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2023/08/16更新

工事現場でも安心!使いやすくてタフなスマホケースおすすめ

生活

 
現場作業で仕事をする際、携帯電話はどうしていますか?
多くの人がポケットに入れていることが多いのではないでしょうか。

現場作業中でも、携帯電話は欠かせないツールですが、ポケットに入れておくと汚れてしまったり、いつの間にか傷がついていることも。

そこで今回は、現場作業場でも安心して持ち運べる、使いやすくてタフなスマホケースを紹介します。
 

現場で必要な機能とは


 
危険の多い工事現場で使用する際に、あると安心なスマホケースの機能です。
 

耐衝撃

高所からの落下、鉄骨など硬いものとの衝突などが考えられることから、端末本体に傷をつけず、衝撃を軽減するための必要な機能。

耐衝撃の性能を保証するものとして、海外製品などで見かける「MIL規格」があります。
これは、アメリカ軍が調達する物資の耐環境性能規格のこと。

製品に表示されていることの多い「MIL-STD-810G」とはアメリカ国防総省が制定した規格基準のことで、最後の「G」は2008年10月に改定された規格試験にパスしているということになります。
※ 現在(2022年11月)時点での最新の改訂版は、2019年1月に発行された「H」となります。

MIL規格は、温度、湿度、振動、衝撃、耐水(降雨)などの耐環境性能規格に、製品が満たしているかを試験しています。

なお試験は全ての項目ではなく、対象となる製品が必要とされる環境仕様によって、試験項目を選択することができます。

MIL-STD-810Gの後に「Method 516.6」と書かれていれば、衝撃の規格をクリアした製品ということになります。
 

防水・防塵

解体時に巻き上がる粉塵、散水による水溜り、突然の雨などが常に考えられることから、砂埃や水から端末本体を守るために重要な防水・防塵機能。

防水の性能を保証するものとして「IP規格」があります。

これは、国際電気標準会議が制定した電子機器の防水・防塵の規格のことで、日本を含め世界各国で使用されています。

製品に表示されていることの多い「IP68」の一の位の数字は防塵レベル0〜6十の位の数字は防水レベル0〜8を意味し、数字が高くなるほど優れていることになります。

「IP68」の「6」は完全な防塵構造で、「8」は水面下での使用が可能となります。
 

使いやすさ

 
完全防水のケースは、水中での操作は可能でも、音が出ない、通話ができない、ケースを外さないと充電ができなかったりと、不便なことも。

ケースをつけたままでも最低限必要になる画面操作のしやすさ、ボタンの押しやすさ、充電のしやすさ、音の聞きやすさなどの使いやすさも大切です。
 

持ちやすさ・運びやすさ

 
現場作業では、手袋をしながらスマートフォンを持つことも多いはず。

手袋をはめていると、手の感覚が鈍るため滑り落としてしまったり、逆に滑らなさすぎても取り出しにくいなどがあります。
ケースの素材によって、握りやすい、滑りやすい、汚れがつきやすい、割れにくいなどの特徴があります。

▽ケースの形や素材について詳しく紹介しています。


 
また耐衝撃や完全防水ケースになると、頑丈なつくりでかさばりやすい、重いなど、持ち運びにくいものもあります。

現場でもスマホをよく使用する人は。持ちやすさや取り出しやすさ、運びやすさのあるケースは、使いやさにつながります。
 

おすすめのケース/ブランド


 
現場でも安心してスマートフォンが使える機能「耐衝撃」「防水・防塵」「持ちやすさ」「使いやすさ」の観点から5つ星評価で紹介します。
 

catalyst

 
アップル製品のケースのほか、グーグル、サムスンのケースも手がけている、香港発のカタリスト。

デザインの種類やカラーバリエーションは2種類ほどしかありませんが、スリムなボディと握りやすいグリップ、耐衝撃、使いやすさなどが揃ったケースです。

耐衝撃に加えて完全防水のケースもあり、現場だけでなくキャンプなどのアウトドアでも活躍しそうな種類もあります。

衝撃吸収ケース

耐衝撃   ★★★★★
防水・防塵 ★☆☆☆☆
持ちやすさ ★★★★★
使いやすさ ★★★★☆

主な機能

  • MIL-STD-810G Method 516.6準拠
  • 3m落下耐衝撃プロテクション(角落ちのみ)
  • クッション構造で衝撃を吸収
  • 4箇所のストラップホール
  • ワイヤレス充電対応
  • 滑りにくいバンパー

 

トータルプロテクションシリーズ(完全防水)

