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2025/03/21更新

【男性育休】育休取得を決めたら!育休前に知っておくこと

家族

 
育児休暇を取る男性が増えている一方、実際に何をしたらいいのかわからないパパがいるのではないでしょうか。

育休を取ると決めたら、まずは育休前にできることがあります。

それは「心構え」。

今回は育休取得前のパパに向けて、育休前に知っておくことを紹介します。

赤ちゃんがいなかった頃と比べ、環境は大きく変わります。それについていくのはなかなか大変ですが、心の準備をしておくことで、育休に入ってからのスタートが切りやすくなりますよ。
 

ママの体と心についての心構え


 
産後のママの体は大きなダメージを負っていて、またホルモンバランスの変化も激しいため、体と心に大きな影響が出るということを認識しておきましょう。

特に自然分娩の場合は「全治数ヶ月の交通事故」に例えられることもあるほど。

出産後は陣痛後の全身の痛み、母乳による胸の痛み、帝王切開・経腟分娩の傷の痛み、子宮の痛み、ホルモン分泌量の変化による体の変化と不調など様々なものがあります。
 

出産経験者の中には、産後にひどい貧血と頻脈になり、体のだるさに加えて歩くと息がすぐに切れてしまうため、トイレへ行くにも看護師さんがついてくる状態。退院した後も、貧血が続いていたため、1ヶ月間は体が重くだるかったというママさんも。
 

産後の体調については人それぞれではありますが、体に大きなダメージを負っているのは変わらないため、退院後は、なるべくママの体を安静にすることが大切です。
 

またホルモンの変動が大きい影響と、環境の変化によって、精神的に不安定になりがちです。

そのため、すぐにイライラしてしまったり、攻撃的になってしまうことも。

急に変わってしまうママに戸惑うパパもいると思いますが、ママに共感し、理解することが大切です。
 

赤ちゃんについての基礎知識

 
育休が始まると、オムツ替えや沐浴、授乳などが始まります。

授乳の間隔はどれくらいなのか、ミルクの量は大体どれくらいか、オムツ替えのやり方や沐浴方法、赤ちゃんのスキンケアについてなど予習したり、事前にママと相談しておきましょう。

新生児の基本的な知識をつけておくと、いざというときに慌てたり、ママに頼ることを減らせます。

第一子の場合はママも子育て初心者で、わからないことは同じです。
夫婦で一緒に育児をしていく心構えが大切ですよ。
 

パパ(自身)の心構え

 
家事や育児は仕事とは全く違うスキルになるため、男性の育休は、修行だという声もよく聞きます。

育休中はそのスキルを習得するための修行期間だと心構えをしておきましょう。

育休中に得た家事育児のスキルは、業務効率化や時間管理術、柔軟性や問題解決能力、チームワークやコミュニケーション能力など仕事にも活かせるスキルになります。
 

またやり方がわからないから、自信がないからとママに頼るのではなく、やろうとする姿勢はママにも伝わります。

初めのうちはママに文句を言われてしまうかもしれませんが、気にしていなかった部分を教えてくれていると思って真摯にこなしていれば、ママも安心してくるはずです。
 

そして一連の作業は、丁寧に最後までやり切るようにしましょう。

例えば、オムツ替えをしたはいいが、赤ちゃんのシャツが丸まっていたり、取り替えたオムツがそのまま置いてあったり、オムツ替えセットが出しっぱなしになっている、なんてことがあると、ママのイライラが溜まってしまう原因になりかねません。

オムツ替えをしたときは、赤ちゃんに下着や服をしっかりと着せ、オムツ替えで出たゴミを捨てて、後片付けまでやるといった、細かいことも一連の流れとしてやり切りましょう。

ゴミ捨てに行って、ゴミ箱に新しいゴミ袋を設置しない、適当にゴミ袋を入れて袋が外れやすいというのも、同じことですよ!

思いやりをもってやれば、ママからの指摘も少なくなります。
育休前から意識して行動してみましょう。
 

支援サービスを調べておく


 
パパ自身もストレスや疲労が溜まらないように、たまには息抜きをしましょう。

先輩パパに相談したり、(義)両親に頼ったり、自治体が紹介している家事支援や育児支援サポートを利用するのも一つの手です。

どういった支援サービスがあるのか、利用方法や金額などを事前に確認して、こういった支援があるということを知っておくだけでも安心です。

たまには支援サービスを利用して、夫婦で気分転換に出かけるのもいいのではないでしょうか。
 

お互いの思いやりも忘れずに

 
初めて赤ちゃんを迎える夫婦は、わからないことが多く、不安でイライラしてしまうことがあると思います。

しかし、事前にある程度の知識を得ていたり、心構えをしておけば、いざ育休が始まったときに対応の仕方や、心の持ちようが少しでも変わります。

そしてパパもママもお互いに思いやりを持って接し、大変でも楽しい育児休業にできるよう、育休前に準備をしておきましょう。
 

*参考元:日本経済新聞 パパ育休「とるだけ」防ぐには 家事・育児の予習肝心
 
 

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この記事を書いた人

BUILD編集部

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