2023/04/01更新
たった1つで好印象!?男性に教えたいハンカチのススメと選び方
ファッション
毎日ハンカチを持ち歩いていますか?
手を洗うときや、額の汗や皮脂をぬぐうとき、雨の日なら体や鞄の水滴を拭き取るときなど、日常生活でハンカチを使う場面は多いはず。
にもかかわらず最近はハンカチを持たない人が多く、一昔の統計では30代以下で「必ず持っている」と答えた人はたったの48%と、2人に1人以上がハンカチを所持していない結果が出ています。
*参考元:@niftyニュース 外に出る時のハンカチ所持率、100%という人は6割以上
確かに近年では、トイレなど手が洗える場所で、ハンドドライヤーやペーパータオルが備え付けられているところも増えてきました。
しかしハンカチを使わないことで、周りから「清潔感がない」「ダサい」と悪い印象を持たれているかもしれないのです!
一方で、新型コロナ感染の影響で手を洗う場面や回数が増え、ハンカチを持つようになった男性も多いのではないでしょうか。
ハンカチを持っている・持っていないだけでも、他人からの印象は変わります。
今回はハンカチを持つことのメリット・デメリットに加え、ハンカチに使われている素材や、織地・生地別の性能についてまとめてみました。
自分の求めるハンカチを見つけて「清潔感」のある男性を目指していきましょう!
目次
ハンカチを持つメリット・デメリット
ハンカチを持つ(使う)ことのメリット
- 清潔感がでる
- 好感度が上がる
- 「いい男」の印象になる
- 女性からモテる
- 手を拭く以外で役に立つことがある
手を洗った際、濡れた手を服で拭き取っている姿や、汗を服でぬぐっている姿は、意外と見られています。
ハンカチで手を拭く、汗を拭うだけでも清潔感が持て、好印象を与えます。
また何かあったときに、さっとハンカチが出てくると、男女関係なく嫌な気持ちはせず、むしろ好感度が上がるでしょう。
ただし、くちゃくちゃになったハンカチを差し出すのは「不衛生」と感じられ、逆効果になってしまうので注意したいですね。
ハンカチを持つことのデメリット
- 洗濯物が増える
- 毎日新しいハンカチを持ち歩くのが面倒
- 荷物が増える
ハンカチを持たない理由として、洗濯物が増えたり、持ち歩く荷物が増えたりと面倒になることが考えられます。
しかし、持ち歩くことに慣れてしまえば、いざというときに使えるメリットの方が多くあります。
ハンカチの素材を選び、扱いやすいハンカチを選ぶことで多少の面倒は軽減されますよ。
ハンカチで使われる素材とは?
生地をつくるにあたり使われるのが素材となる「繊維」です。
複数の繊維を織り交ぜた糸や、純100%の糸によって生地が織られていきます。
そんな繊維は大きく5つに分類され、植物繊維、動物繊維、再生繊維、半合成繊維、合成繊維があります。
それぞれの繊維についてまとめてみました。
植物繊維
主に綿と麻の2種に分けられ、吸水性・通電性・通気性に優れているのが特徴です。
しかし伸縮性に欠けるため、洗濯するとシワになりやすいことから扱いにくいのがデメリットといえるでしょう。
- 素材:綿(コットン)、麻(リネン・ラミー)
- メリット:吸水性・通電性・発散性に優れている。
- デメリット:縮みやすくシワになりやすい。黄変・白けしやすい。
動物繊維
動物全般から摂れる繊維で、主に哺乳類の体毛や昆虫の繭から取ることができます。
羽毛も動物繊維にあたりますが、糸を紡ぐのではなく中綿として使用されます。
動物の種類が多いため、繊維ごとに特徴が異なります。
一例として、蚕の繭から取れる絹は光沢感と肌触りがよく、羊毛、アンゴラ、カシミヤなどは弾力と保温性に優れていることが挙げられます。
しかし、動物繊維はお手入れを怠ると虫に食べられてしまう点があるので、クローゼットにしまうときは充分乾燥させて防虫対策をおこないましょう。
- 素材:絹(シルク)、カシミヤ、ウール、アルパカ、アンゴラ、モヘアなど
- メリット:光沢感・肌触りが良い。伸縮性・耐久力がある。(素材による)
- デメリット:シミ・縮みやすい。害虫を受けやすい。耐久力がない。(素材による)
再生繊維
再生繊維は「環境にやさしい」繊維であり、「植物系」と「化学系」の2種に分けられます。
植物系は木材パルプや綿など天然素材を再生した繊維で、化学系はペットボトルを溶かしてポリエステル繊維に再生したものです。
植物性の再生繊維はレーヨンやキュプラなどがあり、レーヨンは人工的なシルクのような生地感のYシャツに、キュプラはスーツの裏地に使われることが多いです。
以下は植物系再生繊維でまとめたものです。
- 素材:レーヨン、キュプラ
- メリット:環境にやさしい。光沢感ある。熱・静電気に強い。
- デメリット:クリーニングでの手入れが必須。レーヨンは水に濡れると強度が落ち、型崩れしやすい。キュプラは摩擦で毛羽立ちやすい。
半合成繊維
植物繊維などの天然素材を原料に、化学薬品で合成した繊維です。
そのうち衣類に使われる半合成繊維は、主にセルロース系とたんぱく質系の2つに分類されます。
セルロース系は木材パルプを原料にしたもので、アセテート、トリアセテート、酸化アセテートなどがあります。
アセテート繊維と呼ばれ合成繊維よりも吸水力がありますが、シンナーやアセトン、除光液で溶けてしまうので扱いに注意が必要です。
一方のたんぱく質系は、動物性のたんぱく質ミルクガゼインが含まれる牛乳を原料としたプロミックスがあります。
ミルク繊維とも呼ばれ、見た目も手触りもまるでシルクのようなのですが、原料に対して繊維が少量しか精製できないため高価で、かつ輸入物のシルクが手に入るようになってはほとんど見かけなくなっています。
- 素材:アセテート、トリアセテート、プロミックス
- メリット:アセテート繊維は独特な光沢感・優れた発色性がある。ミルク繊維はシルクのような風合い・質感がある。
- デメリット:熱や摩擦に弱い。アセテート繊維はシンナー・除光液などに溶ける窒素酸化ガス(ストーブや自動車の排気ガス)によって変退色することがある。ミルク繊維は少量しか製造できない。
合成繊維
石油などの原料から人工的に合成された繊維を指します。
様々な合成繊維があるうち、聞き馴染みのあるナイロン、ポリエステル、アクリルは「三大合成繊維」と呼ばれています。
他繊維より比較的取り扱いやすいですが、合成繊維によってはアイロンの熱で溶けてしまうものもあるので、アイロンを使う際は適正温度に調整しましょう。
- 素材:ポリエステル、ナイロン、アクリル、ポリウレタン
- メリット:シワになりにくい。耐久力がある。害虫に強い。
- デメリット:吸湿性が低い。静電気がおこりやすい。汚れが落ちづらい。
ハンカチで使われる生地・織地は?