耐衝撃   ★★★★☆
防水・防塵 ★★★★★
持ちやすさ ★★★★★
使いやすさ ★★★★☆

主な機能

  • MIL-STD-810G Method 516.6準拠
  • 2m落下耐衝撃プロテクション(角落ちのみ)
  • IP68準拠(約10mまで完全防水)
  • 防水・防塵・防雪
  • 滑りにくいグリップ
  • 水、ハンドソープを使用して丸ごと洗える
  • ケースをつけたまま通話やボタン操作、充電ケーブル対応
  • ワイヤレス充電対応
  • クリアなスピーカー音
  • 2箇所のストラップホール

※ 2022年11月現在、日本ではトータルプロテクションiPhone13シリーズの取り扱いとなり、iPhone14シリーズは海外サイトで販売されています。

 
値段は高めですが、現場作業員には欠かせない機能が揃っており、長くスマートフォンを使いたい人にはおすすめ。

*catalyst 公式サイト(英語)
*Trinity catalyst 日本語サイト

 

spigen

 
アップル製品だけでなく、Galaxy、Pixel、Xperia、AQUOS、HUAWEIに対応するケースやアクセサリーなど手がけている、カリフォルニア発のシュピゲン。

スリムなハードケースながらも、カードやお札が入るケース、持ちやすさを追求した超極薄ケースなども販売しています。

シュピゲンNo.1の衝撃吸収力のタフアーマー(iPhone14シリーズ)

耐衝撃   ★★★★☆
防水・防塵 ★☆☆☆☆
持ちやすさ ★★★☆☆
使いやすさ ★★★★☆

主な機能

  • MIL-STD-810G (Drop) Method 516.6準拠
  • 落下時の衝撃を効率よく吸収するためのエアクッションテクノロジー技術を四隅に採用
  • TPU素材のインナーケースにポリカーボネート素材の背面パネルで補強(三重構造)
  • 動画を見るときに便利なワンタッチスタンド付き
  • MagSafe対応充電器利用可能

 
画面を横にして立てることができるスタンドがついているので、動画をよく見る人におすすめ。

*spigen 公式直営店
*spigen 公式サイト(英語)
 

uag (Urban Armor Gear)

 
アップル製品、Galaxy、Pixel、HUAWEI、LGなど対応するケースやアクセサリーを手がけている、南カリフォルニア発のアーバンアーマーギア。

特殊繊維素材を背面に使用した耐衝撃ケースがあり、ほかの耐衝撃ケースと比べてデザイン性のあるケースです。

耐衝撃ケースでは珍しい手帳型のケースMETROPOLIS

耐衝撃   ★★★★☆
防水・防塵 ★☆☆☆☆
持ちやすさ ★★★☆☆
使いやすさ ★★★★☆

主な機能

  • MIL-STD-810G Method 516.6準拠
  • 122cm落下方向26方向(8角、12稜、6面)の製品落下試験をクリア
  • 軽量設計
  • カード収納
  • ワイヤレス充電対応
  • 手帳型

 
耐衝撃の保護フィルムだけでは心配な人は、液晶画面部分も保護できる手帳型がおすすめ。
 
 
MONARCHケース

耐衝撃   ★★★★★
防水・防塵 ★☆☆☆☆
持ちやすさ ★★★★★
使いやすさ ★★★★☆

主な機能

  • MIL-STD-810G Method 516.6準拠
  • 122cm落下方向26方向(8角、12稜、6面)の製品落下試験をクリア
  • 5重構造
  • 軽量設計
  • 画面保護
  • ボタンが押しやすい
  • 滑りにくいグリッド
  • 10年保証
  • 4色から選択できる

 
耐衝撃のほか、デザインや色にもこだわりたい人におすすめ。

*uag 公式サイト(英語)
*uag 日本語サイト
 

必要な性能を選ぶ


 
現場でもプライベートでも欠かせないスマートフォン。
特殊な環境で使用するとなると、端末を守るためのスマホケースは重要になってきます。

耐衝撃はもちろんのこと、防水・防塵や持ちやすさ、使いやすさは、現場で使用する際に一番気になるところ。

またプライベートで使用することも考えて、プラスの機能やデザインなども併せてスマホケースを選びたいですね。

 
▽保護フィルムについての紹介もしています。


 
参考元:
*株式会社ナセル MIL-STD-1553.jp MIL-STD-810 概要
*日本エイ・ヴィー・シー株式会社 IP規格・防水保護構造及び保護等級
 
 
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この記事を書いた人

BUILD編集部

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