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2023/08/05更新

清潔で長持ち!めんどくさがりでもできる正しい水筒の洗い方

生活

 
現場にマイボトルや水筒を持っていって、節約をしている人は多いのではないでしょうか。

ですが水筒の構造によっては、細かい部品や水筒の奥まで手が届かないなど、洗いにくかったりしますよね。

ただ水洗いをするだけでは、全ての汚れを落としきることはできません。
汚れを放置すれば、菌やカビが繁殖する場合もあります。

毎日口につけるものだから、清潔でありたいものですよね。

今回は水筒の正しい洗い方と、めんどくさがりでもできる、水筒のお手入れ方法を紹介します。
 

基本の水筒の洗い方


 
現場に水筒を持っていく際、麦茶などのほかに、夏場だとスポーツ飲料を持っていく場合もあります。

スポーツ飲料には砂糖や塩分などが含まれているので、長時間放置すればステンレスが腐食したり、カビの原因になることも。

カビの繁殖した水筒で水分補給をすれば、体調を崩す原因にもなりますので、毎日きれいに洗いましょう。
 

【洗い方】

  • 蓋、本体だけでなく蓋部分にあるパッキンも含めて外します。
    パッキンの隙間にも飲み物が残っていればカビの原因になるので、しっかり分解しましょう。

  • やわらかいスポンジと食器用洗剤を使って、流水で洗います。
    スポンジの裏のザラザラとした面は水筒の内側のステンレスを傷つけ、サビの原因になったりするので気をつけてください。

  • お湯ですすぐ。
    お湯を使うことで乾くのが早くなります。

  • すすいだ後は表面を清潔なタオルで拭き、逆さにした状態で乾かす。

 

水筒の奥に手が届かないときは、柄がついたスポンジを使います!
100円ショップなどにも売っている柄付きスポンジは、手が届きにくい水筒の奥までしっかり洗ってくれます。

家庭にない場合は、菜箸とスポンジを輪ゴムで組み合わせた簡単柄付きスポンジを作ることもできます。
 

めんどくさがりの向けほったらかし洗い術


 
毎日キチンと洗っていても、水筒の奥の汚れはどうしてもついてしまうものです。

しつこい茶しぶや汚れを落とすには、つけ置きするだけの「ほったらかし洗い術」で汚れをきれいに洗い落としましょう!
 

 
水筒の内側にできることのある斑点状の赤いさびは、水に含まれる鉄分などが変質したものです。

ぬるま湯で内容量の10%ほどに薄めた酢を水筒に入れ、30分放置します。
30分後に酢を捨てて、酢が残らないようによく洗いましょう。
 

クエン酸

 
クエン酸は、白っぽい水垢汚れなどを落とすときに役立ちます。
水筒の内側に付着するザラザラしたものは、水に含まれるカルシウムやカルキなどによるものです。

ぬるま湯にクエン酸を1~2%ほど入れたものを水筒に入れ、3時間放置します。
3時間後、クエン酸が内部に残らないようにしっかり洗いましょう。
 

酵素系漂白剤

 
においなどが気になる場合は、キッチンハイターなどの酵素系漂白剤でつけ置き洗いをします。

蓋やパッキンなどの部分は、プラスチック容器に酵素系漂白剤と水を入れ30分つけ置きし、本体にはぬるま湯に酵素系漂白剤を入れたものを流し込み、30分つけ置きします。

30分後、漂白剤が残らないように流水で十分に洗い落としましょう。
 

NGな洗い方


 
水筒をきれいにしようと思っていたら、逆に水筒を傷つけてしまう場合もあります。

知らず知らずのうちに使えなくなってしまった…なんてことにならないようにNGな洗い方を知っておきましょう。
 

金たわしを使う

 
ステンレスはサビない鉄とも言われていますが、ひっかき傷などの細かな傷がつくとそこからサビていきます。

金たわしなどで水筒内部を傷つけてしまうと、劣化を早めてしまいます。

また塩分の含まれているスポーツドリンクをサビた水筒に入れてしまうと、金属が溶け出して飲み物の味を低下させたり、溶けた金属がたくさん含まれたスポーツドリンクを飲んでしまうと中毒を起こしてしまう可能性もあるため危険です。

力任せに汚れをとるのではなく、汚れは溶かして落とし、普段はやわらかいスポンジで優しく洗うことを意識しましょう。
 

クレンザーや重曹でのゴシゴシ洗い

 
クレンザーや重曹などの粒子が荒いものでゴシゴシ洗いをすれば、水筒を傷つける原因にもなります。

工具などのサビを落とすときにクレンザーと酢を混ぜて使っている人もいますが、粒子がステンレス内部を傷つけてしまう可能性があるので使わないようにしましょう。
 

熱湯洗浄

 
食洗機などでパパッと便利に洗ってもらいたいときなどに使ってしまいがちですが、熱湯洗浄を行うと水筒内部で歪みが発生してしまったり、外側の塗装がはげてしまう原因にもなります。

内部の歪みによって蓋が閉まりにくくなり、漏れの原因にも繋がり水筒として使えなくなる場合もあるので気をつけましょう。
 

塩素系漂白剤

 
酵素系漂白剤は、水筒のお手入れに有効ですが、塩素系漂白剤は水筒のサビの原因になります。
ハイターなどの塩素系漂白剤は、水筒の劣化を早めてしまうので使用は避けてください。

ステンレス素材の水筒には使用することはできませんが、プラスチック素材の水筒には使用することができます。
素材に合わせて使い分けていきましょう。
 

正しく洗って清潔に長く使おう

 
水筒は毎日使うものだからこそ、常に清潔でありたいものです。

日々の洗浄は細かい部品も洗えるスプレータイプを使い、着色やカルキなどの汚れが気になったら、クエン酸や酵素系漂白剤を使うなどして、洗い方を分けましょう。

正しい洗い方をして、水筒を清潔に長持ちさせたいですね!
 
 

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この記事を書いた人

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