2022/12/01更新
スニーカーや安全靴が濡れたら!翌日までに復活させる方法
仕事
季節の変わり目で雨の日が続くときや梅雨の時期などに履いている靴、どうしていますか?
雨の中での作業や移動が多いと、安全靴や自分の靴が蒸れたり、浸水してしまうことがあるのではないでしょうか。
また急な雨に降られて、お気に入りの靴が濡れてしまうなんてこともありますよね。
今回は、仕事やプライベートで愛用している靴を浸水させてしまったとき、明日の朝までに乾かす方法を紹介します。
目次
靴を乾かす前に
浸水具合にかかわらず、まずやっておきたいのが靴全体をタオルドライすることです。
乾かす前に靴に含まれている水分をどれだけ抜くかで、乾かす時間をかなり短縮できます。
ただ、足の臭い対策や靴を長持ちさせるためにも、靴の汚れや汗をしっかり洗ってから乾かすのがベストです。
靴の素材によっては水洗い不可のものもあるので、洗う前に確認してから適切なメンテナンスをおこないましょう。
また靴本体以外の中敷きと靴ひもは、靴から外してタオルで汚れを拭き取るか、洗濯用洗剤あるいは靴用洗剤で洗ってから乾かすことをおすすめします。
靴の乾かし方
靴の半分が濡れてしまった場合
靴の半分ほどが濡れてしまった場合でも、そのときの気候や天気、靴の素材によっては、そのまま放置してしまうと翌日まで完全に乾かないことがあります。
面倒でも対策をして、翌日までに乾燥させましょう。
生乾きの状態だと雑菌が増えてしまい、靴だけでなく足の臭いの原因となるので、しっかり乾燥させることが大切です。
- くしゃくしゃに丸めた新聞紙を靴の先端から隙間なく押し詰める。
- つま先を上にして干す。
- 時間をおいて新聞紙に水分が移ったら新しいものに詰め替え、靴の中の水分を感じなくなるまで何度か繰り返す。
- 丸めたタオルを詰めて、つま先を上にして干す。
- 新聞紙同様、水分を感じなくなるまで詰め替える。
- 新聞紙やタオルで靴の中の水分がほとんど取れたら、仕上げの乾燥として靴の中に温風を当てる。
※素材によって、熱で変形してしまうことがあるので、距離を置いて少しずつ風を当てるようにしましょう。
- 新聞紙やタオルなどである程度水分を抜いておく。
- シリカゲルと書いてある乾燥剤を靴の中に入れておく。
※ 100円ショップなどでも靴専用の乾燥剤が販売されています。
※ シリカゲル以外の乾燥剤は熱を発するものもあるため使用しないでください。
靴全体が濡れた / 洗った場合
靴全体が浸水してしまったり、靴を洗ったときは、靴本体を乾かすようにします。
靴の中だけでなく、外からもしっかり乾かしていきましょう。
- 濡れた靴を使わないタオルで巻く。
- 洗濯ネットに入れたら、脱水をかける。
- 風通しの良い場所につま先を上に向けて干す。
※ 脱水にかける際、靴の中に新聞紙やタオルを入れておくと、遠心力で靴の中の水がよく抜けます。
- 新聞紙やタオル、洗濯機の脱水機能で、ある程度水分を取っておく。
- 靴に風を当てることで、乾燥を促す。
風通しが悪い場所でも乾かしやすいです。特に夏場におすすめ。
- 新聞紙やタオル、洗濯機の脱水機能で、ある程度水分を取っておく。
- 布団乾燥機のノズルの吹き出し部分を靴の履き口に入れて乾燥させる。
布団乾燥機の種類によっては、靴を乾燥させる用のアタッチメントが付属されているものもあります。
温かい風がでるので、冬場におすすめ。
靴の干し方
濡れた靴は、風通しの良い日陰に干しましょう。
また扇風機などを併せて使うと、より乾燥を促せます。
針金ハンガーであれば肩部分を上に向かって曲げるか、靴専用ハンガーを使って、靴のつま先を上にしてかける。
※ 100円ショップなどでも靴専用のハンガーが販売されています。
吊るして干す方が風通しが良いのですが、新聞紙を敷いた上に靴を置き、風通しの良い日陰に干すのもOK。
併せて丸めた新聞紙などを詰めておくとさらに◎
急いで靴全体を洗いたい&乾かしたい
「どうしても早く確実に乾かしたい!」という方には、コインランドリーにある靴専用洗濯乾燥機を利用してみましょう。
短時間&リーズナブルな価格でできるので、自宅で手洗いしたり干しても生乾き…といったことを回避できるのはありがたいですよね。
洗濯できる素材が綿か化学繊維である靴のみ利用可能で、大人用であれば2足までまとめて洗える。
※靴ひもや靴自体が素材や色によって傷んだり色落ちする可能性があるので、問題ないか判断した上で使いましょう。
【およその料金・時間】
洗濯:約20分 200円
乾燥:約20分 100円
参考元:コインランドリー・洗濯の情報サイト mammaciao コインランドリーで靴を洗う!かかる時間とメリットは?
