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2021/03/18更新

糖尿病や生活習慣病のリスクが高まる?ファストフードの危険性

健康

「ファストフードは体に悪い」という話を聞いたことがある人は多いかと思います。

忙しい毎日のなか、ゆっくり料理を作ったり食事をしたりする時間がなくて、つい便利なファストフードを買ってしまうこともしばしば。
そうでなくても、ハンバーガーやフライドポテトなどは子どもが大好きなメニューでもあるので、勉強や習い事のご褒美にあげることもあるでしょう。

しかし、ファストフードを過剰摂取していると、私たちの健康に大きな被害をもたらす危険性があります。
今回は、なぜファストフードは危険視されているのか、健康への影響についてご紹介します。

 

なぜファストフードが体に悪いのか?

手軽で便利なファストフードですが、高カロリーであり糖分、塩分、飽和脂肪酸、そして添加物などが多く含まれている一方、必須栄養素は少ないのが特徴です。
食べ過ぎると肥満の原因になる以外にも免疫力の低下などの恐れがあるので、ファストフードは体に悪いと言われています。

例えばハンバーガーやピザなど、欧米で好まれているファストフードをよく食べる人ほど肥満と2型糖尿病を患う可能性が高いことが確認されています。

ファストフードを週1回以上食べると肥満を招き、週2回以上ではメタボ症候群・2型糖尿病・慢性心疾患のリスクが上昇すると考えられています。
アメリカでは週1回以上ファストフードを食べている家庭が多いので、メタボ症候群や糖尿病などは深刻な問題となっています。

 

免疫システム

ファストフードの食事は、一般的に脂肪が多く食物繊維が少ないため、腸内細菌のバランスを崩します。
結果として体内の免疫システムを低下させ、炎症の原因となることが研究で報告されています。
炎症が起こると脈硬化や糖尿病、心疾患などの慢性疾患を引き起こす場合があり、健康寿命を縮める原因になります。

ほかにも、炎症を抑える役割があるといわれている酪酸を生成する善玉菌の成長を妨いだり、その後健康的な食事に代えてからも長期間、免疫系の過剰反応が引き起こされることがわかっています。

 

代謝に悪影響

ファストフードは脂肪を多く含んでおり、高脂肪な食事は代謝に影響する腸内細菌を変化させることが分かっています。
またハンバーガーなどの主食だけではなく、サイドメニューのドリンクにも体に悪影響があります。
高フルクトースコーンシロップを使用している甘いドリンクは、とうもろこしのデンプンを化学処理してブドウ糖の糖液を作り、それをさらに反応(異性化)させて果糖とブドウ糖の混合液にします。

健康な腸内細菌は代謝を高める一方、不健康な腸内細菌は脂肪を蓄えるので、肥満の原因になってしまいます。

 

カロリーは?

現在のファストフードで摂取するカロリーは、メインメニューにサイドメニューを付けると、平均で767kcalほどになります。
季節限定の商品は、通常メニューよりも高カロリーの傾向にあります。

またフライドポテトやバンズなどの炭水化物は、多量のインスリンが分泌され、空腹感が促されることも。
カロリーが多い食事をとっているのにもかかわらず、空腹感を覚えて次の食事に手が伸びやすくなってしまうともあり、欧米では注意を促しています。

 

ファストフードは悪なのか?

これまでファストフードが持つ身体への悪影響について語ってきましたが、ファストフード自体が悪というわけではありません。

6~7歳の子どもにとって、塩分の1日の適正は6g程度と言われていますが、ファストフードは、その性質からどうしても塩分を過剰摂取しがちになってしまいます。
しかしながら、この値はファストフードに限らず、日本人の食生活において大きく上回ってしまうことが多く、日本人の減塩はなかなか難しいというのが現状です。

エネルギー、たんぱく質、脂質の3つの要素は普段の食事から十分に取れるのに対して、ビタミンやミネラルが不足しがちです。
健康であるためには、これらの栄養バランスを保つことが肝心です。

 

消費者が健康的な選択をできるよう工夫を

近年ではメニュー表などにカロリーや栄養の表示をするチェーン店が増えてきました。
また健康的なメニューも増えてきましたが、カロリー、サイズ、塩分含有量などは全体的にはむしろ悪化している場合もあります。

肥満や2型糖尿病の増加が深刻な問題になっているアメリカでは、食事スタイルをいかに改善するかが課題になっています。

便利でおいしいファストフードですが、消費者それぞれが自身の健康を意識した向き合い方をする必要がありますね。

参考:日本生活習慣病予防協会
 

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BUILD編集部

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