BUILD

職人のためのライフスタイルメディア

2021/05/24更新

社会人なら知っておきたいカタカナ語から覚える英単語【は行〜ら行】

生活

 
ビジネスシーンだけでなく、日常生活でもカタカナ語が多くなってきている今、わからないカタカナ語や、意味を間違えて使用していた、ということも多いはず。

実は、最近使われているカタカナ語の多くが、英単語から由来しています。

そこでビジネスシーンでよく聞く、理解しておきたいカタカナ語とその英単語を3回に渡って紹介しています。

最終回は、は行〜ら行の言葉。

カタカナ語をうまく使いこなして、できるビジネスパーソンを目指したいですね!

*1回目:社会人なら知っておきたいカタカナ語から覚える英単語【あ行】
*2回目:社会人なら知っておきたいカタカナ語から覚える英単語【か行〜な行】

生活や環境についてのカタカナ語の紹介もしています。
今更聞けない…よく聞く知らないと恥ずかしい!?カタカナ語【2021】
 

カタカナ語の上手い使い方


  
知っていれば言いやすく、使いやすいカタカナ語。
前回の記事では、カタカナの乱用は聞き手に伝わりにくく、不愉快にさせてしまう可能性があると解説しました。

では、どうしたら聞き手に伝わり、相手を困らせない使い方ができるのでしょうか。

使い方のルール例:

  
カタカナ語の特性を生かした使い方をするなど、注意しながら上手く活用していきたいですね。
 

よく聞くカタカナ語【は行〜ら行】

 
ここでは、英単語からきているビジネスで使われる用語、は行〜ら行を紹介します。
 

バイアス

bias(名詞・動詞・形容詞・副詞): 偏見、先入観、傾向、(布の裁ち目・縫い目の)斜線・バイアス、偏り など

 
ビジネス用語でも「偏り」など英語と同じ意味合いで使用されることが多くあります。
またビジネスシーンだけでなく、心理学、統計学、電子工学、服飾系などでも使用される言葉。

使用例:

  • バイアスのかかった見方で人を評価してはいけない。
  • バイアスをかけるような質問ばかりだ。
  • アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)を自覚して対処するべきだ。

 
バイアスがかかるとは「偏見がある」「偏りがある」ことを意味しており、バイアスをかけるとは「先入観をもたせる」「偏見をもたせる」ことを意味しています。

アンコンシャスバイアスとは、誰しもが持っている考え方ものの見方思い込みのこと。
例えば「お茶入れは女性がやるべきだ」「新入社員は率先して雑用をやるべきだ」「モデルは背が高くてかわいい(かっこいい)」「人を見た目で判断する」などがあります。
アンコンシャスバイアスは無意識のうちに態度や発言として出てしまい、周囲や会社に悪影響を与えてしまう可能性があるため、アンコンシャスバイアス研修を取り入れる企業が増えています。
 

バッファ

buffer(名詞・動詞):緩衝となるもの、緩衝材、緩衝器、(衝撃を)和らげる、減らす、データを一時的に蓄えておくメモリー(バッファー) など

 
ビジネス用語では「余裕」や「ゆとり」という意味で多く用いられますが、人間関係や国と国、企業間などで「仲介・サポート役(緩衝)」とした意味で使用されることもあります。
IT業界では「一時的なデータの記憶場所」や「保存領域」のこと。

使用例:

  • 会議で配る資料のバッファはありますか?
  • もう少し予算にバッファをもたせたい。
  • AB社のZさんがバッファになって交渉を手助けしてくれた。

 
イギリス英語では「バッファ」が近い発音となりますが、アメリカ英語では「バッファー」と最後を伸ばす言い方が近い発音になります。
 

ハレーション

halation(名詞): ハレーション、写真や映像で強い光があたり、白くぼやけて見えたりすること、光暈(こううん)

 
ビジネス用語では「悪影響を及ぼす」や「強い印象(影響)を与える」意味。
IT、デザイン、美容、医療などの業界でも幅広く使用されている言葉です。

使用例:

  • この言動は社内でハレーションを起こしかねない。
  • 予想外な出来事だったとはいえ、ハレーションが大きく事態は深刻だ。

 
halationとカタカナ語のハレーションでは意味合いが異なるので注意しましょう。
 

フィックス

fix(動詞・名詞): 修正する、修理する、固定する、決定する、治療する、調整する、解決する、(食べ物・飲み物を)用意する、作る など

 
ビジネス用語では「確定、決定」「修正」「固定」という意味で主に使用されています。
「確定」や「決定」を意味するフィックスは、何回かの変更があって最終的に確定した意味合いが強いです。

使用例:

  • 3回目の会議でようやくプロジェクト内容がフィックスした。
  • 最終調整日が30日でフィックスした。
  • これから配る資料がフィックス版です。
  • この前から続いていたバグをフィックスしました。
  • すでにフィックスしている方針がいくつかあります。

 
バグをフィックスするとは「バグを修正する」という意味。
フィックスしている方針とは、すでに「固まっている」方針があるということ。
また業界によって「修正」や「固定」などの意味合いが強くなることがあります。

fixでも「決定する」という意味がありますが、ビジネス用語で使用されるような「最終確定した」という意味合いは含まれません。
 

ペンディング

pending(形容詞・前置詞): 未解決の、保留(中)の、懸案(中)の、(起訴などが)係争中の、〜の間、〜の結果が出るまで、〜まで(待って) など

 
ビジネス用語でも同じく「保留」や「先送り」といった意味で使用されます。

使用例:

  • この件に関しては、一旦ペンディングでお願いします。
  • 会議で決定されたプロジェクトがペンディングになった。

 
日本語の「先送り」や「保留」はマイナスの印象が強く、取引先などからあまり好印象を持たれないのに対し、ペンディングはトゲのない柔らかい言い方でポジティブな印象に聞こえることから、よく使われるようです。
 

マイルストーン

milestone(名詞): マイル標石、道標、里程標、(歴史や人物の)画期的な出来事や事件、(歴史や人物の重大な)節目

 
一定の距離ごとに置いてある、目的地までの距離が表示されたマイル標石(標識)から転じて、歴史や人物などにとっての重大な出来事などの意味にもなったmilestone。

ビジネス用語では「中間目標」を意味しており、長期化しそうなプロジェクトや重大な事業などの中間の目標地点、節目のポイント、各工程の区切りのことを言います。

使用例:

  • プロジェクトのスケジュールにマイルストーンも設定してください。
  • 次のマイルストーンを確認させてください。
  • このプロジェクト達成は私のマイルストーンになった。

 
英語と同じく「人生の大きな節目」の意味合いで使われることもあります。
誰かにとってのマイルストーンになるということは、その人の転機になった出来事と言え、ターニングポイントに近い意味合いになります。
プロジェクトを成功させるには、マイルストーン設定は重要と言えますね。
 

マター

matter(名詞・動詞):(考慮すべき)事、問題、件、(問題の)原因、理由、根拠、困った事、事態、状況、重要である、問題となる など

 
matterは一般的に「問題」「重要」「事柄」などという意味合いで使われることが多くあります。
ビジネス用語では「担当(者)」「責任(者)」「管轄」の意味で用いられ、英語とは違う意味合いで使用されています。

使用例:

  • その案件に関しては、Aさんマターとなります。(担当)
  • 部長マターで進めないとできない案件です。(責任)
  • 人事部マターの内容となるので、確認しよう。(管轄)

 
短くて言いやすいフレーズなので、使いすぎに注意したいカタカナ語です。

It doesn’t matter.(気にしないでください、構いません、どうでもいい)」は、謝罪を受けたときの返事など会話の中でよく出てくるフレーズで、覚えておくと使える英語です。
 

リテラシー

literacy(名詞): 読み書きの能力、(特定の分野の)技術、能力、知識

 
ビジネス用語では主に「特定の分野の知識や理解度」という意味で使用され、ある物事の情報を正しく理解、分析して活用(応用)する能力のこと。

使用例:

  • リテラシーがある(ない)、リテラシーが高い(低い)
  • 情報リテラシー
  • メディアリテラシー

 
リテラシーがある/ない高い/低い」は、読解能力や理解力、知識とその応用力、活用力の有無や程度を意味します。
情報リテラシー」は、適切な情報を収集、分析して活用する能力のこと。
メディアリテラシー」は、テレビ、インターネット、ラジオ、雑誌などのメディアを活用する能力のことで、情報を正しく見極め、主体的に読み解く能力を意味します。

literacyは「リ」にアクセントがくる言い方になります。
 

リソース

resource(名詞・動詞): 資源、供給源、物資、財源、資産、調達する、提供する など

 
ビジネス用語では、会社の経営資源を意味し「ヒト」「モノ」「カネ」「時間」「情報」などのことを指します。
色々な業界で使用され、資源となるモノがそれぞれ異なるので注意が必要です。

使用例:

  • 新規プロジェクトを進めるのにリソースが足りない。
  • ソフトウェアを使用するためのリソースを確保したい。

 
プロジェクトを進めるためのリソースとなると、人員、予算(資金)、設備などの何かが足りていないことになります。
全てが足りていない場合もあれば、人材だけ足りていない場合などがあり、状況によってリソースを指すものが異なります。
IT業界などでは「メモリの容量」や「パソコンの処理能力」のほか「パソコンの周辺機器」などを意味します。

resourceはアメリカとイギリスで発音が異なります。
イギリス英語では「リース」が近い発音で「ゾ」にアクセントがきます。
アメリカ英語では「リ」にアクセントで「ィソース」が近い発音になります。
 

