2020/11/24更新
若くても老眼になってしまう場合がある!?スマホ老眼の症状と予防策
生活
最近、なんだか目の焦点が合わなかったり、手元が見えづらくなったなどの経験はありませんか?
以前より目が疲れやすくなっていたりすれば、もしかするとスマホ老眼になっているかもしれません。
放置しすぎると肩や首、頭などの痛みに連鎖する可能性もあるので、馬鹿にできないスマホ老眼。
スマホが普及した今だからこそ、どのような症状がスマホ老眼にあたるのか知っておきましょう。
スマホ老眼とは
スマホ老眼とは、スマートフォンを長時間の使用によることで引き起こされる、目の焦点などが合わない現象のことを言います。
しかしながら加齢による老眼と異なり、若い世代にみられるスマホ老眼の場合、症状は一時的なことが多いのも特徴のひとつです。
疲れ目などで視力に幅が出るというのも一般的な老眼と異なります。
人間の目の構造でピント調節に関係するものは、カメラのレンズのような働きをする水晶体と、周りの筋肉の毛様体筋です。
一般的な老眼は、加齢によって水晶体が硬くなったり、毛様体筋が衰えたりすることでピント調節機能が低下した状態です。
しかしスマホ老眼は、至近距離でスマホなどを見続けることにより、毛様体筋が凝り固まり、ピント調節が正常にできなくなった状態を言います。
これは目の構造が、近くを見るときには毛様体筋を縮めて水晶体を厚くし、ピントをあわせ、逆に遠くを見るときには毛様体筋を緩めて水晶体を薄くするためです。
常にスマホなどを近距離で見ている生活を繰り返していると、毛様体筋が正常に働かなくなるため、老眼のような症状になります。
スマホ老眼にならないために
スマホ老眼を放っておくと、見えにくいだけでなく、目を細めて無理に見ようとすれば肩こりや頭痛などの弊害も生まれます。
スマホ老眼にならないために、日々の生活で予防を心がけましょう。
定期的に休憩する
スマホやパソコンなどの作業をするときに、1時間ごとに10分ほど休憩するように心がけましょう。
遠くの景色を見たり、スマホから顔を離すなど目を休めるように意識することで、目の疲労を軽減できます。
また、スマホのブルーライトも目に負担を与える場合があります。
画面にブルーライトカットシートを貼ったり、画面の明るさを落とすなどの予防をしましょう。
ほかにも目薬を使ったり、目を温めることも効果的です。
温かいタオルなどで目を温めることで、血行が促進されて毛様体筋の緊張がほぐれます。
目との距離を保つ
スマホと目の距離を物理的に離すことも効果的です。
普段距離が近いという認識がある人は、画面から40cmほど離すように意識しましょう。
目に良い成分を摂る
目に良いとされている成分のアントシアニンには、目の疲労によるかすみを予防する効果があると言われています。
アントシアニンは、ブルーベリーなどに多く含まれているので、食生活に取り入れてみましょう。
十分な睡眠をとる
老眼と違い、スマホ老眼の原因は目の酷使によるものです。
睡眠を十分にとることで、スマホ老眼の予防や改善が見込めます。
人によっては3時間で十分な休息を取れたり、10時間以上寝ないとすっきりしない人などいます。
日本人の平均睡眠時間は7時間程度だと言われていますが、自分に合った睡眠時間を見つけましょう。
スマホ老眼を予防しよう
スマホが普及した今、全く見ない生活は難しいのが現実です。
正しい知識をつけた上で早めに対策すればスマホ老眼を予防することもできるので、今回紹介した予防策を試してみてください。
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