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2024/08/13更新

車のヘッドライトはどう違うの?ヘッドライトの黄ばみの取り方とは

趣味

2020年5月26日公開  2024年8月13日更新
 

昨今の車のヘッドライトの種類はLEDが主流ですが、中古車などを選んでいるとハロゲンランプを使用している車種もまだまだ市場に出回っています。

またハロゲンの色合いが好きだから…と、ハロゲンを選んでいるオーナーもしばしば散見されます。

今回は、どの種類のヘッドライトがどのような特性を持っているのか、また車検で困るヘッドライトの黄ばみの取り方を紹介したいと思います。
 

ヘッドライトの種類


 
ヘッドライトの種類は大きく分けて「ハロゲン」「HID」「LED」の3種類。

明るさや立ち上がりの速さなど、それぞれに特徴があります。
 

ハロゲン

 
LEDが台頭し現在に至るまで、ヘッドライトといえばハロゲンランプが主流でした。

電球の中にハロゲンガス(ヨウ素、フッ素、塩素、臭素など)を封入しフィラメントが発光するオーソドックスなライトです。

淡い暖色系の光で、ハイビームなどで目が痛くなることもなく、対向車にも優しいのが特徴です。

しかし発熱量と消費電力が多く、寿命が800~1000時間と短いという欠点もあります。

その代わり消耗品としての交換が前提なので、プロに頼まなくても交換が容易いという点においては利点でもあります。
 

HID

 
HIDは、「High Intensity Discharge 」(高輝度放電)の略称です。

電球のようにフィラメントがなく、アーク放電で発光するため、球切れの心配がないのが特徴です。

非常に明るく、明るさ優先ならLEDよりもHIDの方が明るいです。

また基本原理が蛍光灯と同じなので、電球と違い寿命も2000時間と長く、発熱しないので省電力なのも嬉しい点です。

しかし発熱しないというのは雪国などではデメリットにもなります。

積雪や氷結により、照射範囲が狭まってしまうこともあり、北国では発熱するハロゲンランプが重宝されています。

ほかにもハロゲンランプと違い、取り付け交換には専門的知識が必要となります。
 

LED

 
LEDは、「Light EmittingDiode」(発光ダイオード)の略称です。

複数のチップを並べて発光させるので、設計に自由度があり、ものによっては対向車ドライバーに眩惑を与えない、ハイビーム投光が可能でもあります。

長所は、平均約15年という圧倒的な寿命と、消費電力の少なさが特徴です。

交換も簡単で、工賃が安いというのも魅力です。

また紫外線フリーなので虫がよってきにくいというのも、車を汚したくないオーナーには嬉しい点ですね。

欠点として、HIDよりも暗く感じることと価格が高いことがあげられます。

ランニングコストを考えれば安く感じるかもしれませんが、初期費用が高いのが手を出しにくい理由にもなります。
 

ヘッドライトの黄ばみの理由


 
ヘッドライトの黄ばみを放っておくと、光量が少なくなり視界が悪くなり、更に放っておくと車検も通らなくなってしまいます。

この黄ばみの原因は、紫外線によるものです。

昔はガラス製のヘッドライトが多かったのですが、近年では樹脂製のポリカーボネートが主流です。

ポリカーボネートは、ガラスの数百倍の頑丈さや、事故時にプラスチックの飛び散りを最小限にできる利点がありますが、一方で、ガラスよりも紫外線に弱く、傷が付きやすいという
欠点もあります。

ゴシゴシと荒い洗車を行えば、細かい傷がついてしまいコーティングの劣化にもつながります。

こまめに洗車して、かつ優しく洗うことで、ヘッドライトの黄ばみを防ぐことができます。

またガレージ保管やカバーをつけるなどで、紫外線対策をするように心がけましょう。

もし黄ばんだ場合は、耐水ペーパーやコンパウンドで磨くと元通りになります。

車種にあったコンパウンドを選んでくれたりするので、プロにお任せするのも手段の一つです。
 

安全に運転をするために

 
ヘッドライトは、自分のため、周りのためにも定期的なメンテナンスが必要です。

自分の使いやすいヘッドライトを選んで、ドライブをより快適なものにしましょう。
 

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