2022/08/22更新
おうちでも燻製!燻製器の使い方とおすすめレシピ2選
生活
いつも使う食材に、ひと手間かけるだけでおいしくなる調理法の一つ「燻製」。
相性がよい食材である、肉や魚、卵にチーズなどを燻すことで、燻製独特の香りを楽しめます。
その燻製を楽しむために、なくてはならない燻製器。
ただ一言で燻製器といっても、簡易的な大ぶりな箱型のものから、キャンプ用品ブランドのしっかりしたものまで、サイズも値段もピンキリです。
せっかくならキャンプやBBQだけでなく、自宅でも気軽に燻製料理を楽しみたいですよね。
今回は、ホームセンターでも購入できるような小型の燻製器で、その使い方と燻製料理をご紹介します。
燻製の基本
燻製を始めるにあたって、まずは3種類の燻製方法と、燻製で使うスモークチップとスモークウッドの違いといった、基本情報は押さえておきましょう。
冷燻・温燻・熱燻
一言で燻製といっても「熱燻」「温燻」「冷燻」の3種類の燻製方法があります。
- 熱燻(ねっくん)
- 温燻(おんくん)
- 冷燻(れいくん)
熱燻は、80〜140℃の高温で食材を一気に燻製する方法です。
燻製器の底面に敷いたスモークチップをガスコンロやBBQコンロで熱して出た煙で食材を燻製します。
ほかの燻製方法に比べて10分~1時間の短時間で燻すことが可能で、食材の水分をある程度保ちジューシーに仕上がります。
温燻は、30〜80℃の温度で食材を燻す、最もポピュラーな燻製方法です。
スモークウッドに直接火をつけ、その煙で食材を燻製します。
熱燻よりも時間がかかり、数時間から1日程度かけて燻します。
冷燻は、燻製器内の温度を15〜30℃ほどの低温で長期間燻製にかける方法です。
低温でじっくり燻製することで食材に火を通さずに燻製できるため、スモークサーモンや〆サバなどが適しています。
スモークチップ・スモークウッド
3つの燻製方法に続いて、今度は燻製方法によって使い分けられるスモークチップとスモークウッドについて解説していきます。
- スモークチップ
- スモークウッド
スモークチップは、数ミリ幅のチップ状の木材です。
燻製する食材によって分量を簡単に調整がしやすく、こちらはガスコンロなどで熱することで煙が出てくるため、熱燻で使用されます。
スモークウッドは、スモークチップを固めたものになります。
こちらはスモークウッドに直接火をつけることで煙を出すため、温燻で使用されます。
ちなみにチップやウッドは木によって香りが異なり、香りと食材との相性もそれぞれです。
どちらも100円均一でも購入が可能なので、色々試してお好みの香りを見つけてみましょう。
今回使用した燻製器
今回筆者が愛用している燻製器は、マルカの「スモーくんミニ」です。
こちらはネットやホームセンターで2,000円前後で購入できる、比較的安価に手に入るクッカーになります。
この燻製器は家庭のガスコンロやBBQのコンロで使えるので、屋内外問わず活躍できます。
また燻せる量の目安は、太めのソーセージであれば3〜4本、ナッツは小袋1~2個分、カマンベールチーズは丸々1個分が入れられるので、料理やおつまみにちょっと燻製した食材で楽しみたいときにちょうど良いです。
おすすめの燻製料理
燻製した食材を活用した、おかずにもおつまみにもなる燻製料理をご紹介します!
※燻製中は煙がよく出るので、必ず換気をしましょう。
- 燻製器
- スモークチップまたはスモークウッド
→熱燻、温燻によって使い分ける。 - 燻したい食材
→初心者はチーズ・ソーセージ・ベーコン・ナッツがおすすめ。 - アルミホイル
→スモークチップや食材を乗せる。
ブロックベーコン
市販で売られているベーコンで、特に燻製におすすめなのはブロックタイプです。
【作り方】
- ブロックベーコンを5㎝程度にカットし、表面の水分をキッチンペーパーでふき取ったら塩こしょうをすりこむ。
- ②スモークチップを敷いた燻製器の網の上にブロックベーコンを置いたら、フタをして煙が出るまで強火にかける。
- ③十分に煙が出たら中火〜弱火にして、煙を持続させながら20~30分程度燻製する。
- 黄金色に色づいたらできあがり。
燻製したブロックベーコンをそのまま食べるのもおいしいですが、ブロッコリーと一緒にマヨサラダにするのもオススメですよ。
▼参考レシピはコチラ
おうちで燻製!スモークベーコンとブロッコリーのマヨサラダ | nomina
カマンベールチーズ
カマンベールチーズは6Pにカットされたものや、丸々1個でもOKです。
【作り方】
- 燻製器の網の上にチーズを置いたら、フタをしてスモークチップから煙が出るまで強火にかける。
※カットされたチーズの場合は、チーズより一回り大きいアルミホイルを網に敷いておく - 十分に煙が出たら中火〜弱火にして、煙を持続させながら15分程度燻製する。
- 表面が色づいてチーズの内側が溶け始めていればできあがり。
お酒が止まらないカマンベールチーズも、チーズディップにすることで野菜も溶けるように食べられちゃいます。
チーズディップにする場合は、燻製する前にチーズの上部5mm内側に、深さ5mmほどの切り込みを一周いれておくことで、燻製後にフタを取るように開きやすくなります。
▼参考レシピはコチラ
とろーりとろける♪野菜と燻製カマンベールチーズディップ | nomina
おうちで燻製料理を楽しもう
燻製器と燻製ウッドがあれば、お好みの食材でいつでも燻製が作れますよ。
ぜひこの機会に燻製にチャレンジしてみてください!
【参考サイト】
熱燻・温燻・冷燻ってどう違うの?自宅でも楽しめる燻製の作り方! | 食・レシピ | UP LIFE | 毎日を、あなたらしく、あたらしく。 | Panasonic
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