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2021/08/23更新

なんとなくで選んでない?自分に合ったワイヤレスイヤホンの選び方

生活

 
デバイスの無線接続が主流となり、現在ではイヤホンジャックのないスマートフォンの機種が増えていますね。
スマートフォンと一緒に使うことの多いイヤホンも、ワイヤレスイヤホンを選ぶ機会が多くなってきています。
そんなワイヤレスイヤホンをなんとなくで選び、使っている人が多くいるのではないでしょうか。

そこで今回は、購入前に知っておきたいワイヤレスイヤホンの選ぶポイントについて紹介します。
 

イヤホンの種類を確認する


 
ワイヤレスイヤホンには色々なタイプがあり、用途や目的に合わせて選ぶことができます。

ワイヤレスイヤホンの種類

  • 完全独立タイプ   
    一番主流の形。デザインや機種など種類が豊富。無くしやすい。
  • 左右一体タイプ   
    首にかけられるため無くしにくいが、タッチノイズが出やすい。
  • ネックバンドタイプ 
    長時間再生が可能だが、規格が大きめ。
  • 骨伝導タイプ    
    ながら聴きができるが、遮断性が低いため音漏れがしやすい。
  • 片耳タイプ     
    音楽を聴くというよりは、通話に適している。

 
またスピーカー部分の装着方法もいくつかあり、それぞれメリット・デメリットを知って選ぶことで、快適に使用することができます。

イヤホンの装着方法違い

  • カナル型
    耳に差し込むタイプ。安定したつけ心地だが、長時間つけると痛くなる。
  • インナーイヤー型
    みみにはめ込むタイプ。外れやすいが、耳が疲れにくい。
  • イヤーフック型
    カナル型やインナーイヤー型に耳にかけるフックがついたもの。メガネとの併用ができないものもある。
  • イヤーカフ型
    軟骨部分に挟むタイプ。開放的で外れにくいが、音漏れしやすい。

 
ワイヤレスイヤホンの種類や、装着方法の違いについて、さらに詳しく書かれた記事も参考にしてみてください。
購入前に知っておきたい!自分に合ったワイヤレスイヤホンの種類とは
 

コーデックを確認する


 
ワイヤレスイヤホンを選ぶときに気になるのが音質
できるだけ高音質で聞けるイヤホンを選ぶには、ワイヤレスイヤホンだけでなく、接続したい端末が対応しているコーデックを確認しないといけません。

ワイヤレスイヤホンは、音楽などを再生するための端末からBluetoothを使ってデータを送り、受け取ったワイヤレスイヤホンからその音声が聞ける仕組みになっています。

この音声データを送る際そのままの容量では大きすぎてしまうため、データを圧縮してから送信するのですが、この圧縮変換方式のことをコーデックと呼びます。

コーデックには様々な種類があり、データを送る速度や音質など、それぞれの特徴が異なります。

コーデックの種類

  • SBC
    基本的なコーデックで全てのワイヤレスイヤホンが対応している。音質も標準レベルでやや遅延がある。
  • AAC
    Apple製品に搭載されている、データの変化が少ないコーデック。SBCよりも高音質で遅延が少ない。
  • aptX
    Androidに主に搭載されている、CD音源相当の高音質コーデック。AACよりも高音質で遅延が少ない。
  • aptX HD
    aptXを上回る、ハイレゾ相当の高音質コーデック。
  • aptX LL
    aptXよりもさらに遅延が少ないコーデック。音楽ゲームなどに向いている。
  • LDAC
    主にAndroid8.0以降に搭載されている、ソニーが開発したaptX HDを上回るハイレゾ相当の高音質コーデック。3段階の音質を選択でき、最高音質はSBCよりも遅延がある。

 
※ 遅延に関しては、映画やゲームを楽しむ場合に気になる場合がありますが、音楽を聴くだけであれば基本的に気になることはほとんどありません。

 
ワイヤレスイヤホンと接続する端末それぞれが対応しているコーデックが合っていないと性能を発揮できず、2つが共通して対応しているコーデックでの再生となってしまいます。

