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2020/12/04更新

羽毛布団が欲しい人必見!購入前にチェックするべき5つのポイント

生活

 
寒さが本格的になってくると、軽くて暖かい羽毛布団が恋しくなりませんか?

羽毛布団は軽さと暖かさだけでなく、吸湿性や放湿性もあるため、夏でも心地よく使うことができることから、一度使うと手放せなくなってしまう人も多いはず。

しかし他の素材の布団と比べると値段が高いため、なかなか手が出せなかったり、どの羽毛布団が良いのかよくわからなかったりと、購入するのに悩んでしまいますよね。

購入したら「思っていた軽さではなかった」「厚さが薄かった」「匂いがキツかった」などの失敗もよくあります。

そこで羽毛布団の購入を考えている人へ、知っておくと役立つ羽毛布団について2回に分けて紹介します。

前回は、羽毛布団の基礎知識とも言える、羽毛についての解説をしました。
羽毛布団が欲しい人必見!知っていて損はない羽毛の種類について

今回は、羽毛布団購入前に知っておきたい用語や、チェックするべきポイントを紹介します。

後悔しない買い物をするために、事前に知識をつけておきましょう!
 

知っておきたい羽毛布団の知識

羽毛布団製品の説明に出てくる用語を覚えておくと、気になる布団の厚みや軽さ、臭いなど、品質の参考になります。


 

ダウンパワー

 
ダウンパワーとは、羽毛1gに対してどれくらいの体積かを示しており、よく「350dp」や「400dp」と表示されています。

これは羽毛がどれくらいの膨らみがあるか「かさ高」を示しており、ダウンパワーが大きければ大きいほど、高級ダウンとなります。

一般的な羽毛布団のダウンパワーは300dp高級羽毛布団は400dp以上と言われています。
 

充填量とダウン率

 
羽毛布団の充填量とダウン率は、購入時にとても重要なポイントとなります。

充填量とは、羽毛布団の中にどれくらいの量の羽毛が入っているかです。

充填量が多すぎると、布団が重くなってしまったり、空気が入りにくく、保温性や通気性が悪くなってしまいます。

そして充填量が少なすぎても、布団が軽くなりすぎてしまったり、保温性があまりないなどのデメリットがあります。

一方ダウン率とは、布団の中にダウンが入っている割合のことです。

羽毛布団は、詰め物に50%以上のダウン(羽毛)が入っているものとなります。
ダウンの割合が高いほど良いとされており、値段も高くなります。

 

羽毛布団の充填量とダウン率を確認することは、布団の厚みやどのような羽毛が使われているかを推測することができます。

例えばダウン率が70%の羽毛布団でも、充填量が1.5kgと重い場合、厚みのある布団となり、冬用に向いていると言えます。

ただ充填量が異様に重いと、ダウンボールが小さくて未熟な羽毛をたくさん詰めて厚みをだしている可能性があり、重くて保温性など質の低い羽毛布団と推測できます。

逆にダウン率が95%の羽毛布団で充填量が0.5kgと軽い場合、厚みのない薄い布団となり、夏用に向いていると言えます。

冬用、春秋用、夏用と、どの羽毛布団を使うかによって、充填量とダウン率を確認するようにしましょう。
 

洗浄度と酸素係数

 
羽毛は水鳥の「毛」を使っているため、臭いが必ずあります。
羽毛布団の臭いが気になる人は、羽毛の「洗浄度」と「酸素計数」も重要なポイントとなってきます。

洗浄度は、殺菌、洗浄されている羽毛に塵や埃がついていないかを、水の透明度で測定し、水の濁りが低く洗浄度が高いほど良いとされます。

日本羽毛製品協同組合が定めている基準は、洗浄度が500mm以上としています。

酸素計数は、羽毛にタンパク質などの有機物が残っていないかを、水の酸素要求量で測定し、数値が低いほど良いとされます。

日本羽毛製品協同組合が定めている基準は、酸素計数が4.8mg以下としています。

日本羽毛製品級同組合が定めている基準の他、それぞれの会社が独自の基準を設けているところもあります。

羽毛についている塵や埃、有機残留物は、臭いの原因となるため、基準以上の清浄度と酸素計数かどうか、製品の説明をよく確認することも大切です。

しかし、どうしても臭いを消すのは難しく、完全に無臭になるものではありません。
臭いがあまりなくても、配送時の湿気や気温などで臭いがきつくなってしまったり、ものによっては臭いが残ってしまうこともあるようです。
 

ここも重要!羽毛布団の羽毛布団の側生地と製法

羽毛布団はダウンの種類などの他に、寝心地を左右する側生地、羽毛の特性を発揮する製法も、品質と価格に反映する要素となります。

羽毛の種類やダウンパワーなどだけでなく、側生地や製法の確認もしましょう。


 

