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2023/03/09更新

暖房器具は賢く使わないと損!電気代を抑える使い方やコツ

生活

 
寒さが厳しくなる冬は、夏よりも電気代がかかる時期。
世界情勢もあり、電気料金の値上がりのニュースが気になるところです。

そこで、少しでも電気代を抑えるために、今ある暖房器具の特徴を見直し、コスパよく部屋を暖めましょう!

暖房器具の購入を検討している人も必見です!
 

暖房器具の電気代

1000Wの電力を1時間使用した場合の単価を1kWhで表します。

契約している電力会社や暖房器具の種類によって電気代は変わりますが、ここでは1kWhあたり31円と仮定した場合の電気料金を紹介します。

これは、全国家庭電気製品公正取引協議会で定めている目安となります。
 

エアコン

 
エアコンは温風を出し、空気を循環させ空間を暖めます。
部屋全体を長時間暖かくキープすることが得意ですが、暖めるまでに時間がかかるという特徴があります。

電気代…20.15円 / 時
※ 6畳用、650Wの消費電力の場合

 
 

電気ストーブ

 
電気ストーブは、電源をつけてから温まるまでのスピードが早く、前面のものに焦点をあてて暖めることが得意な暖房器具です。

部屋全体を暖めるのには不向きですが、手足を素早く温めたいときなどに便利です。

電気代
400Wの場合…12.4円 / 時
1200Wの場合…37.2円 / 時

 

こたつ

 
こたつは電気ストーブ同様、手足などをピンポイントで温めるのが得意な暖房器具です。
こたつ布団で覆われた内側のみを暖めるため、部屋を暖めることはできません。

電気代…9.3円 / 時
※ 消費電力300Wの場合

 

オイルヒーター

 
オイルヒーターは、エアコン同様部屋全体を暖めるのに特化した暖房器具ですが、温風を出さないため、乾燥や音が気にならないというメリットがあります。

部屋をすぐに暖めたいときや、体をピンポイントで温めたいときには向いていません。

電気代
600Wの場合…18.6円 / 時
1500Wの場合…46.5円 / 時

 

電気カーペット

 
電気カーペットは、カーペット型の床に敷くタイプの暖房器具です。カーペットの表面が全体的に素早く暖まるため、足元から体を温めます。

電気代
500W…15.5円 / 時
700W…21.7円 / 時

※2畳用の場合

 

電気代を安く抑えるには?


 
電気代を安く抑えるには、各暖房器具の電気代を知るだけでなく、暖房器具の特徴を理解して工夫して使用することが大切です。

また、古い電化製品は電気代も高くなることが多くあります。

新しい暖房器具の方が効率的に暖めることができたり、エコモードなども搭載されていたりするので、使用している製品を見直してみるのもいいかもしれません。

ポイント
  • 暖房器具の特徴を生かした使い方をする
  • メインで使う暖房器具を決める(そのほかはセーブする)
  • 古い暖房器具を買い換える
  • エコモードを活用する

 

エアコン

 
部屋全体を暖めるエアコンは、扇風機やサーキュレーターと一緒に使用することで、温かい空気が部屋中にいきわたり、効率よく部屋を暖めることができます。

温かい風は上に溜まりやすいので、風向きを下にして、さらに扇風機などで風を循環させるようにしましょう。

節電できる温度設定は20℃で、自動モードがおすすめ。
しかし、20℃ではやはり寒いと感じてしまうのであれば、電気カーペットやこたつ、オイルヒーターなど、ほかの暖房器具と併せて使うのも、一つの手です。

月に1回のこまめな掃除も、節電に繋がります。

またエアコンは、起動時が一番電力を使うため、短時間のうちにつけたり消したりすることで電気料金が高くなってしまいます。

30分ほどの外出であれば、エアコンを消して出かけるよりも、つけたままの方が節電になるそう。
 

まとめ
  • 温度設定は20℃
  • 風向きを下にする
  • 自動運転モードにする
  • 寒いと感じるときは、電気カーペット・こたつ・オイルヒーター・電気毛布などと併用
  • こまめに掃除をする
  • 30分ほどの外出であれば、電源をつけたままにする

参考元:スマートでんきコラム by スマートテック エアコンはつけっぱなしにすると安いのか?高いのか?
 

電気ストーブ

 
電気ストーブを使って部屋全体を暖めようとするとコスパが悪くなりますが、短時間で足を温めたいときや、エアコンで部屋全体を暖めるまでの間に使うのがおすすめ。

すぐに温めたいときなどの一時的な使用にとどめ、長時間使わないようにしましょう。
 

まとめ
  • エアコンで部屋全体が暖まるまでの短時間のみ使用する

 

電気カーペット・こたつ

 
こたつや電気カーペットを使用しているときは、部屋全体を暖める暖房器具はセーブしましょう。

使う広さによって大きさを変え、床からくる冷気を防ぐアルミシートを敷くことで、効率よく使用でき、電気の消費量を減らすことができます。

そして、暖かさを「」の設定にすることでも電気代を節約できます。

電気カーペットであれば、ブランケットと一緒に使うことでより一層暖かくなります。

また思い切って、こたつから消費電力の低い電気毛布に変えると、より一層節約になりますね。
 

まとめ
  • 電気カーペットの下にアルミシートを敷く
  • 電気カーペットやこたつの暖かさを「中」以下に設定
  • ブランケットと併用する

 

オイルヒーター

 
暖房器具としてはメリットの多いオイルヒーターですが、電気代が高くなってしまう傾向にあります。

オイルヒーターを使う場合は、窓の近くに置くことで、外からの冷気を温めて部屋全体を暖めることができます。

部屋を暖めるのに時間がかかるため、エアコンと一緒に使ったり、トイレや脱衣所などの狭い場所で使用するのにおすすめ。

無音・無風で部屋を暖めてくれるので、就寝前や起床前などタイマーをうまく利用して使うのにもいいですね。
 

まとめ
  • 窓などの冷気の侵入口近くに置く
  • 狭い場所で使う
  • タイマーを上手く利用する

 

電気代を抑えて部屋や体を暖める方法


 
電気代を節約するためには、電気を使わずに部屋や体を暖める方法もあります。
 

1. 冷気の侵入を防ぐ

 
暖房を使用していても、窓やドアの隙間から侵入してくる冷気によって、寒く感じてしまいます。

厚手のカーテンを使う窓に冷気断熱シートを貼る冷気防止ボードを置くなどして、冷気が入ってこないようにするだけでも、エアコンの効きが変わります。

またドアの隙間は、隙間風ストッパーを使うといいでしょう。
 

2. 日の光を入れる

 
晴れた日に窓から日差しが入るようであれば、日の光を家の中に入れると、部屋が多少暖かくなります。

窓に冷気断熱シートを貼り、日の光を入れられれば、自然と部屋が暖かくなりますね。
 

3. 湯たんぽを使う

 
就寝前に布団の中に忍ばせておくと、冷えてしまった足や体を温めることができます。

また布団以外でも、ブランケットの中に湯たんぽを置いて使用すれば、こたつのように使うこともできますよ。
 

上手に使ってお得に暖まろう

 
部屋が冷えていると、とにかく早く暖めようと、こたつにストーブにエアコンに…と色々とつけてしまいがちですが、暖房器具の特徴を理解して、無駄な電気を使わないよう意識しましょう。

また、一度自宅の暖房器具の電気料金を調べてみるのもおすすめです!

*電気料金計算 電気料金の計算

毎日使うものだからこそ、少しの見直しで電気代を節約していきたいですね。
 
 

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