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2021/06/03更新

梅雨が本格化する前に知っておきたい!しつこいカビの対策方法

生活

ジトジトとした湿気が肌にまとわりつく季節になってきました。

梅雨の季節に困り物で厄介なのが「カビ」。
カビは嫌な臭いを発するだけでなく、カビの胞子が私たちの体の中にいつの間にか入り込みます。
カビの胞子を吸い込むとアレルギー反応を起こしたり、アトピーを引き起こす原因になったりと、私たちの健康に害を及ぼしかねません。

今回は、そんな梅雨時期のカビに負けないためのカビ対策についてご紹介します。

 

なぜ梅雨にカビが増えるのか

カビの発生の要因の主なものは温度と湿度、それに食べかすや水垢などと言われています。
気温20℃~30℃、湿度70%程度の環境が、最もカビが繁殖しやすいと言われており、梅雨シーズンの気温と湿度は、まさに繁殖するにもってこいの時期です。

また、カビは春頃から空気中に多く浮遊し始めると言われ、空気の流れに乗って室内に入ってきます。
それらに加え、元々家の中にいたけれど成長していなかったカビなどが梅雨時期に繁殖すると考えられています。

 

基本的なカビ対策

カビは主に風通しが悪い場所や、食べかすなどの汚れが発生しやすい、カビにとって栄養が豊富な場所を中心に繁殖します。
梅雨時期のカビ対策として効果的なのは、事前の掃除や、換気を意識して湿気を防ぐことです。

洗濯機を使用していないときは蓋を開けておいたり、風呂場は換気扇を回しておくなど、風通りの良さを意識しましょう。
エアコンフィルターを掃除したり、部屋の中を掃除する際に窓を開けて換気をよくすることも効果的です。
またタンスなどの大型の家具を外壁に置くと見えない位置で結露する可能性があるため避けましょう。

湿気が多い箇所には重曹を置いておくことで除湿効果が期待できます。
下駄箱など空気の入れ替えがあまりされない箇所には、小びんに重曹を入れておけば、湿気と同時に臭いも消臭できます。

  1. 結露などが起こらないようにし、除湿する
  2. 風通しをよくし、換気を意識する
  3. ホコリや食べかすなどが溜まらないうちに掃除する

 

いずれも日々の生活習慣からできる対策なので、習慣づけておけば梅雨時期以外でもカビ対策になります。
カビが発生しやすい場所を知っておくことで対策できるので、日頃から意識しておきましょう。

    カビが発生しやすい箇所
  • キッチン、洗面台、風呂場など水回り
  • エアコン
  • 押入内
  • 絨毯やカーペット
  • 外壁側の家具裏

 

カビが発生してしまった場合

しかしながら対策を施していてもカビは発生してしまう場合もあります。
特に浴室など水を使うところは湿気がたまりやすく、除湿もしにくいためカビが繁殖しやすいです。
発生した時には、これ以上増えないように正しい処理を行いましょう。

浴室

浴室は家の中で一番カビが発生しやすい箇所です。
普段から換気をしたり、入浴後に浴槽や壁の水分をふき取っておくようにしましょう。

カビが発生した時にブラシで力任せにゴシゴシと削ぎ落としたくなってしまうものですが、細かな傷がついてしまい、その傷の内側にまたカビができる…というサイクルが生まれてしまい、返って逆効果です。
タイルの木目に沿って樹脂製のブラシなどで軽く擦るだけでもカビは落ちます。

ほかにもカビの除去には塩素系漂白剤も効果的です。
洗剤を吹き付けた後はすぐに拭き取らず、じわじわ浸透していくのを待ってから水で洗い流して十分に乾燥させれば、ある程度のカビは除去されます。

しかし塩素系漂白剤を使う場合、酸性洗剤と一緒に使用すると、人体に有毒な「塩素ガス」が発生してとても危険です。
使用上の注意は遵守しましょう。

カビ除去には塩素系の漂白剤のほかに、防カビ用の非塩素系クリーナーなども効果的です。
肌が弱かったり、小さいお子さんがいる家庭だと塩素系洗剤を使うことに抵抗がある人もいるかと思いますので、適宜状況にあった洗剤を使うようにしましょう。

家具や畳

家具や畳、キッチンや窓のゴム部分などにもカビは発生してしまいます。
基本は汚れを拭き取り、専用の洗剤などで掃除、これ以上カビを繁殖させないことが肝心です。

その後は消毒用アルコールで拭き上げてホコリや汚れなどが貯まらないように心がけましょう。

 

梅雨が本格化する前に対策しよう

カビは臭いだけでなく、健康を害するので早め早めの対策が重要です。
関東甲信の梅雨入りは6月第1週〜2週目頃だと言われています。

梅雨が本格化する前に、日頃からカビ対策をしておきましょう。
 

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この記事を書いた人

BUILD編集部

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