2023/03/09更新
安全靴の足元トラブル解決!水虫の症状や対策について知ろう
健康
現場で働く職人たちは1日中安全靴を履いていることがほとんどだと思います。
同じ靴を長時間履いていると怖いのが水虫…。
かゆくて集中できず、仕事に支障が出るなんてことがあったら困りますよね。
夏場は靴の中が蒸れてしまうことが多くあります。
冬の間に水虫にならないための対策や予防方法など、しっかり予習しておきましょう。
目次
水虫の原因
水虫とは俗称であり、正確には「白癬菌(はくせんきん)感染症」の「足白癬(あしはくせん)」のことを指します。
白癬菌(はくせんきん)とは、真菌というカビの一種のことです。
皮膚の外側にある角質層に白癬菌は住みつき、ケラチンというたんぱく質を食べて繁殖します。
またカビの一種のため温かく湿った環境を好みます。
長時間安全靴を履いた状態の足の指の間などは、まさに白癬菌が好む環境と言えるでしょう。
水虫の症状は、湿度の高い春から夏にかけて悪化し、乾燥する冬になると治るという周期を繰り返すのが一般的です。
しかし近年では、暖房設備の充実や安全靴の機能性の向上などにより、季節に関わらず気にかけるべき問題となっています。
水虫の種類
足白癬と一口に言っても、疾患の出方にも種類があります。
趾間(しかん)型
足の指の間に発生する症状があります。
指の間の皮が、湿って白くふやけたようになり、乾くと皮がむけます。
かゆみは比較的少ないタイプですが、赤くなってただれたりする場合もあります。
角化(かくか)型
足の裏全体がかたくなっていく症状があります。
かかとなどに白癬菌が奥深く入り込んで皮膚がかたくなり、やがて足の裏全体に広がっていきます。
かゆみはありませんが、冬に乾燥すると、ひび割れが起こり、痛みが出ることもあります。
小水疱(しょうすいほう)型
足の裏に小さな赤い水ぶくれができる症状があります。
土踏まずや足の外側のへりにでき、激しいかゆみを伴います。
水ぶくれは破れると液が出ますが、やがて白くカサカサに乾き、皮膚がボロボロとむけてきます。
*参考元:第一三共ヘルスケア くすりと健康の情報局 水虫の原因
水虫にならないために気を付けること
では水虫にならないためには、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか。
水虫にならないために意識すべきことは、大きく分けて3つあります。
- 意識的に足を綺麗な状態にする(清潔と乾燥)
- 通気性のいい靴下や靴などを使用する
(同じ靴下などを続けて履いたりしない、五本指ソックスなどをつかって蒸れを防止) - 共同で使う施設では素足を避ける
(足ふきマットやスリッパ など)
また、水虫になったときに剥がれ落ちてしまう皮膚の中にも、白癬菌は潜んでいます。
感染拡大を防ぐ意味でも、自宅の掃除はこまめに行いましょう。
水虫になった後、多くの人が病院にかかると思います。
その際に貰った塗り薬を、症状が治まったら塗るのをやめてしまう人がいますが、症状が治まっても白癬菌は生き続けていることがあります。
医師の指示に従い、根気よく塗り続けましょう。
白癬菌は症状のない場所にも潜んでいることが多いので、足の指の間と足裏全体に塗りましょう。
入浴後に塗ると、薬が浸透しやすいので効果的です。
足元は常に清潔に
長い時間安全靴を履く職人だからこそ、足の健康には十分気を配っていきたいですね。
もちろん、安全靴側のメンテナンスも忘れずに行いましょう。
▽臭いや湿気などの対策方法も紹介しています。
BUILDのSNSをフォローして
最新情報をチェックしよう!