リリース

release(動詞・名詞): 解放(する)、釈放(する)、自由にする、公開(公表・発表)する、放つ、離す、除去、取り外し など

 
ビジネス用語では主に「発表する」「公開する」「発売・販売する」という意味。

使用例:

  • 明日から新サービスがリリースします。
  • 商品改定に関する情報をプレスリリースした。

 
プレスリリースとは、テレビ、インターネット、雑誌などのメディアに向けて情報を開示、発表することを言います。
似た意味の「ニュースリリース」は世の中に向けてニュースを発表することで、プレスリリースとの違いはあまりありません。
*対義語に「アサイン」、類義語に「ローンチ」があります。

CDがリリースされる、釣った魚をリリースするも同じreleaseから由来しています。
 

レギュレーション

regulation(名詞・形容詞): 規則(に従った)、条例、制御、取り締まり、法規(にのっとった)、標準的な、当たり前の など

 
ビジネス用語でも「規則」「規定」といった意味で使用されます。

使用例:

  • レギュレーションを作成することで、デザインの統一感が生まれる。
  • ここのレギュレーションは、高さの制限がある。
  • 施設を利用するためには、レギュレーションの説明を聞かないといけない。

 
何かを運営、利用、使用、設定するなどにあたり、決められた仕様、規定、基準、マニュアル、規約のことをレギュレーションと言います。
似た意味の「ルール」は一般的な決まりに対して、レギュレーションは法的な意味が含まれます。

regulationは、レーションの「レ」がアクセントで「レギュィション」が近い発音となります。
 

レジュメ

resume(動詞・名詞): 再び続ける、(中断していたことを)再び始める・始まる、再開する、復旧する、履歴(経歴)書 など

 
ビジネス用語では、フランス語の意味となる「要約」や「概要」として使われますが、近年では外資系企業などで使われている「履歴書」という意味でも定着しています。

使用例:

  • 会議用のレジュメを作っておいてください。
  • 転職希望の企業へレジメを提出した。

 
会議用やプレゼン用などのレジュメとなると、内容を簡単にまとめた要点のこと。
似た意味で使われる「アジェンダ」は、議題のテーマや目次、決めるべき事項に対して「レジュメ」は要点をまとめたもの、簡潔にまとめた内容の意味となります。
履歴書の意味で用いるときは「レジメ」と言われることもあります。

英語でも意味の違いによって発音が変わります。
「再び続ける」という意味の場合、イギリス英語では「レューム」、アメリカ英語では「レーム」または「レゥム」が近い発音となり「ジ」または「ズ」にアクセントがきます。
「履歴書」の意味の場合、イギリス英語では「ジュメィ」、アメリカ英語では「ゾメィ」または「ズメィ」が近い発音となり「レ」にアクセントがきます。

フランス語の意味でのレジュメ(要約や概要)を英語にすると「summary(サマリー)」となります。
履歴書のResumeはフランス語からきている単語。「CV(シーヴィー)」と言われることもあります。
 

ローンチ

launch(動詞・名詞):(ロケットを)打ち上げ(る)、(ミサイルを)発射(する)、(船を)進水させる、水に浮かべる、始める、開始(する)、(新しい製品などを)発表する、着手、立ち上げ など

 
ビジネス用語では主に「新たに何かを始めること」を意味し、新サービスやシステムを開始する、新商品などを発売すること。

使用例:

  • ライバル社が今までにないようなサービスをローンチした。
  • 3年かけて開発した商品を、ようやく今日ローンチした。

 
launchもビジネス用語と同じ意味合いで使われることもあります。

*同義語で「リリース」があり、言い換えることができます。
 

カタカナ語が必ずしも英語とは限らない

 
カタカナ語は色々な国の言葉から由来していたり、和製英語、日本語が略された言葉もあり、必ずしも英語が由来とは限りません。

レジュメのようにフランス語の意味として使われれいるものもあれば、約束を意味する「アポイント・アポ」はappointmentからきた和製英語です。

また互い違いやあべこべという意味の「テレコ」は、もともとは歌舞伎の世界で使われていた言葉で、カタカナ語でも日本語由来のものもあります。

 
カタカナ語の由来や元になっている言葉に加えて、由来している英語の意味、英語とカタカナ語との違いも理解することで、正しいカタカナ語と英語の両方を使えるようになりたいですね。
 
 

Pocket   はてブ   保存
BUILD編集部

この記事を書いた人

BUILD編集部