BUILD

職人のためのライフスタイルメディア

2022/08/03更新

マスツーリングを快適に楽しむ!大人数ならではの心がけとは?

趣味

 
ライダーの皆さん、マスツーリングは好きですか?

マスツーリングとは「集団でするツーリング」のことです。厳格な基準はありませんが、一般的には3〜4人以上で行うツーリングをマスツーリングと呼ぶことが多いようです。

大勢の仲間と一緒に走る時間は何にも代えがたい素晴らしいものですが、集団ならではの工夫が必要なこともあります。

ソロツーリングをメインにバイクを楽しんでいる方は、マスツーリングに行くというだけで緊張してしまうときもありますよね。

この記事では、マスツーリングに参加するときに心がけておきたいポイントをお伝えします。
 

役割ごとのポイント

 
img
 

参加する人

  • 不安なことはまず相談
  • 計画を立てる段階で、バイク歴や車種、苦手なコースなどをリーダーに伝えておきましょう。不安に感じることがあれば同時に伝え、対応をお願いしましょう。

    また、ツーリング中に想定以上の疲労を感じたり、体調を崩したり、ガソリン残量が心配になるなど、相談事項が出てくることもあるかと思います。

    そんなときも「まずはリーダーに相談」です。

    マスツーリングで、相談なしの単独行動はNGです。

    マスツーリングのリーダーには、仲間の声を無視するような人はまずいないので、気を遣わずに声に出してみましょう。
     

  • 計画を事前に把握しておく
  • 遅くとも前日までには、リーダーからツーリングの計画が共有されるはずです。

    集合場所と時間、通る道、休憩ポイントのほか、当日の天候や持ち物を予め確認しておきましょう。

    不安や疑問を多く抱えたままでは、集中力に影響がありますし、思い切り楽しむこともできません。

    集団の安全のためにも、自分の楽しみのためにも、計画を一通り頭に入れて臨むことが大切です。

 

リーダー

集団を率いるリーダーは考慮するポイントが多くなります。メンバーが最後までツーリングを楽しめるように、しっかり考えておきましょう。
 

  • メンバーの個性を把握しておく
  • 人により、バイク歴や車種、今まで走ってきた道や距離が異なります。また、車種によってはガソリンのタンク容量が小さかったり、速度が出にくい場合もあります。

    メンバー皆が楽しめるように、人数やレベルに合わせて無理のない計画を立てましょう。
     

  • 計画は具体的に
  • 目的地や休憩ポイント、タイムスケジュールは、はっきりと決めておきましょう。

    「その場のノリで決めましょう〜」という気ままな旅が楽しいのは、ソロのときや、よっぽど親しい人とのツーリングのときだけです。マスツーリングでは、メンバーの認識を揃えるために、計画は時間や場所を具体的に示すのがおすすめです。

    天候の心配がある場合など、臨機応変な判断が必要と想定されるときも「12時の時点で3時間後の天気予報が雨なら、コースをXXに変更します」などのように、判断基準を具体的にしておき、その旨を事前にメンバーに伝えましょう。
     

  • サブリーダー決めておく
  • メンバーの中にマスツーリングに慣れている人がいれば、サブリーダー的な立ち位置をお願いしてもいいでしょう。

    列を組むときに初心者の間に入ってもらったり、予めナビを入れてもらい、万が一はぐれたときに合流するまで先導を担ってもらったりと、助けてもらう場面が出てくるかもしれません。

    こちらも、事前にお願いしておくとスムーズです。

 

メンバー全員共通

 
img
 

助け合いの精神

集団の雰囲気をよく保つことは、安全運転のためにも、楽しいツーリングのためにも大切なことです。
 

  • 消耗品は少し多めに持っていく
  • ティッシュや汗拭きシート、ビニール袋などは、少し多めに持っていくのがおすすめです。

    人が便利なものを使っているのを見て「自分も持ってくればよかったな~」なんて思うことはありませんか?大人数で集まれば、逆のパターンもあり得ます。仲間が困っていたらすぐに助けてあげましょう。
     

  • ガソリンは満タンにしておく
  • 出発直後に給油の申し出をする人が現れると、いきなり計画が崩れてしまいます。

    ツーリング当日は荷物の積載や装備の確認でバタバタしがちなので、前日のうちに満タンに給油をしておくのがおすすめです。

 

周囲への配慮を忘れずに

残念なことですが、バイクの集団を見かけて「お!楽しそうだ!」と思うのは、おそらくライダーだけでしょう。

筆者の周りでバイクに乗らない人に聞いて回ったところ、バイク集団を見かけると「うるさい」「ちょっと怖い」「近くは運転しにくい」という意見がありました。

だからこそ、周囲への配慮はとても大切です。

蛇行運転や空ぶかしなど、周囲の人を驚かせてしまうような行為は慎みましょう。

また、バイクを降りている間の振る舞いも意外と見られているものです。しかも悲しいことに、紳士的な振る舞いをしたときよりも、誰かに迷惑をかけたときの方が目立ってしまいます。

駐車場や道の駅などで、大人数で集まって通行の妨げになっていないか、喫煙所を占領していないか、撮影スポットでほかの人を長時間待たせていないか、常に気を配っておきましょう。
 

仲間を尊重して楽しいマスツーリングを!

皆が気持ちよくバイクを楽しめているときの雰囲気は、ひとりでは決して味わえない素晴らしいものです。

バイクが縁を繋いで新しい友人ができたり、その後の付き合いが長く続くこともあります。

そんな縁を大切にするためにも、マスツーリングの前は普段より少しだけ丁寧に準備をしてみてはいかがでしょうか。

この記事が、楽しいマスツーリングの一助となれば幸いです。

 
 

Pocket   はてブ   保存

この記事を書いた人

BUILD編集部

BUILDのSNSをフォローして
最新情報をチェックしよう!

のSNSをフォローして
最新情報をチェックしよう!