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2022/05/30更新

家族連れや初心者でも登れる日本アルプス!おすすめの山3選

趣味

 
近年、コロナ禍ということもあって、外で開放的な気分を味わえる登山が注目されています。

今回は、初心者や家族連れでも楽しめる日本アルプスの山を3つご紹介します。

実際に筆者も訪れたことがあり、ルートが整っていて危険性の低い山ですので、安心して登ることができますよ!
 

木曽駒ヶ岳(長野県上松町他)

 
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木曽駒ヶ岳(きそこまがたけ)は中央アルプスにあり、日本100名山にも認定されている山です。歩行時間は往復で約4時間程度です。

日本100名山とは、日本の登山家・小説家である深田久弥さんの随筆「日本百名山」に載っている100の山を指します。

標高は2956mと高いですが、標高2612mの千畳敷駅まで駒ヶ岳ロープウェイで登ることができます。

ロープウェイを降りると、目の前には有名な千畳敷カールが広がります。普段の生活ではなかなか見ることのできない圧倒的な自然を体感することができますよ。

20分ほど歩いて千畳敷カールを抜けると、登山道が始まります。

登山道を歩くのは1時間30分程度。山の圧倒的な自然や力強く咲いている高山植物を楽しみながら進めば、あっという間に登れてしまいます。

山頂では、360度のパノラマを遮るものなく楽しむことができます。天気に恵まれれば、富士山を見ることもできますよ。
 

アクセス等

「菅の台バスセンター」を目指しましょう。長野県の駒ヶ根ICを降りて、約5分ほどです。

バスセンターには駐車場があり、駐車料金は800円/1日です。夏などのシーズンになるとかなり混雑します。

そこからバスに乗って、ロープウェイの「しらび平駅」に移動します。片道830円です。

しらび平駅までのバスは山道を走るため、かなり揺れます。スマホ見たり読書などをしていると乗り物酔いをしてしまう可能性があるため、眠れる方は寝てしまった方がいいでしょう。

「しらび平駅」からは、ロープウェイに乗ります。片道1,370円です。菅の台バスセンターと同じく、混雑することもありますので、お気を付けください。
 

乗鞍岳(長野県松本市他)

 
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乗鞍岳(のりくらだけ)は、標高3026mの剣ヶ峰を主峰とした山の総称です。歩行時間は剣ヶ峰までの往復で約3時間30分程度です。

こちらも標高だけを見ると圧倒されますが、ベースとなる2702mの畳平までは乗鞍スカイラインという山岳観光道路を通り、バスで行くことができます。

言ってしまえば、乗鞍岳は日本で一番易しい3000m級の山ですね。

摩利支天岳や富士見岳などのピーク(頂上)を歩くときに、眼下に広がる絶景は素晴らしいですよ。高山植物の広がるお花畑を楽しむこともできます。

危険な場所も少なく歩きやすいですが、3000m超の山です。レイヤリング(重ね着)をして、気温の変化などにはしっかり対応してください。
 

アクセス等

「ほおのき平駐車場」を目指しましょう。岐阜県にある高山ICを降りて、約40分ほどです。駐車料金は無料です。

乗鞍スカイラインはマイカー規制があるため、シャトルバスを利用します。駐車場から約45分で、登山のベースとなる「畳平」に到着します。バスの料金は往復で2,300円です。

このシャトルバスは短時間で一気に高度を上げるため、軽い高山病になってしまう方もいます。体調が心配であれば「畳平」で休憩をしてから出発をするのがいいでしょう。
 

燕岳(長野県安曇野市)

 
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ここまでご紹介した2つの山は、ある程度の標高までロープウェイやシャトルバスなどで移動できることが特徴でした。

「もう少し、しっかりと歩きたい!」という方におすすめなのが、この燕岳(つばくろだけ)です。

燕岳は長野県安曇野市にある標高2763mの山です。先述の2つの山と異なり、登山口からしっかりと登っていきます。

「いきなり2000m超の山を登るのはハードルが高い!」と思われる方もいるかもしれませんが、危険な場所も少なく、筆者をはじめ長野県出身者は中学生のときに学校のイベントで登る山です。

特段準備もしていない中学生が登ることのできる山ですので、小学生くらいのお子さんでも装備を用意すれば登りきることができます。
 

燕岳のおすすめのポイント

1つ目のおすすめポイントは、途中にある合戦小屋という休憩用の山小屋です。

合戦小屋という物騒な名前の理由を説明するには、坂上田村麻呂の時代まで遡る必要がありますので、この記事では割愛します。気になる方は調べてみてくださいね。

こちらの山小屋では、スイカをいただけます。

合戦小屋直前までの急な上り坂を越えてひと休み。甘いスイカが身体にしみわたります。お子さんもテンションが上がること間違いなしです!

ここでのスイカをエネルギーにして、燕岳山頂を目指していきます。

2つ目のおすすめポイントは、燕山荘(えんざんそう)という山小屋です。

燕岳は歩行時間も往復8時間程度と長く、日帰りをするのは初心者や家族連れには難しいでしょう。

宿泊場所として、山頂のすぐ近くに燕山荘という綺麗な山小屋があります。料理もおいしく、ビール等も販売されています。

1日の疲れをとり、翌日下山するにはぴったりの場所です。ぜひ宿泊してみてください。

燕山荘 公式ホームページ
 

アクセス等

燕岳登山口の付近には安曇野市営の無料駐車場がありますが、燕岳は毎年登山客に大変人気のある山ですので、非常に混雑することが予想されます。

そこで筆者のおすすめのアクセス方法は、安曇野市内又は松本市内に車を停め、電車で穂高駅まで行き、そこからタクシーで登山口まで移動する方法です。

帰りも登山口までタクシーが迎えに来てくれますので、安心して帰路につくことができますよ。
 

登山で非日常を味わってみませんか?

 
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「これから登山を始めてみようかな」という方に向けて、初心者や家族連れでも登れる日本アルプスおすすめの山をご紹介しました。

一歩一歩積み重ねて自分の足でたどり着いた山頂には、日常を忘れられるほどの雄大な自然が待っているはずです。

新しい趣味として、ぜひ登山にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 
 

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この記事を書いた人

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