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2022/08/09更新

建設業界へ就職・転職?まずは職種と現場での役割を知ろう

仕事

 
ここ近年、建築業界の需要は高まっており、今後も加速していくと言われています。
そんな建築業界ですが、仕事の種類や役割は数多く、実際の仕事についてあまり理解していない人も多いのではないでしょうか。

これから建築業界で働く人や、就職や転職を考えている人、建築業界でキャリアアップしたい人へ、この記事では「建設業界仕事の種類と役割分担」について解説します。
 

建設業界の仕事の種類

 
建設業界の仕事の種類は、大きく分けて以下の5つになります。

  • 施工管理
  • 設計
  • 技術
  • 営業
  • 事務

 
それぞれどういった仕事内容か、順番に解説していきましょう。
 

施工管理

施工管理とは、別名「現場監督」ともいいます。

施工現場で様々な人に指示をするポジションになります。

また指示するだけでなく、現場で働く人の安全や体調管理などにも気を配る必要があります。現場では、安全管理や品質管理を行います。

ほかにも、施工管理のポジションは現場だけでなく、施工の段取りをしている段階でも重要な役割を担います。
施工内容の話し合いでは常に中心人物となり、計画からスケジュール・進捗状況なども管理します。

施工管理での資格としては「職長安全衛生責任者」が必要となります。
そのほか、国家資格にあたる「建築施工管理技師」や「土木施工管理技士」の資格を持っていると、就職に有利になります。
 

設計

建設関係の仕事では、施工を始める前に必ず「設計図」というものが必要となります。
その設計図を作成するのが設計の仕事です。

設計の仕事は施主の意見を聞き、その意見を具体化した上で自身の考えた図面に落とし込んでいくテクニックが求められます。

設計の部門は主に3種類「意匠設計・構造設計・設備設計」に分かれます。

意匠設計は建物の外観の設計、構造設計は耐震構造など安全な生活を守るための設計、設備設計は電気や水道、ガスなどを使いやすいように設計するものです。

設計で代表的な資格は「建築設備士」になります。
 

技術

技術職は簡単にいうと、建築業の土台を支える職種ともいえます。
言い方を変えると職人さんと呼ばれる人のことです。

職人さんがいなければ、家を建てたりすることはできません。
特殊な技術を持つ職人さん、技術職は物を建てる、作る上ではとても重要な役割を担います。

技術職、職人で役立つ資格は施工内容によって様々であるため、一概にこれとは言えませんが「○○作業主任者」等の名前の資格が多いです。
 

営業

営業職は多くの人になじみがある、又は知られている職種ではないでしょうか。
建築業では2種類の営業があります。

1つ目は、施工の案件を取る営業です。

家を建てる交渉を地主にする営業や、設備のメンテナンス案件を取る営業、機器を導入するなど施工の案件を取る営業など、様々な種類のものが存在します。

施工前の案件を取る営業は、施工の段取りを考えることもあります。
案件を取るために大枠の工程を考え、説明することが大切になってきます。日々の職人さんとのコミュニケーションを通じて、施工に関する知識を蓄えておく必要があります。

