2019/12/10更新
クラフトビールって何?今さら聞けないビールの話
趣味

ここ数年でよく耳にするようになった「クラフトビール」。
普段飲むビールと一体何が違うのか答えられますか?
今回はクラフトビールの定義や種類など、今さら聞けないビールの世界をご紹介します!
クラフトビールとは
そもそも何を持って「クラフトビール」と呼ばれるのか、実は日本ではまだ明確な定義はありません。
アメリカではビール醸造者協会であるブルワーズ・アソシエーションによって、クラフトビールメーカーの定義をこのように定めています。
- 小規模であること
- 独立していること
- 伝統的であること
日本でもこの定義の通りというわけではありませんが、小規模な醸造所が作る、高品質で個性豊かなビールがクラフトビールと呼ばれています。
ビールの種類
最近クラフトビールを飲めるお店が増えましたが、「IPA」や「ラガー」、「ピルスナー」などあまり聞き馴染みのない単語に戸惑ってしまう人もいるのではないでしょうか?
これらは全てビールの種類を表す言葉ですが、基本を知っておくことで自分の好きなスタイルを見つけやすくなりますよ。
ビールの種類は大きく分けて3つ
ビールの種類のことを「スタイル」と呼び、発酵方法の違いで大きく「ラガービール」「エールビール」「その他」の3つに分けられます。
ラガーやエールという単語は、よくビールを飲む人であれば一度は聞いたことがありますよね。
どちらも製造方法や原料に大きな差はありませんが、エールビールには上面発酵酵母が使われ、エールビールには下面発酵酵母が使われています。
発酵が進むと、ラガービールに使用される下面発酵酵母は、タンクの底に沈んでいきます。
一方、エールビールに使用される上面発酵酵母は、タンク上部に浮かんできます。
この2つ以外の方法で作られたものが「その他」に分類され、地域や原料などでさらに分類するとビールの種類は100以上にもなると言われています。
ラガービール
下面発酵酵母を使用するラガービールは、5~10℃の低温で作られます。
そのため冷却機が発達した15世紀ごろから広まり、エールビールと比べると新しいビールになります。
日本の主流はラガービールで、すっきりとした口当たりや、のどごしを楽しめるビールです。
ラガービールからさらに細かく分類していくと、「ピルスナー」や「シュバルツ」などになります。
- ピルスナー
- シュバルツ
- ドルトムンダー
- アメリカンラガー
- ウインナーラガー
- ドッペルボック
これらは全てラガービールに分類されます。
エールビール
上面発酵酵母を使用するエールビールは、15~25℃の常温で作られます。
これは、ビールの起源とも言われる伝統的な製法です。
フルーティーで豊かな香りや複雑な味わいが楽しめるのがエールビールで、料理との相性を考えて選べる楽しみもあります。
エールビールからさらに細かく分類していくと、このようになります。
- ペールエール
- スタウト
- ヴァイツェン
- バーレイワイン
- IPA
- ホワイトエール
これらは全てエールビールに分類されます。
ビールをもっと楽しもう
ビールの種類を知ることで、よりクラフトビールが楽しめたり、自分の好きなスタイルを見つけられます。
いつものビールが好き!のどごしが一番!というのも、もちろんいいですが、たまにはゆったりと個性豊かなクラフトビールを楽しんでみてはいかがですか?
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