ワイヤレスイヤホンを購入する前に、接続したい端末が対応しているコーデックを調べておきましょう。
 

対応プロファイルの有無


  
プロファイルとはBluetoothの仕様のことで、音声の再生・停止、スキップ、音量調整など、可能な操作機能のこと

ワイヤレスイヤホン本体が対応しているプロファイルの種類によっては、リモコン操作だけでなく、通話するための操作も可能になります。

ただし、Bluetoothで接続している端末とワイヤレスイヤホンの両方が、プロファイルに対応していないと通信することができず、操作することができないため注意。

ワイヤレスイヤホンの主なプロファイルの種類

  • AVRCP
    再生・停止・スキップ・音量調整などのリモコン操作ができる。
  • A2DP
    高音質、ステレオ音声*1のデータを送信する。
  • HSP
    ヘッドセットと通信し、双方向でモノラル音声*2のやり取りができる。通話も可能。
  • HFP
    HSPの機能に加えて、発信・着信などの操作ができる。

 
ワイヤレスイヤホンがAVRCPやHFP対応している場合、端末から操作をしなくてもイヤホンから直接操作できるため、手間を省くことができます。

*1 ステレオ音声・・・ 2つ以上のマイクで録音し、2つ以上のスピーカーから再生する音声
*2 モノラル音声・・・ 1個のマイクで録音し、1つのスピーカーから再生する音声
 

充電性能を検討する


 
ワイヤレスイヤホンは、充電が必ず必要となってきます。
そのため連続再生時間や、充電するスピードも購入前に確認しておきたいポイント。

完全ワイヤレスタイプよりも左右一体タイプ、左右一体タイプよりもネックバンドタイプの方が、平均的に連続再生時間が長い傾向にあります。しかし、ワイヤレスイヤホンの性能だけでなく、使い方によっても再生時間は変わってきます。
大音量で聞く、リモコンの操作を頻繁に行う、通信距離が長いなどの使い方にも注意が必要です。

また連続再生時間だけでなく、充電方法や充電できるスピードも注目したいところ。

左右一体タイプやネックバンドタイプは、直接本体につなげて充電するタイプですが、完全独立タイプは充電ケースを充電してからイヤホンをケースに入れて充電をします。

充電ケースとイヤホンの両方を充電しないといけませんが、充電ケースの容量が大きければ大きいほど、1回のケースの充電で何回もイヤホンを充電することが可能。
充電ケースはコンパクトで持ち運びができるため、使用していない間にケースに収納しておけば充電ができ、使いたいときに充電量を気にせず使用できます。

普段どれくらいの時間イヤホンを使用するのかを思い返してみたり、充電するのが面倒に感じるなどの性格に合わせて選んでみてもいいかもしれません。
 

機能で選ぶ


 
ワイヤレスイヤホンには、性能だけでなく様々な機能が備わっているものも多くあります。
使う場面によっては、備わっていないと不便に感じてしまうこともあるので、購入前に確認しておきたいポイントです。
 

防水・防塵機能

 
落としてしまう可能性のある完全独立型ワイヤレスイヤホンや、汗や雨で濡れてしまう可能性のある運動時に使用するなどの場合、防水機能があると安心です。

防水・防塵の機能は「IP (International Protection)」コードの有無で見分けましょう。
IP規格は国際電気標準会議(IEC)が定めた、電気機器の防水・防塵性能のことで「IP◯◯」のように、IPの後に2桁の数字でそれぞれの性能のレベルをコード表示してます。

防水は一桁目(右側)に0〜8、防塵は2桁目(左側)に0〜6、試験を受けていない場合はXで表示されます。
ワイヤレスイヤホンの場合は、防水性能のものが多いため「IPX◯」のように表示されていることがほとんどです。
特にIPX4〜IPX8の防水性能のワイヤレスイヤホンが販売されていることが多くあります。

