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2023/10/23更新

産地だけじゃない!シャンパンとスパークリングワインの違い

趣味

 
結婚式などで出されることも多いスパークリングワインですが、シャンパンとの違いは知っていますか?

シャンパンとスパークリングワインは、同じようで少し違うもの。

レストランやパーティーなどの場で、違いもわからず全てシャンパンだと思っていると、恥をかくかも…

また、シャンパンを飲んでいるのにスパークリングワインだと思い込んでいたら、もったいない!

せっかくなら「シャンパン」と「スパークリングワイン」の違いをしっかり押さえて、それぞれを楽しみましょう!
 

シャンパンはスパークリングワインの一つ

 
シャンパンやスパークリングワインは、発泡性のあるワインのことです。

一度発酵がおわったワインに、糖分と酵母を加え、再び瓶やタンクの中で発酵させることで、スパークリングワインができあがります。

そしてスパークリングワインの中でも、特定の条件を満たし、かつシャンパーニュ地方で作られたものだけがシャンパンと呼ばれます。
 

シャンパンの条件とは


 
シャンパンとスパークリングワインの違いとして、大きく分けて3つの条件を押さえておきましょう。
 

その1:製造方法

 
スパークリングワインの製法は主に5つ。

  • シャンパーニュ方式
  • シャルマ方式
  • トランスファー方式
  • 田舎方式
  • 炭酸ガス注入方式

 
今回は製法についての詳しい説明は省きますが、シャンパンは「シャンパーニュ方式」で製造されています。

5つの製法の中で一番時間や手間のかかる作り方になることから、シャンパンは高価なお酒になります。

シャルマ方式やトランスファー方式は、シャンパーニュ方式を簡略化した製法といわれ、比較的安価で大量に作ることができます。

炭酸ガス注入方式は、名前の通りワインに炭酸ガスを注入してスパークリングワインを作ります。

コストを抑えられるため、スーパーなどで安く大量に売られるものはこの製法で作られています。
 

シャンパンの条件1:シャンパーニュ方式で製造されている

 
*参考元:ワインリンク ワイン用語の解説・辞典。類似表現や用例なども
 

その2:ぶどうの品種

 
シャンパンには使用できるぶどうの品種も決められています。

使用が許されている品種は7種類。

  • ピノ・ノワール
  • ムニエ
  • シャルドネ
  • アルバンヌ
  • プティ・メリエ
  • ピノ・グリ
  • ピノ・ブラン

 
この7種類をブレンドして作られますが、ピノ・ノワールムニエシャルドネの3つが大半を占めています。
 

シャンパンの条件2:使用できるぶどうの品種は7種類

 
*参考元:シャンパーニュ事務局 シャンパーニュに使用される葡萄の種類
 

その3:アルコール度数

 
シャンパンのアルコール最低度数は毎年決められますが、大抵11〜12%になります。

それを下回ってしまうと、シャンパンとは認められません。
 

シャンパンの条件3:アルコール度数が規定値を満たしている

 

【これだけはおえたい】シャンパンとは

  
紹介したほかにも細かな規定はありますが、以下を抑えておきましょう。

【シャンパンの条件】
  • シャンパーニュ地方で作られたスパークリングワイン
  • シャンパーニュ方式で製造されている
  • 使用が許された7品種のぶどうで作られる
  • アルコール最低度数を満たしている

 
シャンパンはスパークリングワインと比べて、きめ細やかな泡でクリーミー、そしてフルーツや花などのような香り高いのが特徴で、価格も高価です。

全ての規定を満たしたシャンパンには「シャンパーニュ」と記載されたラベルが貼られるので、シャンパンかスパークリングワインかわからないときはラベルを確認してみましょう。
 

スパークリングワインと合う料理


 
ワインを頼むとき、料理と合うものはどれか迷ってしまうこともありますが、基本的にスパークリングワインはどんな料理にも合いやすいといわれています。

家でスパークリングワインを飲む場合も、あまり考えすぎず「合うかも」と思ったおつまみをチョイスしましょう。

一般的に合う合わないといわれるものはありますが、最初は楽しみながら飲むことも大切です。

ワインの種類に迷ったら、スパークリングワインに挑戦してみてはいかがですか?
 

違いがわかる大人に

 
シャンパンはスパークリングワインの中の一つです。

カテゴリーは同じスパークリングワインですが、スパークリングワイン=シャンパンではありません。

こだわりの製法や厳選されたぶどう、決められたアルコール度数といった厳しい条件を満たしているからこそ、味わいや価格に差がでてきます。

違いをしっかり理解して飲むことで、さらにシャンパンとスパークリングワインを楽しむことができますよ!
 

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