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2021/01/13更新

【2021年】今年の方角は南南東!恵方巻きの方角の決め方と由来

趣味

2月といえば節分。
今年2021年の節分は、通年よりも1日早い2月2日です。
節分と立春の前日の新年を祝う行事を指し、今年は国立天文台が観測・計算して発表する「立春」の日が2月3日となったため、節分の日も1日早まりました。

節分には昔から豆を撒いて鬼を追い払う豆まきや、恵方巻きを食べる文化があります。
七福神にちなんで7種類の具材を入れ、縁起を担いでいる恵方巻きは、うなぎやかんぴょうなどの具材を使ったものが代表的です。
近年では海老や肉などの食材を使ったさまざまな種類が販売されています。

今回は、そんな節分前に知っておきたい恵方巻きの方角と正しい食べ方などをご紹介します。

 

恵方とは

恵方巻きの恵方とは、その年の福徳を司る神・歳徳神(としとくじん)という神様のいる場所を指します。
歳徳神のいる方角は毎年異なるので恵方巻きの方角は毎年変化しますが、実は恵方は4方角しかありません。

  • 東北東やや東(ほぼ東でわずかに北寄り)
  • 西南西やや西(ほぼ西でわずかに南寄り)
  • 南南東やや南(ほぼ南でわずかに東寄り)
  • 北北西やや北(ほぼ北でわずかに西寄り)

 
これらの方角を定めるのは、干支の十干(じっかん)です。
十干とは、十二支に並ぶ古代中国から生まれた10の要素の順列のことを言い、甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)から成り立ちます。

今年2021年の干支は丑年ですが、これは十二支と呼ばれる12の要素の順列から選ばれたものです。
同様に、十干も西暦年の1の位で毎年定められています。


やや、という言い方は、日本の方角の定め方が32方位なのに対して、恵方は24方位で決められているためです。

 

恵方巻きの正しい食べ方

恵方巻きは、恵方を向いて無言で願い事を思い浮かべ、太巻きを丸かじりするのが習わしです。
包丁で切らずに丸かじりするのは縁を切らないため、と言う縁起担ぎの意味合いがあるそうです。

このような文化は江戸時代末期から定着したと言われています。
諸説ありますが、大阪の芸妓や商人などが商売繁盛を願って始めたのが由来だとされています。
太巻きを一本丸々食べるのも、「一気に食べて運を掴む」などという意味合いが大きいそうです。

近年では節分が近くなるとスーパーやコンビニでも恵方巻きが売られているのを目にします。
これは1983年に大阪・兵庫のファミリーマートが冬場の売上げ対策に始めたことがきっかけで、大阪から全国へと広がりました。

 

恵方巻きを食べて運気をあげよう!

普段の生活で太巻きを一本丸々食べることは少ないですから、慌てて食べれば喉をつまらせる危険性もあります。
食べる際には自分のペースで食べるように注意しましょう。

まだまだいろいろと我慢が続く日々が続きます。
できる範囲で行事を楽しんで、おいしい恵方巻きで運気をあげてみましょう!
 

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