2022/12/08更新
冬の現場は寒すぎる!防寒の重ね着、レイヤリングのすすめ。
仕事
師走に入り、すっかり寒くなりました。現場職人は外での作業も多く、寒さの厳しい季節は服装にも工夫が必要になってきます。
体の冷えは作業効率を落とすだけでなく、体調不良にもつながります。
自分に合う服装で、防寒対策をしっかりしておきましょう。
目次
極寒の建設現場を乗り切る服装
プライベートの外出であればたくさん着込むことができますが、建設現場では温かさと同時に動きやすさも重視されます。
考えなしに着込んでしまうと体が動かしにくくなったり、途中で脱いで体温を調節する場面で手間取ってしまうこともあります。
また、寒いとはいえ体を激しく動かせば汗をかきます。汗が乾かないまま寒い場所にいると体を冷やす原因になってしまうため、速乾性のある素材を選ぶことも重要です。
安ければOK、着られればOKという安易な考えは捨て、自分の体に合う衣類を揃えるのがおすすめです。
「レイヤリング」で防寒対策を
中に着る衣類の特徴や着込む順番で温かさが変わることをご存知でしょうか?
衣類の機能を考慮し、3層の構造で重ね着することを「レイヤリング」と呼びます。
このレイヤリングは登山などのアウトドアでも用いられる手法で、ウェアを揃える上での基本的な考え方です。
レイヤリングでは、肌から近い順に「ベースレイヤー」「ミドルレイヤー」「アウターレイヤー」の3つに分けられます。
うまくレイヤリングができると、外の冷気から体を守りつつ、保温効果を維持することができます。
ベースレイヤーには機能性インナーを
ユニクロのヒートテックに代表される、保温効果を備えた機能性インナー。
ユニクロのほかにも、ワークマンなどの作業着メーカーや、スポーツメーカーからも販売されています。
温かさだけでなく、汗を吸収・速乾できる素材がおすすめです。
ミドルレイヤーは保温と透湿がカギ
ミドルレイヤーには、保温しつつ汗の湿気を外に逃がす役割があり、フリースや長袖シャツ、軽めのダウンジャケットなどを着用します。
この上にさらにアウターレイヤーを羽織ることを想定し、着ぶくれしすぎないサイズ感のものを選びましょう。
アウターレイヤーには防風素材を
風を通さない素材で、冷たい外気から体を守ります。防水機能付きのものなら雨天時の作業も安心です。
可能であれば、普段使っているミドルレイヤーに当たる服を店に持参し、それを着た上で試着してみるといいでしょう。
動きやすいか、ポケットなどの使い勝手はどうか、確認するのがおすすめです。
プラスαで万全に
衣類での防寒対策に加え、防寒グッズを身に着けることでより保温性を高めることができます。
ネックウォーマー
「首」「手首」「足首」と、首のつく場所を温めると全身が温まりやすくなります。
ネックウォーマーは首元から入ってくる冷気を防ぐ役割も果たします。
ただし、マフラーのような長さのあるものは作業中に引っかかりや巻き込み等の事故につながる可能性があるので、使用は控えましょう。
カイロ
防寒対策の王道カイロは必須アイテムです。
お腹や腰に貼るのもいいですし、最近では靴下に貼る足元用のカイロなどもあり、部分的な冷えにも対応できるようになっています。
低温やけどを防ぐため、ベルトの下など圧迫される場所は避けて使用してください。
手袋・軍手
作業中に使う軍手も防寒と機能性を兼ね備えた冬用にチェンジ!
滑り止め付きの裏起毛手袋も数多く販売されていますし、軍手の下につけるインナー手袋という選択肢もあります。
靴下
先述したインナーと同じように、保温効果のある靴下も各メーカーから販売されています。
裏起毛のものや、5本指のものなど、バリエーションも豊かです。
長時間締め付けられていると血流が悪くなり足を冷やしてしまうため、強い締め付けを感じないものを探してみてください。
防寒対策の準備を!
以上、レイヤリングによる防寒対策と、プラスαで揃えたいものを紹介しました。
寒さの厳しい時期になりますが、しっかり防寒対策をして、いい仕事ができるように、そして体を壊さないようにしていきましょう。
▷ワークマンで揃える防寒作業服の紹介はこちら
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