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2023/03/09更新

うっ臭い…安全靴の消臭には「足」と「靴」両方の対策が必須

仕事

 
作業現場に欠かせない安全靴。
朝から夜まで使用するため、ニオイが気になることはありませんか?

安全靴は雑菌が繁殖する条件が揃いやすいため、臭くなりやすいんです!

ニオイ対策には「足」と「安全靴」どちらのケアも大切。

日頃のケアで気になるニオイをなくし、気持ちよく安全靴を履いていきましょう!
 

安全靴が臭い!その原因は?


 
安全靴が臭くなってしまうのは、雑菌の繁殖が原因です。

ニオイを消すには雑菌を死滅させ、繁殖しにくい環境を作ることが大切ですが、安全靴は雑菌が繁殖しやすい条件が揃いやすいんです。
 

汗・皮脂

 
汗自体が臭っているイメージがありますが、足の裏からでる汗は、本来臭くなりにくい汗。

しかし、汗や皮脂は雑菌のエサとなります。

汗をエサに雑菌が繁殖することにより、イヤなニオイの原因となるのです。

体を動かし、汗をたくさんかく作業に履く安全靴は、汗や皮脂を吸収しやすく、雑菌にとって好条件な環境を作っているのです。
 

高温多湿

 
「高温多湿」も雑菌繁殖の原因となります。

安全靴は足の甲や指を守るため、保護具などで覆われています。
ブーツタイプのものなどもあり、普通のスニーカーより湿気や熱がこもりやすくなります。

日中たくさん汗を吸収した安全靴は、一晩玄関に置いておくだけではなかなか芯まで乾燥しません。

意識的に湿気対策を行わないと、雑菌の繁殖が進んでしまいます。
 

また靴下に覆われ、群れやすい安全靴に覆われている足自体も、汗をかきやすい環境になります。

ニオイを解消するには「安全靴」だけでなく、「足」のケアを行い、雑菌が繁殖しにくい環境を作ることが大切です。
 

安全靴のケア


 
安全靴は除菌に加え、湿気をとり、しっかり乾燥させることを意識しましょう。
 

重曹

重曹は雑菌がもととなる酸性のニオイと中和し、消臭効果が期待できます。

やり方も簡単で、いらない靴下に重曹を詰めて口を結び、安全靴の中に入れるだけです。
重曹は2~3ヶ月経ったら変えればいいので、一度作ってしまえば手間もかかりません。

吸湿性もあり、湿気予防にもなります。
 

また、靴専用の消臭パウダーなども販売されています。

靴を洗うのが面倒、何回も洗っているのにすぐにニオウ…という人におすすめ。

▽靴用消臭パウダーについてはこちら


 

天日干し

 
天気がいい日は天日干しにしましょう。

日光に当てることで殺菌効果もあり、汗やムレで生乾きの状態も防ぐことができます。

日中天日干しにする時間がない場合でも、夜のうちに外に干しておき、家を出るまで日に当てるだけでも違います。

▽靴の干し方については、以下を参考にしてください。


 

消臭スプレー

 
靴に消臭スプレーを使っている人は多いかもしれませんが、雑菌が繁殖し臭くなった靴にスプレーをしても一時しのぎにしかなりません。

消臭スプレーは雑菌を死滅させるものではないからです。

それでもスプレーで手軽にケアをしたいときは、除菌効果のあるものを選びましょう。
 

足のケア

足は毎日お風呂に入るときはもちろん、こまめに除菌し、清潔に保ちましょう。

爪をきる

足の爪は長く伸びていると、汚れが溜まります。
そういった垢は雑菌のエサになるため、足が臭くなるだけでなく、靴にも雑菌を繁殖させてしまいます。

足の爪は短く切り、清潔に保ちましょう。
 

足をよく洗う

体を洗うとき、足までしっかり洗っていますか?
足の指の間や、指と爪の間など細かい部分まで丁寧に洗いましょう。

また、角質が溜まっていると、ニオイの原因になってしまうことも。

たまにでいいので、スクラブなどを使って角質を取ると、足がツルツルになってさっぱりします。
 

除菌シートや消臭クリームを使う

日中汗をたくさんかいたり足がムレたときは、休憩時間に靴下まで脱ぎ、除菌シートで汚れを拭き取りましょう。

ニオイを打ち消すため香りがついた制汗シートを使っている人もいるかもしれませんが、汗と制汗シートの香りが混ざり、かえって不快なニオイになってしまうことも…。

制汗シートではなく、無臭の除菌シートでニオイのもとから断ち切りましょう!

また、足用の消臭クリームも販売されているので、併せて使用するのも一つの手です。
 

臭くなる前に!安全靴のニオイ対策

毎日使う間に臭くなってしまう安全靴ですが、臭くなる前に対策をしておくことで、長く清潔に使うことができます。
 

中敷を入れる

 
簡単にできることとして、安全靴を買ったら中敷を入れましょう。

中敷は汗や汚れを吸収しやすいので、取り出して洗うだけでもニオイの改善に繋がります。
古くなってしまったら新しいものに交換すればいいので、新しく安全靴を購入するよりずっと安く済みます。

100円ショップなどにも売っていたり、除菌・抗菌の性能があったり種類も豊富です。
 

安全靴をローテーションして使う

 
当たり前ですが安全靴を長く清潔に保つには、履く回数を減らすこと。
3足は揃え、最低2日間でも靴を休ませましょう。

休ませている間に、たっぷり時間をとって天日干しや除菌対策を行うことができます。

一度しっかり湿気を取り切ることができるだけで、ニオイはかなり軽減されます。
 

安全靴を性能で選ぶ

 
新しく安全靴を購入するときは、抗菌性のものや、通気性がいいものを選んで購入するのも一つの手です。

ただ抗菌性、通気性がいいからといって、ケアを怠ると雑菌は繁殖してしまうので、油断は禁物です。

お手入れのしやすい安全靴などもあるので、より効果的にニオイ対策ができる靴を選んでみてもいいですね。
 

毎日の手入れでイヤなニオイを改善

 
安全靴のニオイの原因は「汗・皮脂汚れ」と「高温多湿」です。

足と安全靴の両方を清潔に保ち、靴を脱いだときにツーンと香る、あのイヤなニオイをなくしましょう!

 
 

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この記事を書いた人

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