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2023/12/01更新

冬がベストシーズン!堤防から尺アジが釣れる「カゴ釣り」について解説

趣味

2021年12月21日公開  2023年12月2日更新
 

冬は釣れる魚が減り釣れにくくなるため、冬が深まるほど堤防に通う人も減っていきますね。

そして、予想よりも厳しい寒さになるため、冬の釣りを経験した釣り人ほどやりたがりません。

しかし、その冬の堤防釣りでベストシーズンを迎える魚がいます。

それが尺アジです。

今回は尺アジについて、尺アジを狙う釣り方のカゴ釣りについて解説していきます。
 

尺アジとは


 
尺アジとは、尺(約30センチ)を超すアジのことを指します。

アジといえばサビキ釣りですが、堤防からのサビキ釣りで釣れるアジのほとんどは10センチ~20センチ前後、大きくても25センチ程度です。

そのため尺アジは堤防からのサビキ釣りでは釣れない大型アジとして名高いです。
 

尺アジが釣れる季節

尺アジは冬がベストシーズン。

夏~秋はその年生まれた10センチ~15センチ程度の小さなアジが群れており、尺アジを狙って釣るのは難しいです。

小さなアジは冬に向かうにつれて大きくなり、水温が低くなると水温が安定している沖へと向かいます。

その際、アジは「回遊型」と「居付き型」に分かれます。

回遊型のアジはどんどん沖の方へ向かうのですが、居付き型のアジは堤防から近く、水温が安定しているポイントに居付きます。

居付き型のアジはその後も回遊をせず、堤防の近くで冬を越します。

冬を越し、そのまま2年~3年同じ場所に居付いたアジは30センチ近くまで成長していきます。

これが、冬でも堤防から釣れる尺アジの正体です。

冬はほかの魚も水温が安定している沖に行ってしまうため、エサ取りの数が極端に減る季節となります。

そのため、尺アジだけを狙うには冬が適しているといえるのです。

また、その年生まれたアジも冬には20センチ近くまで成長しているため、冬に釣れるアジはアベレージが大きいのもメリットです。
 

尺アジが釣れる時間帯


 
アジはほかの魚同様、マズメ時(日の出・日の入り前後1時間ほど)に釣れやすいです。

尺アジは特にその傾向が強く、冬はさらに顕著になります。

そのため、冬の尺アジ釣りはマズメ時を狙いましょう。
 

尺アジが釣れるポイント

アジは冬を越す際、水温が安定する水深が深い場所に居付くため、冬にアジが釣れるポイントは水深が深い場所となります。

10メートル以上水深がある場所が好ポイントです。

また、大きいアジほど深場にいる傾向があるため、尺アジは水深が深い場所の底付近がポイントとなります。
 

尺アジの狙い方


 
足元で水深10メートル以上ある堤防は少ないため、水深10メートル以上ある場所まで仕掛けを投げる必要があります。

場合によっては遠投が必要です。

また、深場に仕掛けを落とし、撒き餌でアジを寄せ付けなくてはなりません。

仕掛けを投げ入れた場所、特に遠投した先でエサを撒きながら深場を狙うにはカゴ釣りが最も適しているため、冬の尺アジはカゴ釣りで狙いましょう。
 

カゴ釣りとは

カゴ釣りとは、カゴと呼ばれる仕掛けとウキを使用する釣りです。

カゴにエサを詰めて投げることで沖にエサを撒くことができるため、遠くのポイントでも魚を寄せ付けることができます。

そのため、撒き餌で寄せ付ける必要がある冬のアジ釣りではカゴ釣りが最も適しています。
 

カゴ釣りのエサ

 
アジを狙うカゴ釣りの場合、撒き餌はアミコマセ、オキアミどちらでも構いません。

撒き餌に集魚剤を混ぜると釣果が上がるため、使用をおすすめします。

撒き餌にオキアミを使用する場合はオキアミをそのまま針につければよいですが、アミコマセを使用する場合は、付け餌としてオキアミを用意する必要があります。
 

カゴ釣りの竿

 
カゴ釣りでは磯竿を使用します。
特にこだわりがなければ4号の磯竿がおすすめです。

4号竿は重い仕掛けでも扱うことができるだめ、エサを詰めて重くなったカゴを投げるには適しています。
 

カゴ釣りのリール

 
カゴ釣りのリールは遠投を想定して選びましょう。

極端に大きいリールである必要はなく、ナイロン・フロロカーボン5号が200~250m巻けるリールが適しています。
 

カゴ釣りの釣り方

 
カゴ釣りは針にオキアミを付け、カゴに撒き餌を詰めて狙ったポイントへと投げます。

その際、オキアミを付けた針をカゴの中に入れておくと仕掛けが絡んでしまうことを減らせます。
 

カゴ釣りで尺アジを狙う方法とは

先述したように冬の尺アジは水深が深い場所の底付近にいます。
そのため、ウキを深く設定し底付近に針が来るようにしなければなりません。

水深がわからない釣り場で最初から深く設定してしまうと針が底につき、根がかってしまう可能性が増えるため、最初は浅く設定し、徐々に深く調節していきましょう。

釣り場の水深がわかればウキの調節が簡単なため、ネットなどで事前に調べておくとよいです。

また、カゴ釣りはできるだけ同じポイントに投げ入れてください。

色々な場所に投げ入れるとエサが分散されてしまい、アジもそのエサを追って分散してしまいます。

同じポイントにエサを撒くことでアジが1箇所に集まり、釣りやすくなります。
 

冬はカゴ釣りで尺アジを釣ろう!

冬の堤防は寒く非常に厳しい環境ですが、尺アジのベストシーズンとなります。

夏~秋に小さなアジを数釣るのも楽しいですが、大きなアジは引きの強さも味もよいです。

是非この冬に、尺アジをカゴ釣りで狙ってみましょう。

寒さ対策は忘れずに!
 
 

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この記事を書いた人

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