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2020/06/11更新

日本国外で人気!日本庭園の特徴と様式から学ぶこと

仕事

日本庭園と聞いてどんな場所を想像しますか?
座敷から見える芸術作品のような庭園や、池の周りをゆったり散歩できる庭園など、様々なイメージを持つでしょう。

ひとえに日本庭園と言っても、用途や種類によって、異なる特徴や楽しみ方があります。
今回は、現代の庭園造りにも生かされる日本庭園の様式について紹介します。

 

日本庭園の歴史と特徴

幾何学模様や左右対称で造られているヨーロッパの庭園とは異なり、左右非対称や曲線で作られる造形が特徴の日本庭園。

日本に庭園の技術が伝えられたのは、飛鳥時代のことでしたが、当時の庭園は真四角の池が造られていたりと、私たちの考える「日本庭園」とは違ったものでした。

奈良時代になり、平城京が造られていく中で日本の庭園文化は発展していき、現代まで伝わる曲線による造形も増えていきます。

 

日本庭園の種類

日本庭園には主に「枯山水」「池泉庭園」「露地」の3つの様式に分けることができます。
 

枯山水

日本庭園の様式の中でも耳にする機会の多い枯山水は、水を使わず砂や石、高低差などを利用して山水を表現した庭園です。

散策が目的ではなく、室内からゆったり鑑賞することを目的としており、瞑想や坐禅の場所としても使われています。
 

池泉庭園

水を使わず山水を表現する枯山水と打って変わって、水が重要な要素となるのが池泉庭園です。
山や川、海など自然の景色が庭園の中に落とし込まれています。

池泉庭園の中にはその鑑賞方法の違いから、さらに3つの様式に分類されます。
 

池泉舟遊式

舟を浮かべて庭園の景色を楽しむ様式
 

池泉鑑賞式

屋内から座って庭園を楽しむ様式
 

池泉回遊式

庭園内を歩き回って楽しむ様式
 

露地

茶庭とも言われる露地は、茶室までの通路やそれに付随する庭園のことです。

茶の湯の文化に影響された様式で、茶室までの通路は、客人が雑念を払い、日常を忘れて茶室に入るための重要な要素となります。

 

現代の建築にも取り入れられる日本庭園

現代の建築や個人宅でも、日本庭園の手法を取り入れた庭が人気を集めています。
日本庭園の一部を切り取ったような落ち着きのある和風庭園だけでなく、あえて直線的な敷石や御簾垣(みすがき)と合わせることで和モダンな庭園も人気です。

また、自然の美しさをゆったりと感じられる日本庭園は、日本だけでなく海外でも人気があり、個人宅の庭園に取り入れられるケースも多くあります。
 

奥深い造園の歴史を知ろう

現代にもその美しさが評価される日本庭園は、ただただ鑑賞するだけではもったいない!

植物の配置や自然の風景との調和など、細部までこだわり造られた日本庭園から学ぶべきことはまだまだたくさんあります。

少し見方を変えてみれば、一度訪れたことのある庭園もまた違って見えてくるかもしれませんよ。
 
 

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BUILD編集部

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