2025/11/20更新
【良いものを知って格を上げる】世界三大コーヒー・珍コーヒー
趣味
2020年8月20日公開 2025年11月25日更新
良いものを知ることは、日常にちょっとした深みや彩りを与えてくれます。
このシリーズでは、そんな「知ればもっと楽しめる」世界をテーマに、さまざまなジャンルを取り上げています。今回のテーマは、奥深いコーヒーの世界。
世界三大コーヒーとして評価される名品から、思わず人に話したくなるような珍コーヒーまで、知るだけで毎日のコーヒータイムが楽しくなるようなラインナップを紹介します。
気軽に読める豆知識として、そしてこだわりをちょっとだけ広げるきっかけとして、ぜひ楽しんでください。
目次
世界三大コーヒー

世界三大コーヒーは、特定の限定された地域で栽培される品質の高いコーヒーで、生産量が少なく貴重な豆のため、高級なコーヒーといわれています。
キリマンジャロ
東アフリカに位置するタンザニア北部のキリマンジャロ山の麓、標高1,500m〜2,500m付近のモシ市で栽培・収穫された果実から生産されるコーヒーです。
日本では、限定されたタンザニアの地域でなくとも、水洗式アラビアカ種コーヒー全般をキリマンジャロと呼んでいます。
限定地域で栽培されたキリマンジャロは、大粒でふっくらとしており、酸味が強く甘い香りのする、コクのある味わいです。
ブルーマウンテン
ジャマイカにあるブルーマウンテン山脈の、標高800m〜1,200mのブルーマウンテンエリアで生産されるコーヒーです。
ジャマイカ政府はそれ以外の地域で生産されたコーヒーに対して、ブルーマウンテンと呼ばないように定めています。
ブルーマウンテンコーヒーの中でも格付けがあり、品質が一番高いものを「ブルーマウンテンNo.1」次に「No.2」「No.3」と呼ばれています。
また、通常2つ一緒に実るコーヒーの実(コーヒーチェリー)が、1つしか実らない「ピーベリー」と呼ばれる、希少なブルーマウンテン豆もあります。
「黄金バランス」ともいわれるほど、香り・味・コクのバランスがとれた上質な味わいのコーヒーです。
コナ
ハワイ島南西部のコナコーヒー・ベルトと呼ばれる地域で生産されているコーヒーです。
コナコーヒーの豆は大きさでランクがつけられ、全収穫の15%ほどしかない一番大きな豆は「エクストラファンシー」、次に「ファンシー」、「プライム」とつけられています。
ハワイ州では内容量の10%以上コナコーヒーが入っていれば「コナ・ブレンド」と呼べるため、ほかのコーヒーとブレンドされたコーヒーが多く、安価で買うことができます。
酸味が柔らかく、甘い香りですっきりとした味わいです。
世界三大珍コーヒー
世界三大珍コーヒーは、主に動物の糞から取れるコーヒーのことです。
滅多に取ることができなく、生産性が低いことから、希少価値が高く、高値で販売されています。
コピ・ルアク

インドネシアで栽培されているコーヒーチェリーを野生のジャコウネコが食べ、消化されずに出てきた豆の部分を、きれいに洗浄して乾燥させ、焙煎したものです。
消化によってカフェインが少なく、独特の香りと風味のあるコーヒです。
映画「最高の人生の見つけ方」でもキーアイテムとして使われるなど、今ではとても有名なコーヒーとなっています。
そのため、ジャコウネコを飼育してコピ・ルアクを製造したり、数%のコピ・ルアクにほかの豆を混ぜて高値で販売したり、偽物も多く販売されています。
モンキーコーヒー
アフリカで栽培されているコーヒーチェリーをサルが食べて、排出された豆からできたコーヒーです。
インドや台湾ではサルがコーヒーチェリーを食べて吐き出したものが、モンキーコーヒーとして同じように高値で販売されています。
タヌキコーヒー
ベトナムで栽培されているコーヒーチェリーをタヌキが食べて、排出された豆からできたコーヒーです。
集荷前の完熟したコーヒーチェリーをタヌキに食べられてしまい、仕方なくタヌキの糞から取った豆でコーヒーを淹れたところ、今までにないおいしさに気がついたことから、作られるようになりました。
あまり市場に出回らないこともあり、偽物も多くあるといわれています。
そのほかの高級コーヒー・珍コーヒー

ゲイシャ
中南米パナマで栽培される「ゲイシャ」と呼ばれる品種のコーヒーは、一般の栽培品種よりも収穫量が少なく、希少性が高い豆です。
ベスト・オブ・パナマというコーヒーの国際品評会をはじめとする、数々の品評会で何度も優勝しており、伝説のコーヒーと呼ばれるほどです。
また「スペシャルティコーヒー」と呼ばれる、上質なコーヒー(プレミアム)よりも上の、高品質なコーヒーとされ、世界で最も高いコーヒーの一つともいわれています。
ブラック・アイボリー
タイ北部の動物保護センターにいる、象の糞から取ったコーヒー豆です。
象の食事と一緒に33キロのコーヒー豆を与えても、わずが1キロのコーヒーしかとれないため、その希少性から、コーヒー好きの富裕層から人気のあるコーヒーです。
香りが強く、苦味の少ない滑らかな口当たりといわれています。
知識を深めて格を上げる
コーヒーの種類はたくさんあるため、色々と飲み比べをしてみることで、さらなる発見があり、知識も深められます。
コーヒーの種類は以下でも紹介しています。
高級なコーヒーは1杯何千円とする高い値段なので、なかなか手が出せませんが、あまり出回っていないため、店先で見つけたら飲んでみる価値があるかもしれません!
また高級なコーヒーは、インターネット上でも売られていることがあるので、大切な人へのプレゼントにも喜ばれることでしょう。
高級なコーヒーを知って飲んでみることで知識を広げ、人生を豊かにしてみませんか?
▽そのほかの【良いものを知って格を上げる】シリーズ





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