2020/07/06更新
日常生活でも役に立つ!知っていて損はないロープの結び方基本編
仕事

現場の作業で木材をまとめたり、トラックで荷物を運ぶ時など、普段さりげなくロープを結んでいることかと思います。
現場や日常生活の他にも、キャンプや災害時などのいざという時にも役に立つロープの結び方はたくさんあります。
その中で今回は、基本のロープの結び方をまとめてみました。
基本の結び方は、とても簡単でどんな場面にでも使え、他の結び方と組み合わせた応用的な結び方にも使われるので、ぜひマスターしてください!
目次
基本中の基本
止め結び
別名:一重結び(ひとえむすび)
ロープにコブを作る結び方。
袋の口を閉じる時などにも使っていたりと、普段何気なく使っている結び方です。
- ロープを引っ張る時の握り手として
- ロープに通した物が落ちないようにするためのストッパーとして
- ロープのよりを一時的にほどけないようにする時
▽2本の紐の長さを調整する時にも使えます。
本結び(ほんむすび)
別名:真結び(まむすび)、横結び、かた結び など
2本のロープをつなぎ合わせる結び方。
本結びで連結させて1本のロープとして使うのには強度が弱くなってしまいますが、使い方は多岐に渡る便利な結び方です。
縦結びと間違われることが多いですが、縦結びに対して本結びは、解きやすいのも特徴。
- 頭に巻いたタオルを結ぶ時
- 三角巾を使った応急処置の時
- 1本のロープで輪を作る時
- レジ袋のような取手付きの袋を結ぶ時
▽風呂敷を結ぶ時にも使われています。
ロープ同士や物に結ぶ
ひと結び/ふた結び
別名:ハーフ・ヒッチ/ツーハーフ・ヒッチ
木や棒など、物にロープを縛りつける結び方の一つ。
物に対して、ロープを1回巻いて結ぶことをひと結び、2回巻いて結ぶことをふた結びと言います。ひと結びの結び方は、止め結びと同じで、ふた結びは止め結びを2回おこなうことで、ひと結びよりも強度が高くなります。
他の結び方の補強として、併せて使われることが多いのが特徴。
- 木などにロープを巻いて止めておきたい時(ひと結び)
- 杭の仮止め(ひと結び)
- 取手などにロープを結びつけて引っ張りたい時(ふた結び)
- 柱の仮止め(ふた結び)
巻き結び/二重巻き結び
別名:とっくり結び/
木や棒など、物にロープを縛りつける結び方の一つ。
二重巻き結びは、巻き結びの方法プラス一重多く巻いた結び方で強度がさらに増します。
先端を引くほどロープが締まり、摩擦で取れにくくなるのが特徴。
- 新聞・雑誌などロープを十字にしてまとめる時(巻き結び)
- 木材などをまとめて持ち運ぶ時(二重巻き結び)
- 簡易物干しなどでロープを張る時(二重巻き結び)
一重継ぎ(ひとえつぎ)結び/二重継ぎ(ふたえつぎ)結び
別名:いちじゅうつぎ結び、一重つなぎ結び、機(はた)結び、職工(はた)結び/にじゅうつぎ結び
太さの違うロープをつなげる時に使う結び方。
素材の違うロープは、組み合わせによって強度が下がってしまうことがあるので注意が必要です。
二重継ぎ結びは、一重継ぎ結びよりも強度が増し、信頼度が高くなります。簡単に結べ、テンションがかかっていれば緩みにくく、解きやすいのが特徴。
- 長さのたりないロープを伸ばしたい時
- 濡れているロープを伸ばしたい時(二重継ぎ結び)
▽細い方のロープの先を止め結びしておくと安心です。
もやい結び
別名:ボウリンノット、キングオブノット
ロープの端に輪を作る結び方。
作った輪の大きさは変わりません。使い勝手や用途がたくさんあるため「King of knot (キングオブノット) 結びの王」とも呼ばれます。
簡単に素早く結べ、強い負荷にも耐えられ、ロープが濡れていても解きやすいのが特徴。
- 物に結びつけたい時
- 柱などに結んでつなげておきたい時
- 体をロープにつなげて安全を確保したい時
仕事や普段の生活で活かそう
今回紹介した結び方の他にも、たくさんの種類があります。
紐の結び方を組み合わせて使え、強度を高めることもできます。
ロープの結び方は、現場や日常生活など多くの場面で使うことができるので、色々と試してみてください。
簡単な方法ばかりなので、マスターしていざという時に使えると、一目置かれるかもしれません!