2023/09/05更新
叩くだけでも効果あり!?虫除けがなくても蚊に刺されにくくする方法
生活
夏といえば海水浴、花火、キャンプ、プールなど、外での活動が楽しい時期。
しかしこの時期、外での楽しみに潜んでいる地味に厄介な「蚊」。
血が吸われたあげく猛烈な痒みに襲われ、最悪の場合は感染症にかかってしまうことも考えられる、恐ろしい存在です。
そこで今回は、蚊がよってくる条件と、なるべく蚊に刺されにくくする方法について紹介します。
蚊に刺されやすい人、刺されにくい人の差が分かりますよ!
目次
蚊が寄ってくる条件とは
蚊は、人から発生している二酸化炭素を感知して移動し、生物から発する匂いを識別して人(対象生物)の近くに寄り、体温の高い人に吸血します。
二酸化炭素:運動・飲酒
10m先の二酸化炭素や大気中の炭酸ガス濃度が0.01%変わっただけでも感知することができると言われています。
呼吸で排出される二酸化炭素ですが、運動後や飲酒後は特に二酸化炭素の排出量が増えるので、蚊が寄ってきやすくなります。
匂い:足のニオイ
人や動物が発する匂いを感知して、吸血対象かを識別します。
特に人の足のニオイを発生させている物質が蚊を誘引すると言われており、足のニオイがきつい人は刺されやすくなります。
体温
蚊は温度も感知し、吸血対象物かを識別します。
37℃前後の体温に誘引されやすいため、体温が高めの妊婦や幼児が刺されやすくなります。
その他:汗、血液型、色
そのほか汗をかきやすい人は、汗が蒸発するのに反応し寄ってきやすいという実験結果があります。
血液型に関しては、O型 → B型 → AB型 → A型の順に刺されやすいという実験結果がありますが、O型が蚊に好かれる理由は解明されていません。
また光の波長で色を見分けている蚊の性質から、白いものよりもはっきりと識別できる黒いものを好みます。
つまり、肌の色が白い人よりも、色黒の人の方が刺されやすい傾向にあります。
参考元:
*池庄司敏明 (1976). “生物コーナー 蚊の誘引物
*有限会社モストップ ABO式血液型、分泌・非分泌型と蚊の嗜好性について
刺されないための対策
虫除けがなくても、蚊に刺されにくくする対策を紹介します。
こまめに汗を拭き取る
汗が蒸発するときに寄ってきやすいため、こまめに汗を拭き取るだけでも効果があります。
タオルのほかに、汗のニオイを消臭する効果のあるボディーシートを使うのも有効的です。
また汗だけでなく、普段から足のニオイを減らすために、よく洗い清潔に保つのもポイントです。
服装
黒い服だけでなく、黒に近い服装も蚊を引き寄せやすくなるため、白や白っぽい色の服装を選んで着るのがおすすめです。
また肌の露出を減らすことも大切ですが、体にぴったりあったサイズの服だと、服の上から刺されてしまうこともあるため、少し余裕のあるサイズ感だと安心です。
蚊を叩く
蚊を叩こうとして失敗し、悔しい思いをしたことがある人は多いのではないでしょうか。
しかしこの行為は、刺されにくくするのに効果的ということが判明しています。
蚊に刺されそうになったときに叩くと、蚊はそのときの体験と叩こうとした人の匂いを覚えて、避けるようになるという研究結果が発表されています。
たくさんの蚊に狙われたら難しいですが、数匹の蚊であれば、叩いて追い払ってみると蚊はほかの人を狙うようになるかもしれません。
*参考元:NATIONAL GEOGRAPHIC 蚊は叩こうとした人を覚えて避ける、はじめて判明
色黒でO型、お酒好きで汗をかきやすい人は要注意!
夏から秋にかけて終わらない蚊との戦い。
刺されると痒くなるだけでなく、感染症にかかってしまう可能性もあるため、なるべく刺されるのは避けたいもの。
もしあなたがO型で、日焼けした肌、汗をかきやすいとなれば、蚊が好む条件が揃っているため要注意!
刺されやすい特徴が少なくても、外に出るときは服装に気をつけて、こまめに汗を拭き取り虫除けも併せて使うことで、蚊を寄せつけないようにしていきたいですね。
▽薬がないのに蚊に刺されてしまったら▽
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