2021/05/21更新
施工管理は未経験でも問題ない!その理由や魅力、仕事内容を解説!
仕事
建設需要が高まりを見せるなか、建設業界は現在深刻な人手不足が続いておりあちこちで募集の情報を見かけます。
その中でも最も足りていない仕事は施工管理と言われています。
「少し興味はあるけど、今まで建設業に携わったことないから」というように未経験だから諦めているなんてことはありませんか。結論からいいますと施工管理は未経験でも全く問題ありません。
今回は施工管理が未経験でも問題ない理由や実際の仕事内容、施工管理の魅力など解説していきます。
なぜ施工管理は未経験でも問題ないのか
施工管理は未経験でも問題ありません。理由は下記の通りです。
- 未経験OKの求人が増えているから
- 専門の学校に行く必要がないから
- 不器用でも問題ないから
詳しく説明します。
未経験OKの求人が増えているから
冒頭でも少し説明しましたが、建設需要は高まっています。都市再開発のラッシュなどによるものです。
しかし反して施工管理の人口は年々減っています。
なぜかというと、高度経済成長時代の建設需要がとても高かった頃の施工管理をしていた人たちの高齢化が進んでいるためです。
よって求人がかなり多い状況です。経験者のみの募集では圧倒的に人が足りないため、未経験者OKの求人を出している企業が増えています。
未経験者OKとなれば当然企業ごとに教育体制を整えていますので以前と比べ就職のハードルが下がりました。
専門の学校に行く必要がないから
施工管理には免許などはありません。施工を管理することが施工管理です。
よって大学時代に専攻が違うなどの理由で施工管理ができないということはありません。
また、施工管理には施工管理技士という国家資格があり、キャリアアップを目指す上では必ず必要になってくる資格です。
この施工管理技士を取得する際にも施工管理の経験を日々積み重ねていけば、わざわざ仕事終わりに学校へ通うなどの労力は不要です。
不器用でも問題ないから
施工管理という仕事は実際に手を使って作業を行う作業員とは違います。
作業員がより効率的に、より安全に仕事を行える環境を整えることが仕事です。
よって「自分は不器用だから建設業には向いていないのでは」と思っている方でも全く問題ありません。
施工管理の魅力3選
それでは、施工管理の可能性が見えてきたところで次に施工管理の魅力について紹介します。他業種にはあまり見られない魅力が多くあります。
得られる経験値が高い!
施工管理と一言でいってもその業務内容は多岐にわたります。
日々の現場の品質管理、工事を工期内で終わらせるための工程管理、決められた予算内で工事を終わらせるための原価管理、作業員の安全を確保するための安全管理、施主との仕様決め打ち合わせ、などなど一般的な職種では分業するであろう内容が施工管理という立場ひとつに求められます。
よって施工管理の業務量が多いのは事実です。しかし、見方を変えれば得られる経験値が高いということになります。この圧倒的な経験値によりスピード感のある自己成長を実感できます。
チームとしての達成感を感じられる!
施工管理は作業員をまとめる立場です。日々現場が進むにつれて、さまざまな問題が発生し、頭を悩ませることもあります。
しかし、そんなトラブルをひとつずつみんなで乗り越えながらなんとか建物が完成したときの達成感はとても大きいです。
何年経っても建物の前を通るたびに「あのチームで仕事ができてよかった。」と思えるのは大きな魅力の一つです。
キャリアアップも可能!
また何年も施工管理を続けていくと、将来的な転職の選択肢も増えてきます。
施工管理は建設業界だけが求めているわけではなく、不動産管理会社やディベロッパーなど不動産業界も必要としています。不動産は建設と密接な関わりがあるためです。
いざ転職をし、新たな業務に就いた場合もさきほどお話した経験値の多さから様々な業務に対応する力が備わります。
施工管理に向いているのはこんな人
ここからは施工管理に向いている人の特徴について解説します。すべてが備わっていなければならないというわけではありませんが、これらの特徴がある人は仕事になじみやすいです。
体が丈夫な人
よく現場は体力勝負。などと言われますが、施工管理に必要なのは体力というより気温変化や雨に打たれてもなかなか体調を崩さないという丈夫さです。
建設現場は外作業が多いので自然の影響をダイレクトに受けます。
体が丈夫というのは大きなアドバンテージです。
ものづくりに興味がある人
人は興味があることへの吸収力は高いです。施工管理に重要な興味はものづくりに対してということになります。
新しい業種や新しい工法などに興味をもって学ぼうとしている施工管理者は多く吸収することができ、結果的に成長が早いです。
臨機応変に対応できる人
現場では計画通りに工程が進まないことや、想定外の事態に陥ることもしばしばあります。
小さなことでもそのたびに悩んでいては、時間ばかりを費やしてしまい、工期内に工事を終わらせることができなくなってしまいます。
起きたことは起きたこととして、瞬時に切り替え次の手を出せる人は現場で重宝されます。
コミュニケーションをとることが好きな人
様々な人が関わる現場ではコミュニケーションが大事となります。
工程調整や仕様の打ち合わせなど、施工管理は人と話す機会が大変多くあります。
しかし一番大事なのは業務的な指示出しだけではなく、日頃の作業員とのコミュニケーションといえます。コミュニケーションがしっかりとれている現場は雰囲気がよく、成果物も良いものとなります。
施工管理を選択肢のひとつに!
以上、施工管理について解説しました。
これまで建設業は男性社会と言われていましたが、最近は女性の施工管理も増えてきました。
私自身現場で目にすることも多くなり、きつい仕事といわれていた施工管理ですが男性とまったく同じ業務をこなしており、充実感に満ちているようでした。
建設業は人が生活を続ける限り、仕事がなくなるということはありません。
建設業がある限り施工管理が不要になることもなく、とても安定した職業といえます。
この記事を参考に、施工管理を選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。
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