2020/08/24更新
無自覚にやっているかも!?パワハラの種類とハラスメント事例
仕事

会社内での立場を利用した嫌がらせという意味で使われる「パワーハラスメント(パワハラ)」。
この言葉が広く知られるようになったことで、パワハラ防止対策や、相談窓口が設置されるなど、パワハラを防止する動きが多く見られるようになりました。
パワハラという言葉が多用されるようになってから、その定義も広く曖昧になってきたように感じます。
今回は、パワハラの種類と、うっかりやってしまいがちなハラスメントについてご紹介します。
パワハラの種類
パワハラには大きく6つの種類があります。
身体的侵害
殴る、蹴る、叩く、物を投げつけるなどの暴力行為はパワハラになります。
紙を丸めたものやメガホンのようなもので頭を叩く行為も、軽い気持ちでやってしまいがちですがパワハラです。
精神的侵害
脅迫や人格の否定、暴言などはパワハラです。
また、必要以上に長時間叱責することや、人前で大声で叱責するなどの行為も精神的侵害にあたります。
人間関係からの切り離し
無視や仲間はずれのような人間関係からの切り離しはパワハラです。
全体の飲み会や食事会に誘わない、挨拶をしない(無視する)など、集団から孤立させるような行為は行ってはいけません。
過大な要求
明らかに達成不可能な目標や、一人では到底できないような量の仕事を強要したり、就業時間間際に過大な仕事を押し付けるといった行為もパワハラになります。
スキルアップのため、現状より少し高いレベルの仕事を任せるといった範囲であれば、パワハラにはなりません。
過小な要求
過大な要求とは逆に、能力に見合わない単純作業ばかり押し付けたり、嫌がらせのために仕事を与えない、過小な要求もパワハラとなります。
能力に応じて仕事の量や内容を調節しましょう。
個の侵害
私的なことに過度に立ち入る行為はパワハラです。
結婚をしつこく薦めたり、病歴や宗教・信条のような個人情報を了解を得ずにバラす行為もこの侵害とされます。
個人情報を話す必要がある場合は、本人の了解を得て、必要な人に配慮を持って伝えましょう。
パワハラだけじゃない!ハラスメントの例
日常生活で起こりやすいハラスメントは、パワハラだけではありません。
一般的に定義づけられているものだけで数十種類もあると言われていますが、今回は代表的なものを紹介します。
セクハラ
性的な嫌がらせや不快感を与える発言を行うことは、セクシャルハラスメント(セクハラ)です。
パワハラと同様に社内で問題になりやすいハラスメントの1つです。
恋人の有無などについてのプライベートのことや、ボディタッチがセクハラにあたります。
アルハラ
アルハラはアルコールハラスメントの略です。
社内の飲み会の席で、上下関係を利用してアルコールを強要したり、イッキ飲みをさせたりといった行為がアルハラになります。
度が過ぎるアルコールの強要は、急性アルコール中毒などの危険があり、命に関わる問題になりかねないので注意しましょう。
スモハラ
スモーキングハラスメント(スモハラ)は、喫煙者が非喫煙者に対して行う嫌がらせのことです。
非喫煙者がいる場で、配慮なくタバコを吸ったり、タバコを強要したりするとスモハラになります。
また、タバコ休憩の時間が異常に長い、回数が多いなどもスモハラになってしまう場合があるので注意しましょう。
知らないうちに加害者にならないよう注意!
パワハラは職業や会社の昔からの雰囲気などで、当たり前のように横行していたり、当事者が悪気なく行っていたりする場合があります。
しかし、むやみに人を傷つけたり、不快感を与えたりすることはあってはならないことです。
無意識のうちに自分がハラスメントをしていないか、今一度見直してみましょう。
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