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2020/06/22更新

初心者でもできる!基本と種類を知って盆栽を初めてみよう

趣味

自然の風景を模して造形する盆栽は、和の趣と上品で落ち着きがあり、幅広い層に愛されています。
海外では、日本語の発音を基にした「BONSAI」で通じることが多いほど世界的にも人気です。

育てるのが難しそう、敷居が高いと感じる盆栽でも、今はバリエーションも豊富であり、初心者でも育てやすいものもあります。
今回は、知っておきたい盆栽の基本と種類などをご紹介します。
 

盆栽とは

盆栽とは、小さい鉢に樹を植えて、そこに季節や周りの風景を表現し造形するもののことを言います。
花そのものを愛でる鉢植え鑑賞とは違い、枝の出方や葉の伸びかた、苔も含めて、自然の縮尺としての魅力があるのが特徴です。
 

木の種類

盆栽には、大きく分けて「松柏」「葉物」「花物」「実物」の4種類があります。

松柏

盆栽と聞いて想像する代表格が、松や柏の木を基本とした力強い盆栽です。
松柏は生命力が強く、かつ比較的成長が遅いので、技術があれば枝の伸びかたもコントロールして造形美を表現することができます。

葉物

主に草を使用する盆栽で、別名雑木盆栽とも言います。
昔はメインの盆栽の横に「添え」として置かれていた草ですが、今では単体で盆栽もつくられています。
草物盆栽は初心者でも育てやすく、種類によっては室内でも育てることができます。

花物

花物盆栽は、桜や梅などの花をつける木を主役にした盆栽です。
見た目だけではなく香りも楽しめるのが特徴であり、比較的育てやすいものも多いので初心者向けの盆栽です。

実物

実物盆栽は、実をつける木を使用した盆栽です。
季節になると赤や黄色やオレンジなどの鮮やかな実を鑑賞できます。
実物盆栽の種類には、さくらんぼなどの実際に食べることできる盆栽も多いのが特徴です。
 

木の形態

盆栽には基本の樹形があり、それらは主に「風」を意識した形で分類されます。
樹形は自然の形であるのが美しいとされ、松であるなら松らしく、杉であるなら杉らしい形にした方が、より盆栽の良さを引き出せます。

盆栽は自由であり、必ずしも形に囚われる必要はありませんが、基本の形を知っていれば自分が表現したい樹形も想像しやすいので、代表的なものを知っておきましょう。

直幹・模様木

まっすぐに伸び、枝は前後左右にバランス良く配置され、どっしりと構えている盆栽の基本的な樹形を「直幹」と言います。
幹がねじれたりしていたりなどの表現を使っているものは「模様木」と言います。

ほかにも一本の幹がどちらかの方向に傾く「斜幹」と呼ばれるものや、2本の幹を持つ「双樹」と呼ばれるものもあります。

懸崖・ 吹き流し

盆栽は自然を表現するものであり、その中には自然環境の厳しさに耐える木々の姿を表現したものもあります。
「吹き流し」と呼ばれる盆栽は、幹を流して、強い風に耐える姿を表したものです。

また厳しい条件下で切り立った崖から生える木々を表現した「懸崖」は、上へと伸びる自然な成長に逆らい下へと垂れ下がるように幹を成長させるのが特徴です。

寄せ植え

森を表現する寄せ植えという盆栽は、主に杉やブナなどで表現されることが多い盆栽です。
全体の樹の配置だけでなく、枝の配置などでも森林を表現する必要があるので、難度の高い樹形のうちのひとつです。
 

自分好みの盆栽を作り出そう

盆栽は、小さな鉢で表現する自然そのものです。
四季を間近に感じられる盆栽は、ゆったりとした時間を感じさせ、心が穏やかになります。

日当たりのいい場所で水やりをしっかり行えば愛着も湧いてきます。
この機会に、盆栽を新しい趣味に加えてみてはいかがですか?

 

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BUILD編集部

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