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2020/08/12更新

あなたの現場は大丈夫?液状化現象の危険性とメカニズムを知っておこう

仕事

現場作業を行っているときに、自然災害が起こることもあります。
地震大国日本において、地震はそれの最たるものです。

地震によって激しく揺られると、地盤がまるで液体のようになる「液状化現象」というものが起こり、建物が沈下する恐れがあります。
東日本大震災の際にも、埋没配管が浮き上がってしまったショッキングな画像がニュースで流れていたりもしました。

今回は、地震の際に起こる液状化現象というのはなぜ起こるのか、その危険性とメカニズムを詳しく解説します。

 

液状化とは

液状化現象とは、地震が発生した際に地盤が液体状になる現象のことを言います。

液状化は、主に同じ成分や同じ大きさの砂からなる土が、地下水で満たされている場合に発生しやすいといわれています。
砂でできた地盤は、普段は砂の粒子が結びついて支えあっています。
しかし地震によりゆるく堆積した砂地盤は、激しい揺れにより砂の粒子がバラバラになってしまいます。
その後バラバラになった砂の粒子が沈み、地面の裂け目から泥水が噴出したり水が溢れ出たりなどの現象が起こるのです。

このような状態となると、水よりも比重が重い建物が沈んだり、傾いたりします。
結果、家の不同沈下や倒壊が起こります。
木造建築はコンクリート造の建物に比べて家が軽く、基礎工事が浅いため、傾斜や沈下などの被害を受ける可能性が高くなります。

これまで液状化による死亡被害や負傷した事例などは数は多くありません。
しかし、1995年に起こった兵庫県南部地震による神戸市中央区ポートアイランドにおける地盤沈下現象は、普段生活する地域で起こった地盤沈下に恐怖を覚えた人も少なくありませんでした。

 

どのような土地が液状化しやすいのか

では、どのような土地が液状化しやすいと言われているのでしょうか。

一度液状化した土地は、再度地震が起こったときにまた液状化する可能性が高いと言われています。
これは一度の液状化で地盤沈下していても、液状化が発生しないために必要な締め固め量の半数にも満たないと考えられているためです。

国土交通省では、過去に液状化が起こった被災履歴図や、掘削機等を用いて地盤の強度や地質を調査するボーリング調査を行ったボーリングデータ、液状化しやすさをマップにした液状化マップなどがデータとして公開されています。

液状化マップについては主に地方公共団体によって作成・公表されています。
自分の地域の各公共団体のサイトや役所などを確認してみましょう。

参考:国土交通省

もちろん液状化させないためにも、事前対策が一番重要となってきます。
地盤改良工事を行う際に確認するなど、施工管理技士として仕事をしっかりと行いましょう。

 

防災意識を持とう

液状化現象が起これば、命に関わる被害も想定されます。
被害を最小限に抑えるためにも、ハザードマップを確認したり、防災グッズを常備していたりと日々の防災意識が問われます。
現場で事故を起こさないためにも、防災意識を持っておきましょう。


 

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BUILD編集部

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