安全靴のメンテナンス方法
一般的な靴と違い、安全靴は洗う前に気を付けなければならないのは使われている素材とコーティングです。
というのも、安全靴や作業靴には2種類の規格があり、それぞれ使われている素材が異なります。
たとえばJIS規格に認定された靴は、主に牛皮を使用した革靴タイプと、ゴム素材を使用した長靴タイプの2種類があります。
一方のJASS規格の靴は、JIS規格同等の基準を定めているスニーカータイプの安全靴で、人工皮革などの素材を使っていることが特徴です。
今回は、革製&人工皮革製と、ゴム製&スニーカーの場合の洗い方をご紹介します。
革製・人工皮革製の場合
革靴は水洗いができないので、靴専用のクリームを使います。
・柔らかい布
・靴用ブラシ
・靴専用クリーム
・靴専用ローションクリーム
洗い方・乾かし方
- 靴が濡れている場合、中敷きと靴ひもがあれば外してから、水分を含ませた布で靴表面の汚れを落とす。
- 次に乾いた布で表面の水分を取り、靴の中に新聞紙やタオルを詰めたら陰干しで自然乾燥させる。
※早く乾かしたいときは、ドライヤーやヒーターなどの熱により劣化や変形する恐れがあるので、温風は距離を置いて少しずつ風を当てるか、扇風機などで冷風を当てましょう。 - 中敷きと靴ひもは、洗える素材であれば中性洗剤で洗ってから干す。
- 靴が乾いたら、表面についたホコリやゴミをタオルやブラシで取り除く。
汚れのひどい場合や、人工皮革製の靴は、靴専用のローションクリームで汚れを落とす。 - 革靴は、柔らかい布に靴クリームをとり、靴全体に薄く伸ばした後、磨き布で拭きあげる。
参考元:ミドリ安全の安全靴・作業靴 安全靴の基礎知識 – 安全靴のお手入れ
ゴム製・スニーカーの場合
汚れがひどい場合は、浸け置き洗いをするとしっかり汚れが取れます。
・洗濯用洗剤あるいは靴専用洗剤
・タオル
・柔らかいスポンジ
・靴用ブラシ
・バケツ
洗い方・乾かし方
- 泥や砂などがついていれば、サッと水で洗い流す。
- 長靴が入る大きさのバケツに40℃前後のぬるま湯を入れ、軽く泡立つ程度に洗剤を入れる。
- 30分ほど浸けてから、長靴では外側は柔らかいスポンジで、内側は靴用ブラシで、スニーカーであれば外側は靴用ブラシで、内側は手で揉み洗いをして念入りに洗う。
- 洗い終わったら洗剤が残らないようしっかりすすぐ。
- タオルなどで十分に水分を拭き取ったら、丸めた新聞紙やタオルを詰めておく。
- 長靴をひっくり返した状態で風通しの良い日陰で乾かし、新聞紙が濡れなくなったらドライヤーの温風を当てる。
※ゴム製の長靴は直射日光に当たると劣化が早まるため、必ず陰干ししてください。
※ゴム製の長靴は熱を与えすぎると変形してしまうことがありますので、温風は距離を置いて少しずつ風を当てるか、扇風機などで冷風を当てましょう。
臭いにも注意!
靴は洗うことで、泥や砂、そして染みこんだ汗や雑菌を洗い流せるので、足の臭い対策にもなります。
また、定期的に中敷きを替えてあげると防汚効果により靴を清潔に保てますよ。
靴が濡れてしまうのは憂鬱ですが、この機会にしっかり靴をメンテナンスしてあげましょう!
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