側生地の素材

側生地の素材によっては、羽毛の本来持っている、軽さや吸湿・放湿性などの性質を十分に発揮できないことがあります。

羽毛布団の側生地によく使われている素材は主に、ポリエステル綿シルクなどがあります。

 
ポリエステル
合成繊維であるポリエステルは、綿よりも軽くて肌触りがつるっとしています。

通気性や吸湿性、吸水性が悪く、静電気も起こりやすい素材です。
ポリエステルの使われている割合が多いと、布団の中が蒸れやすく、寝汗が気になる可能性があります。

価格が他の生地素材に比べて安いため、比較的安い羽毛布団にポリエステルが多く使われています。

 
綿
天然素材からできている綿は、肌触り、吸水性や吸湿性に優れているため、羽毛布団に適した生地と言えます。

綿の使われている割合が100%に近いほど良いと言われますが、綿にはランクがあり、繊維の太さによっては肌触りや強度が変わってきます。

綿の割合や種類によって値段が変わってきます。

詳しい綿について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
【良いものを知って男を上げる】世界三大綿と日本三大タオルの話

 
シルク
天然素材からできているシルクは、軽くて肌触りが格段に良く、吸水性、吸湿・放湿性、保温性に優れ、静電気も起きにくい、季節問わず快適に過ごせる素材です。

羽毛布団には最適な素材と言えますが、値段も高いため、高級羽毛布団に使われていることが多いです。

しかし、とても繊細な素材なため、摩擦に弱く、色も変色しやすかったりなど、取り扱いが難しいと言われています。

上記以外にも、側生地に使われている素材はいくつかあります。
それぞれの素材の肌触りや特徴が、羽毛布団に適しているかなどを確認することは、寝心地の良し悪しに繋がります。

製法

羽毛布団の側生地は、羽毛の寄れ防止や保温性をなど上げるために、四角く区切られるキルト製法が用いられています。

キルト製法は主に「平キルト」「立体キルト」「2層式立体キルト(ツインキルト)」の3種類あります。

平キルトは「叩きキルト」などとも呼ばれ、側生地の表と裏を直接縫いつけています。

縫い目のところから熱を逃がしてしまうため、保温性が低く、夏用のダウンケットに使われていることが多い製法です。

立体キルト主流の製法で、マス目の間にマチ(高さまたは厚み)をつけた製法です。

マチがあることで羽毛の膨らみが保たれ、空気を含みやすく、熱を逃がしてしまうことが少ないため、保温性が高くなります。

2層式立体キルトは「ツインキルト」などとも呼ばれ、立体キルトを上下に合わせたような製法です。

羽毛が上下に分けられるよう仕切りが入っており、上下でキルトの数を変えているため、立体キルトよりも更に保温性が高くなります。

寒い地域に住んでいたり、寒がりの人に向いていると言われています。

しかし仕切りがある分、使用する生地が増えてしまい、羽毛布団自体が重くなってしまったり、費用がかかってしまいます。

製法は、羽毛布団の保温性に関わってくるので、使用する季節や、住んでいる地域によって選択するのがいいでしょう。
 

目的別、特に確認するべきポイントまとめ

羽毛布団の購入にあたり、特に気にするべき項目は

  • ダウンパワー
  • 充填量とダウン率
  • 洗浄度と酸素係数
  • 側生地の素材
  • 製法

 
の5つとなります。

この中でも、目的によって特に確認するべき点は以下のようになります。

羽毛布団の品質重視の場合

  • 羽根の種類
  • ダウンパワー
  • 充填量とダウン率
  • 側生地に使われている素材

 
布団の厚み重視の場合

  • 羽根の種類
  • ダウンパワー
  • 充填量とダウン率
  • 羽毛布団の製法

 
暖かさや寝心地が気になる場合

  • 羽根の種類
  • ダウンパワー
  • 充填量とダウン率
  • 側生地に使われている素材
  • 羽毛布団の製法

 
臭いが気になる場合

  • 羽根の種類
  • 洗浄度と酸素係数

 

購入前に確認しよう

羽毛布団にこだわって突き詰めれば、最高の寝心地が期待できます。
しかし価格もかなり高価となってしまうため、なるべく安くて質のいいものを購入したいですよね。

羽毛布団の知識をつけてチェックするポイントを押さえれば、インターネットでの購入も失敗しにくくなるでしょう。

また口コミを参考にすると、製品の想像がなんとなくできるのでおすすめです。

毎日使うものだから、後悔しない買い物にしましょう!

参考
日本羽毛製品協同組合
羽毛試験(かさ高性、油脂分、清浄度、酸素係数) 一般財団法人カケンテストセンター

 
 

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BUILD編集部

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