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2019/09/12更新

現場の全プロセスの生産性アップ!建築にドローンが有効なワケ

仕事

近年注目されているドローンですが、価格もだいぶ手に届くようになり、趣味で空撮する人も増えてきました。

そんなドローンは、建設現場でも実力が発揮されるのをご存知でしょうか?

現場でドローンを使うことで、現場の全プロセスの生産性・安全性が向上するのです!
 

ドローンと建設業界

国土交通省は、建設現場で行われる測量・設計・施行・管理の全プロセスにおいて、ICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)を導入することによる建設生産システム全体の生産性を向上を推進する「i-Construction(アイ・コンストラクション)」を、2016年度より導入しました。

i-Constructionの三本柱

  1. ICT技術の全面的な活用(土工)
  2. 規格の標準化(コンクリート工)
  3. 施行時期の平準化

その中でも「1.ICT技術の全面的な活用」を実現するためにも、有効といえるのがUAV、つまりドローンなのです。
 

参考:
i-Construction | 国土交通省
“i-Construction”ってなに?国交省が推進する取り組みを日本一わかりやすく解説 | シェルフィー株式会社

ドローンの性能とメリット・デメリット

建設業界での生産性向上の1つとして有効といわれるドローンですが、一体どんな性能があり、どんなメリット・デメリットがあるのか見てみましょう。
 

性能

ドローンの性能は機種によりますが、写真や動画の撮影、GPSによる設定した飛行経路の自動航行などが可能で、ラジコンヘリとは異なり「自律性」「データ収集能力」に長けています。

そして収集したデータを測量・進捗管理・メンテナンスに活用することで、建設現場での生産性向上につながるのです。

▽ドローンの性能を紹介している動画はこちら


 

メリット

建設現場においてのドローン飛行のメリットは以下の通りです。

  • 短期間での測量が可能
  • 足元の悪い場所(山の中、高所など)での測量で安全性が確保できる
  • 空撮した地形データを解析して、3次元測量に変換・測定ができる
  • GPSで設定した飛行ルートでの空撮により、工事の進捗を管理・把握しやすい
  • ビルやインフラ整備の点検・メンテナンスのコスト削減を実現できる

 

デメリット

一方、条件によってはドローン使用がデメリットとなることもあります。

  • 雨・濃霧・風速毎秒5メートル以上の日、あるいは電波干渉がある場所でのドローン飛行はNG
  • 数十万平方メートル程度の敷地や、凸凹のない敷地の測量はコストが割高になりやすい
  • 1回のフライト時間が短いため、バッテリー交換のために何度も離着陸をしなければならない
  • レーザー測量でなければ、山林などのような障害物がある場合地面を測量できない。
    (レーザー測量の装置は1,000円近くなるためコストが膨らむ)

 

ドローンを使用するにあたって注意点

建設現場でドローンを使うにあたり、気を付けなければならないことがいくつかあります。

その中でも特に、飛行ルートによっては国への事前申請が必要なこと、そして空撮中のプライバシーへの配慮です。
 

街中でのドローン飛行には国土交通省への事前申請が必要

2015年12月に施行された改正航空法により、1km四方に4000人以上住んでいる街中などではドローン飛行をするために、国交省で事前申請・許可が必要となります。

許可される条件として、機体の安全性、パイロットの操縦技量、飛行中の安全確保の体制などが求められます。

一方、山間部や海岸沿いなどの人が少ない場所であれば飛行許可申請は不要です。

それ以外にも細かい規制があるので、ドローンを飛ばす前にしっかり把握しておきましょう。


▽その他詳しい飛行ルールはこちら
航空:無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール – 国土交通省

 

プライバシーへの配慮

特に街中では、空撮中に撮影対象以外の物や人がどうしても映りこんでしまいます。

プライバシー侵害にならないよう、撮影には注意しなければなりません。
 

まとめ

建設現場でドローンを活用すれば、工数・人件費の削減、危険作業の回避、進捗や安全・品質管理がしやすいなど、現場の生産性をあげるツールとして活躍するに違いありません。

ドローンを使用する際は、安全面に充分留意しながら現場に活かしていきましょう!

 
 

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BUILD編集部

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