2021/09/14更新
脱メタボ!原因となる習慣と今日から始める生活習慣見直し
健康
メタボというと、太っている人やお腹が出ている人というイメージがありますが、正式には体型や体重だけが条件ではありません。
長年積み重ねてきた生活習慣が原因となる「メタボリックシンドローム」。
メタボの脱出には、生活習慣の改善が大きな鍵を握ります。
メタボの原因となる悪い習慣の例や、今日から始められる生活習慣の見直しを紹介します。
メタボリックシンドロームとは
メタボリックシンドロームの診断基準は以下のようになります。
ウエスト周囲径…男性85cm以上、女性90cm以上
選択項目
脂質異常…中性脂肪150mg/dL以上かつ(または)HDLコレステロール40mg/dL未満
高血圧…130/85mmHg以上
高血糖…空腹時血糖110mg/dL以上
必須項目であるウエスト周囲径に加えて、選択項目のうち2つ以上に当てはまるとメタボリックシンドロームと診断されます。
メタボリックシンドロームの人は、そうでない人に比べて糖尿病や心血管疾患を引き起こすリスクが高くなると言われています。
メタボの原因となる生活習慣
メタボリックシンドロームは長年の生活習慣の積み重ねにより引き起こされるため、脱出するためには生活習慣を改善していくことが非常に重要になります。
メタボリックリンドロームと診断されている人だけでなく、お腹周りが気になる人も、以下の習慣がないかチェックしましょう。
不規則な食生活
バランスのとれた食事を3食しっかり取れていますか?
脂っこい食事を好んでよく食べる人や、野菜不足になりがちな人は要注意です。
また食事内容だけでなく、帰りが遅いなどで食事の時間が不規則だったり、日常的に朝ごはんを抜いたりというような、不規則な食習慣も食べ過ぎの原因になります
飲酒・喫煙習慣
飲酒や喫煙の習慣もメタボリックシンドロームを引き起こす原因となります。
飲酒は飲み過ぎやアルコールにより、食欲が増進され、食べ過ぎの原因になったり、就寝時間間際までおつまみを食べたりと、肥満を引き起こすリスクがあります。
また喫煙はHDLコレステロール値を下げ、メタボリックシンドロームを引き起こす可能性があるだけでなく、動脈硬化など様々な病気のリスクが高まります。
運動習慣がない
運動不足も肥満の原因の一つです。
階段を使わずにエレベーターを使ったり、すぐ近くの用事も車で移動したり、運動の習慣だけでなく、日常生活でも体を動かす機会が少ない人は注意が必要です。
生活習慣の見直し
メタボリックシンドローム脱出には、生活習慣の見直しが必要となります。
毎日の習慣の積み重ねなので、小さなことからコツコツを改善する努力をしましょう。
食事
主食(ごはん、パン、めん類)、主菜(肉、魚、卵、大豆製品)、副菜(野菜)で構成されたバランスのいい食事を心がけましょう。
糖質や脂質の多い食べ物やアルコールなど、カロリーの高い食品でお腹を満たすのではなく、良質なたんぱく質や野菜を中心にメニューを考えてみてください。
お菓子やアルコールなど高カロリーな食品だけでなく、牛乳やヨーグルトなどの脂質を多く含む乳製品、果糖を多く含む果物など、一見ヘルシーに見える食品にも注意が必要です。
また、食事は3食しっかり取ることで、食生活が乱れにくくなります。
朝食を抜きがちな人は、夕食は寝る3時間前までに済ませるようにしたり、余裕を持って起きたりして、食事のリズムを整えましょう。
運動習慣
普段運動習慣がない人は、毎日1時間以上は歩くように意識しましょう。
通勤などで足りない分は、ウォーキングやランニング、水泳など自分が続けやすい有酸素運動で補います。
いきなり激しい運動をせずに、ウォーミングアップを行なった上で自分の体力や体調に見合った運動をコツコツ続けることが大切です。
大切なのは習慣化すること
長年の生活習慣が原因となるメタボリックシンドロームを脱出するためには、生活習慣の改善が一番です。
無理な目標を立て、三日坊主にならないよう、できることから地道に取り組むことで、習慣化していきましょう。
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