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2020/11/28更新

日本人の約3割は睡眠で悩んでいる?気持ちよく寝るための枕の選び方

生活

寝るときになんだか寝苦しかったり、寝付きが悪かったりする経験、ありませんか?
厚生労働省が、2019年11月に「国民健康・栄養調査」を、無作為に選んだ国民を対象に実施しました。
結果、男女ともに 20~50 歳代では「日中、眠気を感じた」と答えた人が約3割と、最も高い結果となりました。
日中眠気を感じた、というのは夜間満足に睡眠ができていないという意味と同様です。
ほかにも、1日の平均睡眠時間は、6時間未満の人の割合は男性 37.5%女性 40.6%となってます。

参考:厚生労働省

このように、睡眠に対して満足していない人が、国民の約3割をしめているというのは、生真面目な日本人の特徴とも言えます。
睡眠の質を上げるためには、様々な工夫をする必要があります。

今回は、睡眠の質を上げるアイテムとして最も重要とも言える「枕」についてご紹介します。
普段枕をせずに寝ることが多い、気がつけば枕を使用していないなどという人も必見です!

 

自分に合った枕を選ぶコツ

睡眠の質を上げるためには、今使っている枕が自分に合っているのかチェックしましょう。
自分に合っていない枕を使い続けていると、睡眠に質が下がったり、肩こりや頭痛の原因にもなります。

人間の脊柱は、S字を描くようなカーブになっているので、寝ているときの姿勢を自然な形で支えるためにも、枕というのは非常に重要なアイテムです。

起きたときに枕が頭の下にあるか、倦怠感や首、肩、腰に違和感がないかどうかを今一度確認してみましょう。

枕の高さ

枕を選ぶときに、高さはとても重要です。
枕が高すぎると、首が不自然な形に曲がってしまい、肩こりや首筋の痛みの原因になります。

また、そのせいで寝起きの頭痛を引き起こすこともあります。
逆に枕が低すぎると、頭に血が上り、寝付きが悪くなったりする場合もあります。

男性や日常的に運動をしている筋肉質な人は、高めの枕の方が向いている傾向にあり、女性や細身の人は低めの枕が向いている傾向にあります。

枕の大きさ

枕の大きさは、体格や好みによって枕との相性が異なるので、選ぶ上で非常に重要なポイントです。
寝返りが多かったり、体格が大きかったりで選ぶ枕の大きさも変わってきます。

Mサイズ(43×63cm)【標準サイズ】

一般的な日本人の肩幅を基準とした標準的な大きさの枕です。
デザインや素材などの選択肢が多く、好きなものを選びやすいのが特徴です。

Lサイズ(50×70cm)

標準的なMサイズよりも一回りくらい大きめであり、ホテルなどでよく使用されている枕サイズです。
頭から肩上部までをしっかり支えてくれるので、包まれるような心地がするのが特徴です。

セミロングサイズ(43×90cm)

横幅がLサイズよりもかなり大きいのが特徴の枕です。
寝返りを頻繁にする人や、ゆったり寝たい人などに人気のサイズです。

ロングサイズ(43×120cm)

セミロングよりもさらに横幅が長くなっており、夫婦など2人で使うことを想定されている枕です。
寝返りを頻繁にするけど枕から落ちたくない人におすすめです。

枕の素材

ダウン(羽毛)

通気性や吸湿性、発散性があり、水鳥の羽根のフワッとした柔らかさが特徴です。
寒い時期は暖かく、暑い時期は涼感があるので、人気の素材です。

パイプ

短いストローのような形の素材です。
サイズ感や柔らかさなどの種類が多いので、好みに合わせてカスタマイズできます。
通気性にも優れており、家庭で洗濯することも可能なほか、へたれにくいので長持ちしやすいです。

低反発ウレタン

元々宇宙飛行士用に開発された素材であり、もちっとした弾力と触り心地が特徴です。
体型や寝るときの姿勢に合わせてフィットするので、どのような人でも使えるのがポイントです。

ポリエステルわた

柔らかな触感とクッション性を持つ素材です。
特殊加工した「コンフォロフトわた」は、従来のポリエステルわたよりも通気性とクッション性が高くなっています。
ポリエステルわたを粒状に加工した「粒わた」は、わた状のものに比べて反発力が少なく、また粒が動くため、頭にフィットしやすいのが特徴です。
比較的安価であり、自宅で丸洗いもできることから人気の素材となっています。

 

メンテナンスも忘れずに!

プラスチック素材の枕やポリエステルわたを使用した枕なら洗濯機や手洗いで洗うことができますが、羽毛などの天然素材のものや低反発ウレタンは自宅で洗うことが困難です。
洗えない素材の枕の場合、週1回の頻度で陰干しします。

枕の耐久年数は素材によって異なりますが、おおよそ3年程度を目安に交換すると良いです。

自分に合った枕を見つけて、より睡眠の質を向上させましょう。
 

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この記事を書いた人

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