2022/08/04更新
年300泊以上の元職人が語る!長期宿泊先選定時のポイント3選
生活
遠方に派遣される職人にとって、ビジネスホテルや旅館などの宿泊先選びはとても大事なポイントです。
いくらメンタルが強く体力のある職人にとっても、慣れない土地や勝手のいかない環境に長く身を置くと疲れるもの。
仕事以外の時間を少しでも快適に過ごせるようにすれば、作業のパフォーマンスも上がりいい仕事につながります。
そんな宿泊先選びについて、約10年間・毎年300泊以上ホテルや旅館・民宿に泊まってきた元職人の経験から、失敗しないための確認したい注意点3つを紹介します。
宿泊の手配は会社がやってくれるというパターンも多いかもしれませんが、宿泊先の手配をする人や、自分で手配をしないといけない人など必見です!
ポイント1.サイトの施設情報はしっかりチェック
会社から手配してもらう場合と、会社でいつも使う宿泊施設を予約する場合を除いて、滞在先を探す際に大手検索サイトを利用する人は多いのではないでしょうか。
しかし、サイト内の施設情報の記述が多すぎて、欲しい情報が見つかりにくかったり、逆に知りたかった情報が記載されていないということも。
記述が多いと、急いでいる場合などは目を通さないこともしばしばあります。
そういったときでも、快適な出張ライフに欠かせない特に気をつけたい施設情報のポイントをお伝えします。
ポイントを抑えて効率よく宿泊先を決めましょう!
もし、サイト上の記載で判断ができない情報は、手っ取り早く電話してみることをおすすめします。
Wi-Fi等のインターネット設備の有無
インターネット設備があるといっても、なかには個人経営のホテルなど、長い廊下の真ん中や数カ所にしかルーターを設置していない宿泊施設が多くあります。
また古いホテルでは、金属製の分厚いドアのせいか、ドア付近までしかWi-Fiが使えない場合もよくあります。
部屋でWi-Fiが使えるかどうかは、仕事ができるかどうかだけでなく、休日の過ごし方にも影響が出てくる大事な要素です。
有線LANのある部屋を選んでルーターを持ち歩くか、ポケットWi-Fiを使用する場合以外は、しっかり「部屋情報」をチェックして部屋にWi-Fiがあるか判断しましょう。
サイトによっては、ホテルのフロントやロビーなどのWi-Fiの有無を「施設の設備情報」に、部屋でWi-Fiが使用できるかを「部屋の設備情報」に書き分けている場合もあるので、勘違いしないよう注意が必要です。
ランドリーの有無と営業時間
特に長期滞在の場合は、荷物を少なくするためにも、できればランドリーのある施設を選びたいところです。
しかし地方によっては、コインランドリーが24h営業ではない場所もあります。
ランドリーはビジネスホテルではほとんど設置されていますが、深夜の使用を禁止している施設もあるので注意が必要です。
ランドリーの有無だけでなく、使用時間の確認もするといいでしょう。
駐車場の有無とタイプ
駐車場自体が無い施設も少なくありません。
またサイトに「駐車場有り」とは記載されていても、その駐車場が宿泊者専用の無料パーキングなのか、または有料パーキング形式なのか確認しましょう。
料金や駐車時間、駐車場所などに制約があるかどうかまでは記載されていない場合が多いので、注意が必要です。
急に現場に行かなくてはいけないとき、休みに出かけたいときなどの自由度が変わってくるため、事前に把握しておくといざというときに便利です。
冷蔵庫の有無とタイプ
残業が多く遅くなる現場に長く出張する場合などは、部屋にちゃんとした冷蔵庫がある部屋がおすすめです。
安価な部屋は冷蔵庫自体がなかったり、あったとしてもペットボトル数本しか入らないような非常に小さいものだったり、冷蔵庫がフロアで共同で使用する施設もあります。
未だにコロナ禍でスーパーや飲食店が早く締まってしまう地域も多く、帰りが遅くなりがちな場合は食習慣が一気に崩れてしまいます。
冷蔵庫があり食料の買い溜め・買い置きが可能であればインスタント食ばかりに頼らなくてもよくなります。
ポイント2.レビューは絶対に見よう
予約前に、気になる宿泊先を見つけたら、絶対に利用者レビューに目を通すことをおすすめします。
特に現場が郊外や山中の場合は、ホテルもその近辺で予約する場合が多くなりますが、そういった宿泊先は他店との競争がほとんどない場所が多くあります。
そのためか、サービスや対応が雑だったり、建屋や設備の衛生面が気になってしまうような施設があります。
一概には言えませんが、従業員が教育されておらず態度に問題があったり、接客云々のレベルではない様な施設も多くみられます。そういった場所は、領収書の記載ミスや計算間違いも少なくありません。
領収書のミスがあると、出張後の精算時に、領収書を再発行・郵送してもらったり、説明や精算書の書き直しといった余計な手間と時間がかかります。
あまりにも安価過ぎる施設、評価の低すぎる施設や僻地にあるような施設は、しっかり施設情報だけでなく、レビュー欄も目を通してみましょう。
もしくは電話をかけてみることで、受け答えなどの対応はチェックすることができます。
ポイント3.長い出張・現場は事前に電話をかけよう
前述したような接客態度や不明点を確認する目的以外にも、交渉して何か優遇してもらえる場合もあるので電話をかける価値はあります。
何カ月も滞在するような長い出張・現場では、同じ宿泊施設にずっと滞在できない場合もありますが、ある程度の期間滞在できるのであれば、電話をかけてちょっとした交渉をしてみることをおすすめします。
具体的には、
などがあります。
当然交渉・お願いの内容には常識の範囲がありますが、長期滞在してくれる顧客には色々なサービス・優遇を行ってくれる施設は多いです。
長い戦いになるからこそ、協力してもらえる部分は協力してもらい、効率よく生活していけるようにするだけでも、楽に過ごすことができます。
親請け業者・監督・他職の職人に聞く方法も
現場の親請け業者や監督が、現場一帯の宿泊施設に非常に詳しい場合もあります。
朝早く出発し、一番遅く残りがちな方達だからこそ、通勤途中や近辺にスーパーなどの生活に欠かせない店があるいい宿泊施設を知っていることが多いです。
また、よく同じ現場にいる他社の職人に聞く方法もあります。
検索サイトにも載っていないような、安くて便利な宿泊施設を知ることができる可能性も高いです。
ですが、既に同じ現場のほかの業者がその宿泊施設を大勢利用している場合も多く、部屋の予約は取れても、駐車場が全く空いていないことも多々あるので注意しましょう。
宿泊先選び・予約は手間をかけた分、後からが楽!
宿泊先選びが面倒だからと適当にしてしまうと、行ってみたら想像していたのと全然違うとなってしまい、快適に過ごせなくなってしまうことも考えられます。
更に、キャンセルしようとしたときに、キャンセル料がかかってしまう場合は、なおのこと嫌なものですよね。
知らない土地の慣れない環境に行くときこそ、事前にしっかりと宿泊先情報をチェックすることで、そういった不便さや余計な手間を省くことができます。
ぜひ今回説明してきたポイントをおさえて、快適に出張生活を送ってください。
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