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2020/09/18更新

車のマフラーは交換した方がいいの?マフラーの種類と役割を知ろう

趣味

車のパーツ交換を考えるときに、候補に上がってくるマフラーパーツ。
車のマフラーを変えるだけで消音効果に変化があったり、排気効率が上がったりと、色々とメリットがたくさんあるマフラー。

今回はそんなマフラーパーツの種類や役割、マフラーを変えることでのメリット・デメリットをご紹介します。

 

マフラーとは

マフラーとは、車の裏側に設置してある排気パイプのことで、主にエンジンから排出される排気ガスを外へ出すためのパーツです。

エンジンから排出される排気ガスを外へ出すためのマフラーには、ほかにも重要な役割があります。
まず、エンジンから排出される排気ガスを放出すると、高温・高圧のため急激に膨張して大音量を発生し騒音の原因となります。
マフラーは、排気ガスの温度と圧力を下げて、音を抑えることができます。

また排気効率をあげるほかにも、排気ガスに含まれる有毒成分を化学反応によって無害化するという、環境を意識した役割も持っています。
 

マフラーの素材の種類

スチール

昔からマフラーの素材として採用されており、手に入りやすく加工も簡単です。
ですが経年劣化によるサビが出やすく、近年はステンレス素材の方が純正マフラーの採用率が高くなっています。

ステンレス

マフラーに使用される素材のなかで、もっとも多く使われています。
スチールよりも軽量でサビが出にくく、比較的強度も高い、価格も安いという特徴があります。
以上の点から、純正マフラーではステンレスを使用することが多くなっています。

チタン

チタンは非常に軽く錆びに強い、強度も非常に高い素材です。
軽量かつ高強度な点からレーシングカーにも多く採用されています。
しかしステンレスに比較するとチタン素材は高価になるので、マフラーの価格も高くなっています。

カーボン

軽量で丈夫な素材でよく知られた素材なのがカーボンです。
人気がありディーラーにも好まれていますが、カーボンは非常にコストが高く、熱に弱いので、主にテールエンド部分などに使われます。

 

マフラーは交換した方がいいのか?

マフラーに使われている素材を紹介しましたが、マフラーは別素材などに交換した方がいいのでしょうか?

メリット

まず、マフラーを交換することで、車の排気効率の向上が期待できます。
マフラーは、径や長さを調整することによって排気効率を調整することができ、エンジン出力やトルクを決定する役割も持っています。
またマフラーには消音効果があるので、マフラーを交換すると音にも変化があります。

ほかにもテールエンド部分は、意外にも見られているためドレスアップの効果もありますし、真円形や楕円形などマフラーひとつをとっても、リアビューの見た目は大きく変わります。

デメリット

なんでもマフラーを交換すればいいというものでもありません。
マフラーを交換したことで、逆に排気音が大きくなる場合があります。
ほかにも排気効率をよくしようと交換したのにもかかわらず、パイプ径の大きさのみ変わり、走行に変化が見られない場合もあります。
交換を行う際は、何を目的に交換するのかをプロに相談した上で交換すると失敗が少ないでしょう。

またマフラーを交換したことで、車検に通らなくなる場合もあります。
マフラーから排出される音量は、普通乗用車の場合で96dB以下、軽自動車の場合で97dB以下と定められており、その数値を超える場合、車検には通りません。
マフラーのテールエンドが車両のバンパーから飛び出していたりする場合も、車検で通りません。
交換の際には、これらも気にして交換をしましょう。
 

愛車をドレスアップさせよう

排気効率などが上がればドライブも、もっと楽しくなります。
リアビューもカッコよく決めたい愛車だからこそ、マフラーにもぜひこだわっていきましょう。
 

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この記事を書いた人

BUILD編集部

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