繊維自体にそれぞれ特性が異なることはわかりましたが、同じ繊維でも織られた生地・織地一つで風合いや吸水性、肌触りが大きく変わってきます。
繊維の素材を活かしつつ、自分の求める性能にあうハンカチがどの生地・織地なのかを照らし合わせながら探してみましょう。
ガーゼ生地
ハンカチに限らず、医療での衛生品から赤ちゃんの肌着までと幅広く使用され、肌触り・通気性・吸湿性に優れた生地です。
ガーゼのみでも吸水性はありますが、濡れた身体や髪程度の水分量は充分に拭い切れないことがあります。
その場合は、表地がガーゼ、裏地がパイル地のものにすると、吸水性アップが期待できるのでおすすめです。
ガーゼ生地は洗濯が可能で、シワを伸ばすように干してあげて、仕上げにアイロンをかけま
しょう。
サテン生地
肌触りが良く光沢感がある生地で、男性のファッションであれば主にYシャツやスカジャンで使われています。
ハンカチとしての用途は、普段使いというよりも、結婚式やパーティでスーツの胸ポケットに入れるポケットチーフとして使われることが多いです。
サテン生地は型崩れしやすくひっかけに弱いため、できればつけ置き洗いで、もし洗濯機で洗う場合はネットに入れて単体で洗い、脱水は短時間で済ませます。
干すときもシワを伸ばして陰干しし、アイロンは低温で当て布をしながらシワ・よれを伸ばしましょう。
ブロード生地
生地の折り方の一種であるブロード生地は、目の詰まった平織りのため適度な耐久性があります。
一方でデメリットとして伸縮性がないためシワになりやすく、洗濯の脱水後に手でシワを伸ばすだけでは取れません。
フォーマルで使用する場合はアイロンがけをしてから持ち歩きましょう。
お手入れの手間を軽減させたいのであれば、化学繊維が混紡されたものを選ぶことで、シワを軽減させられるのでオススメですよ。
マイクロファイバー
ナイロンやポリエステルを原料とした合成繊維の一種で、髪の毛の100分の1以下という極細の繊維で織られた生地です。
一般的な繊維の断面は丸い形をしている中、マイクロファイバーの極細繊維の断面はギザギザな構造をしているため、圧倒的な吸水力を誇るのが特徴です。
ただしギザギザの断面であるが故、肌をこすると傷つきやすいため、敏感肌の方は注意が必要です。
また熱に弱いので、乾燥機やアイロンがけは控えましょう。
ワッフル織地
ハチの巣状の織り目を持つ織地で、綿や麻で織られたものが多いです。
タオルやブランケットでお馴染みの織地で、柔らかさと肌触りのよさに加え、吸水性にも優れています。
1カラーでも織地に濃淡が出るので、「柄物が苦手…」という方でもオシャレに見えます。
商品によって多少厚みがありますが洗濯もしやすいので、主にカジュアル使いで愛用していきたいところです。
パイル生地
ハンカチやタオルの中でポピュラーな素材といえば、パイル地。
その特徴は、縦糸あるいは横糸のいずれかを生地表面にループ状の毛足を突出させて織られた生地です。
ループ状の毛足のある「ループパイプ」、肌触りが良いだけでなく直接肌に触れる面積が多いため、優れた吸水性があるのが特徴です。
製品によってはループをカットした「カットパイル」もあり、デザインを鮮やかにプリントされやすく肌触りも良いですが、ループパイプに比べ吸水性に劣ると言われています。
自分好みのハンカチを持って、好印象な男性になろう!
素材と生地・織地によって、ハンカチの吸水性・速乾性・肌触りが変わります。
お店で探すときに、ぜひ参考にしてみてください。
何枚あっても不便のないハンカチを、ぜひ日常に取り入れていきましょう!
参考元:
*ピントル ハンカチの使われる生地の種類と特徴
*ユニフォームタウン タオルの種類と特徴、それぞれの活用シーンをご紹介!
*株式会社丸山タオル タオル素材・織り方
*MELOS 肌触りや吸水性がまったく違う!知っておきたいタオル生地の種類と特徴
*着こなしガイド 【メンズファッションの合わせ方がわかる】
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