IPX4:いかなる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響を受けない。
IPX5:いかなる方向からの水の直接噴流を受けても有害な影響を受けない。
IPX6:いかなる方向からの水の直接噴流を受けても内部に水が入らない。
IPX7:定められた条件で水中に没しても内部に水が入らない。
IPX8:指定圧力の水中に常時没して使用できる。

 
*IPコードをわかりやすく掲載しているページ:摂津金属工業株式会社 IP保護等級について
 

ノイズキャンセリング

 
新幹線や飛行機の中、カフェなどで集中したいときなど、周囲の音を低減してくれるノイズキャンセリング機能。
ノイズキャンセリングを搭載した低価格な種類のワイヤレスイヤホンもありますが、効果がいまいちだったり、バッテリーも使うのでバッテリー容量が少ないと意味がありません。

ノイズキャンセリング技術の主な種類

  • パッシブのイズキャンセリング(PNC)
    積極的にノイズキャンセルせず、耳栓のようにイヤーピースの素材や形で耳を塞いで周囲の音をブロックする、受け身のタイプ。
    電源を使わないためバッテリーを気にする必要がありませんが、周囲の音を遮断するためアナウンスが聞こえにくいなどがあります。
  • アクティブノイズキャンセリング(ANC)
    周囲の音を専用のマイクで取り込んで、デジタル処理で積極的に音を打ち消すタイプ。
    サーっといったホワイトノイズを発生させる製品など、電源を使うためバッテリーが必要となります。
  • CVC(通話用)
    上記の2種類とは全く異なる、通話時のノイズキャンセリング。
    通話相手に自分の声を聞きやすくするため、周囲の騒音を消します。

 
メーカーや製品によって独自で開発した技術を搭載しているもの、ノイズキャンセリングの調整・自動調整できるもの、周囲の音は遮断してアナウンスは聞きやすくするものなど様々な種類があります。

ノイズキャンセリング機能が欲しい場合は、技術や性能も確認するようにしましょう。
 

マルチペアリング


 
ワイヤレスイヤホンに、複数の親機を登録できるマルチペアリング。

通常1つのワイヤレスイヤホンに1つの機器しか登録できず、スマートフォンにつなげていたものをパソコンに変えたいときなどは、その都度ペアリングをしないといけません。

マルチペアリング機能があれば、複数の機器を登録することができるため、毎回ペアリングする必要がなくなります。
ただし、複数の機器を同時接続することはできません。
 

マルチポイント

 
マルチポイントは、マルチペアリングした機器を同時接続できる機能のこと。

スマートフォンを2つ所有している場合、1つのスマホで音楽を聞いていても、どちらの着信にも気づくことができたり、プレーヤーなどで音楽を聞きながらパソコンでオンライン会議に参加する、ということまでできてしまいます。

接続できる台数は製品によって異なるため、必ず確認するようにしましょう。
 

フィット感

 
ワイヤレスイヤホンは耳にフィットしていないと外れやすく、紛失してしまう恐れがある一方、落ちにくくするためにピッタリしすぎると、長時間の装着で痛みが出てしまうことも考えられます。

フィット感は、イヤホンの種類や形にも影響してきます。

  • 完全ワイヤレスイヤホンであれば、重さが軽いもの
  • カナル型であればイヤーピースがサイズ別で複数付属しているもの
  • 落としにくく疲れが気になりにくいものならイヤーフック型にする

 
など、自分に合ったものを見つけましょう。
 

バランスを見て購入しよう!

 
性能、タイプ、フィット感、プラス機能など、ワイヤレスイヤホンを選ぶポイントはいくつもあります。
性能が良く、プラス機能が多いものとなると、金額もそれなりに高くなってしまいます。

まずは出せる金額から決めて、一番欲しい機能や性能、種類やデザインを確認、金額とのバランスを見ながら検討しましょう。

お気に入りの長く使えるワイヤレスイヤホンを手に入れてくださいね!
 
 

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BUILD編集部

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