変です。
上の子がいる場合は、積極的に保育園の送り迎えをしたり、遊び相手になってあげましょう。

また赤ちゃんが生まれてから、上の子はママをとられてしまったと思うことで、不安定になり、ママやパパを困らせてしまうことがあります。

そんなときは、なるべく上の子の欲求を満たしてあげましょう。

ハグや抱っこ、一緒に遊ぶなど、上の子に寄り添ってあげることが大切です。
 

育休前から少しずつ始めよう

 
初めてのことでやることが多いと、最初は不安や戸惑いがあって当然です。

でも、日々の小さな努力が、必ず家族の幸せにつながります。

完璧を目指す必要はありません。できることから少しずつ始めて、家族と一緒に成長していきましょう。

ママと協力しながら、自分たちらしい育児スタイルを見つけてください。
 

参考元:
*PRTIMES ピクスタ株式会社 【男性育休】ママに聞く「パパにやってほしいことランキング」発表!
*東洋経済ONLINE 産後「パパに一番してほしいこと」ランキング 身体的にも苦しいママたちの共通の思いとは
*Benesse たまひよ わかっているけどママもしんどい上の子の「赤ちゃん返り」。そんな時はどうすればいい?専門家に聞く

 
 

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この記事を書いた人

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