2つ目は、施工後の物を販売する営業です。
代表的な例で言うと、家の賃貸契約、売買契約などがよく知られているものでしょう。

営業職は、実際に現場に入る機会は技術職と比べて減りますが、現場のことをよく知っておかないといけません。

現場知識を蓄えた上で、お客様に説明できるようになる必要があるからです。現場を知るために、一定期間現場で施工に携わることをおすすめします。

営業で代表的な資格も一概に指定はできませんが、営業する上では現場を知っていることが必要になるため、施工管理関係の資格がいいでしょう。
 

事務

事務職は会社や会社で働く人を支える、陰のヒーローです。

事務職があるからこそ、営業職や技術職は現場に赴くことができると言っても過言ではありません。

建築業界の事務職はほかの業界と違い、扱う額が大きくなるケースが多くなります。1件あたりの単価が高いため、その分やりがいを感じることもあるでしょう。

事務職で代表的な資格は「簿記」などがあります。
 

現場での役割分担

ここでは主に、施工現場での役割分担についてお話していきます。

施工中の役割分担は、

  • 作業員
  • 作業員補助
  • 現場監督

 
以上の3つでとなります。それぞれどういった役割分担がされているのか、紹介していきましょう。
 

作業員

現場仕事の役割分担の中で、1番人数の多いのが、作業員です。

作業員は土木作業員とも呼ばれ、主に肉体労働をする役割で、現場監督の指示を聞き、現場での目標を達成するために作業に取り組みます。

様々な作業内容があるため、作業員の中でも得意不得意な分野がでてきます。
そのため、その適正を見極めて作業員同士での役割分担も必要となります。

また、作業員の中でもリーダーを務めている人は、作業以外にもさらに役割が増えます。
現場監督からの指示を聞き、どの作業員をどこに配置したら作業が円滑に進むかを考えることです。

現場仕事では、当日の状況によって施工計画とは違った工程で作業を行うケースがあります。施主の意見によって大きく左右される仕事です。

そのため、当日のイレギュラーな対応にも冷静な判断のもと、作業を進めていくスキルが求められます。

はじめは作業するのみの役割ですが、中堅、ベテランになってくると作業員を指揮することでもやりがいを得られる仕事になります。
 

作業員補助

いわゆる修行中の身である、作業員補助。

その役割は、主に2種類あると言えます。

1つ目は、作業員から指示された工具を持っていくことです。

施工現場での第一歩は、まず工具の名前を覚えることから始まります。そのため、作業員から指示された工具を持って行くことで、工具の名前を覚えるいい機会になります。

また工具を覚えた後の第2ステップとしては、作業の工程を覚えること、作業員が欲しがっている工具を先読みして差し出すことです。

これができないといつまで経っても作業を行うことはできません。修行中の若手の最初の試練となります。

作業工程とその工程毎に使う工具を覚えないことには、作業を行うことはできません。
この行動ができるようになることは、今後作業員として現場デビューをして作業を行っていく上での土台になります。

ここで間違った覚え方や自分の先入観で物事を捉えてしまうと、今後の悪循環に繋がってしまいます。

作業員補助の時期は、作業をしたくて仕方なくなるときもあると思いますが、その気持ちを我慢して真摯に作業員の指示を聞きましょう。それが次のステップに進める近道でもあります。

2つ目は、作業員が安全に作業できるように補助することです。

現場作業では脚立を使う作業が多くあります。作業員が脚立から落ちることや、脚立の上から工具を落として下にいる人が怪我をしてしまうなど、様々な危険なケースが考えられます。

そのような事態が起こる可能性を少しでも下げるため、作業員補助はその場でできる行動が求められます。

例えば、作業員が脚立に登っているときに下で脚立を抑えること、作業員が脚立から降りるときに工具を受け取るなどが挙げられます。

作業員補助は、現場の安全に配慮した行動もできるようにならなければいけません。
 

現場監督

現場監督は、作業員と作業員補助を指揮する役割となります。

現場監督がコミュニケーションを頻繁に取る相手は、現場の施主と作業員のリーダーになります。

施主の要望を汲み取り、施工完了後の目標を立て、その目標に向かって工程を組む力が必要となります。また、作業員リーダーと話し合った上で当日のイレギュラーなことにも対応できなければなりません。
 

建設業界はさまざまな職種で成り立っている

建設業界での仕事内容や必要な資格、現場での役割分担について少しでも理解を深めて頂けましたでしょうか?

一言に建築業界といっても、それぞれの仕事の種類やポジションによって担う作業は異なります。
それぞれが欠かせない職種となり、キャリアアップも目指せるやりがいのある仕事です。

この記事を通じて、建設業界に関わることに少しでも前向きになる人がいてくれたら嬉しいです。
 
 

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BUILD編集部

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