2022/12/13更新
10月からたばこ1箱50円値上げに?たばこ税増税による価格改定【2020年版】
健康
2020年10月1日(木)からのたばこ税増税に伴い、日本たばこ産業(JT)は、たばこの小売定価を1箱当たり、約50円の値上げを発表しました。
紙巻たばこ136銘柄、葉巻たばこ16銘柄、パイプたばこ3銘柄、刻みたばこ3銘柄、かぎたばこ18銘柄、加熱式たばこ48銘柄の計224銘柄が、小売定価改定が決定されています。
4月1日から改正健康増進法が施行され、屋内では原則全面禁煙となっており、また新型コロナ対策として密を避けるよう、喫煙所の閉鎖も進んでいます。
過去には200円前後で買えていたたばこですが、どうしてこのように価格がどんどんと上がっていってしまったのでしょうか。
たばこ税とは
国内のたばこ市場は、たばこを買う人口の減少や高齢化のよるものから、喫煙規制の強化等の影響によってたばこをやめる人の増加など、販売数量の減少が継続しています。
販売数が減ったことにより品質を保つためのコストは高まっていく中、コスト削減に努めていましたが、今後も増税や人口減少などからたばこ市場は極めて厳しい状況が予測されます。
たばこは嗜好品の中でも、非常に税負担の重い商品です。
たばこの価格には、国たばこ税、地方たばこ税、たばこ特別税、消費税の4種類もの税金が含まれています。
例えば一般的な紙巻たばこでは、税負担率は6割にも達します。
2018年度国税収等の総計(約64兆2,241億円)のうち、国たばこ税・たばこ特別税は約1.5%を占めるほど、たばこ税は国にとって非常に重要な税でもあります。
参考:JTウェブサイト
価格改定が決定している主な銘柄
現在各社で発表されている価格改定が決定している主な銘柄は以下の通りです。
JT
- ナチュラル アメリカン スピリット 現行530円 → 改定570円
- セブンスター、ピース(20 本入) 現行510円 → 改定560円
- メビウス、ピアニッシモ 現行490円 → 改定540円
- ウィンストン 現行450円 → 改定500円
- キャメル 現行400円 → 改定450円
【代表的な加熱式たばこの改定価格】
- メビウス・プルーム・テック専用 現行490円 → 改定540円
- メビウス・プルーム・テック・プラス専用 現行500円 → 改定550円
- メビウス・プルーム・エス用 現行490円 → 改定540円
- キャメル・プルーム・エス用 現行460円 → 改定500円
【代表的な葉巻たばこの改定価格】
- キャメル・シガー 現行360円 → 改定400円
- わかば・シガー 現行360円 → 改定410円
- エコー・シガー 現行350円 → 改定400円
※個別銘柄の改定価格についてはこちらをご参考ください。
フィリップモリスジャパン
- マールボロブランド : 現行520円 → 改定570円
- ラーク・ブランド: 現行460円 → 改定500円
- フィリップモリス・ブランド: 現行380円 → 改定400円
【加熱式たばこの主な改定価格】
- マールボロ・ヒートスティック : 現行520円 → 改定550円
- マールボロ・ヒートスティック・ディメンションズ : 現行530円 → 改定560円
【葉巻たばこ(リトルシガー)の改定価格】
- フィリップ・モリスロードスター : 現行330円 → 改定380円
※個別銘柄の改定価格についてはこちらをご参考ください。
BATJ(ブリティッシュ・アメリカン・たばこ・ジャパン)
- ケントの主要銘柄 : 現行460円 → 改定500円
- ケント・エス・シリーズ : 現行440円 → 改定480円
- クールの主要銘柄 : 現行490円 → 改定530円
- ラッキー・ストライクの主要銘柄 : 現行520円 → 改定560円
- ラッキー・ストライク・エキスパートカット : 現行400円 → 改定430円
- ラッキー・ストライク・エキスパートカット・メンソール : 現行400円 → 改定430円
【加熱式たばこの主な改定価格】
- ケント・ネオスティック:現行 460 円→改定 480 円
- ネオ:現行500 円→改定 520 円
- ケント・ネオスティック(glo hyper 用) 現行470 円→改定 480 円
- ネオ・ポッド:現行 500 円 →改定520 円
【葉巻たばこの主な改定価格】
- ケント・リーフ・ウルトラライト:現行400円 → 改定450円
- クール・ループド:現行360円 → 改定400円
- ラッキー・ストライク・フィルター・シガリロ(スーパースリム):現行360円 → 改定400円
※個別銘柄の改定価格についてはこちらをご参考ください。
喫煙者だけの問題ではないたばこ増税
今やたばこの定価が1000円にもなるかもしれないと言われている時代です。
たばこ税で税収が取れなくなった場合、非喫煙者にその税収分が回ってくることでしょう。
将来的にたばこの価格と税収はどうなっていくのか、喫煙者も非喫煙者も注目していきましょう。
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