2021/01/22更新
羽毛布団が欲しい人必見!知っていて損はない羽毛の種類について
生活
寒さが本格的になってくると、軽くて暖かい羽毛布団が恋しくなりませんか?
羽毛布団は軽さと暖かさだけでなく、吸湿性や放湿性もあるため、夏でも心地よく使うことができることから、一度使うと手放せなくなってしまう人も多いはず。
しかし他の素材の布団と比べると値段が高いため、なかなか手が出せなかったり、どの羽毛布団が良いのかよくわからなかったりと、購入するのに悩んでしまいますよね。
購入したら「思っていた軽さではなかった」「厚さが薄かった」「匂いがキツかった」などの失敗もよくあります。
そこで羽毛布団の購入を考えている人へ、知っておくと役立つ羽毛布団について2回に分けて紹介します。
今回は、羽毛布団の基礎知識とも言える、羽毛についてです。
意外と知らない羽毛の種類は、価格や布団の厚み、臭いに繋がってきます。
後悔しない買い物をするために、事前に知識をつけておきましょう!
羽毛布団とは
ダウンとフェザー
羽毛布団は、中の詰め物でダウンの割合が50%以上のものを呼びます。
残りの50%以下は、フェザーが使われています。
例えば、ダウン90%の羽毛布団は、残りの10%にフェザーが詰められています。
ダウン(羽毛)とは水鳥の胸元に生えており、丸くわた毛のような形で、軽くてふわふわとしています。
繊維状で羽軸がほとんどなく、ダウンボールや綿羽(めんう)とも呼ばれます。
空気を含みやすいため保温性があり、吸湿・放湿性もあるため、温度や湿度の調整機能があります。
フェザー(羽根)とは真ん中に羽軸のある羽根で、水鳥の体全体に生えています。
一般的に想像する鳥の羽根の形をしているのが、フェザーと呼ばれているものです。
フェザーには、スモールフェザーとフェザーの2種類あります。
スモールフェザーは、水鳥のお腹の部分に生えている、サイズが小さく柔らかい羽根で、ダウンと混合して羽毛布団に使われたり、枕、クッションなどに使われます。
一方フェザーは、スモールフェザーよりも大きく、枕、クッションなどに使われることが多いです。
1匹の水鳥から取れるダウンの取れる量はフェザーより少ないため、貴重で値段が高くなります。
羽毛布団と羽根布団との違い
羽根布団とは、中の詰め物にフェザーが使われており、フェザー割合が50%以上のものを呼びます。
羽根布団に使われているフェザーは通気性はありますが、ダウンに比べて保温性が劣ってしまいます。
またフェザーはダウンよりも重く、あまりふわふわしていない特徴があります。
羽毛の種類
羽毛の種類で押さえてきたい主な点は「水鳥の種類」「羽毛の色」「飼育期間と地域」の3つあり、種類によって値段差があります。
どのような種類があるのかを知っておくと、価格に見合った品質を見極める参考になります。
水鳥の種類
ダウンやフェザーは主にダックまたはグースから採取されます。
ダックはアヒルのことで、グースはガチョウです。
グースはダックよりも体が大きいため、採集される一つひとつのダウンボールが大きく、小羽枝(しょううし)と呼ばれる枝のような繊維が細かく密生しています。
そのため、ダックのダウンに比べて耐久性や保温性が高いと言われています。
羽毛を購入した際に気になる「獣臭」についても、グースの方がダックよりも草食性が高いため、匂いが少ないと言われています。
羽毛の色
ホワイトダウンとシルバーダウンと呼ばれるの2種類の羽毛があります。
羽毛の色の違いで、品質の違いはほとんどありませんが、シルバーダウンは薄い生地では色が透けることがあるため、ホワイトダウンの方が人気があります。
飼育期間や飼育地域
ダックやグースの中でも体が大きく健康的なダックやグースは長期間飼育され、卵を産みマザーダック、マザーグースとなります。
成熟した羽毛はより大きく、保温性も耐久性も高いため、高級羽毛布団に使用されます。
ダック、グース、マザーグースの順に質の良い羽毛となり、金額も高くなっていきます。
また、寒い地域で育ったダックやグースの方が寒さに強い羽毛となり、防寒機能が優れていることから、ハンガリー産やポーランド産などの羽毛が高級品とも言われています。
寒い地域でストレスの少ない環境で飼育された、マザーグースの羽毛が90%以上使用されていれば、最高級の羽毛布団と言えるでしょう。
高級羽毛布団は羽毛の種類だけでは決まらない!
羽毛布団の良し悪しは、羽毛の種類だけでは決まりません。
羽毛の質や、使われている生地の素材、製法なども合わせて品質が決まり、価格が決まります。
そこで次回は、羽毛布団購入前に知っておきたい用語や、チェックするべきポイントを紹介します。
羽毛布団購入を検討している人は、ぜひチェックしてください!
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