2024/02/22更新
雨の日に頭痛がおこる原因と気圧変化による頭痛の予防対策
健康
梅雨の時期だけでなく、季節の変わり目になると、天気が崩れがちになることが多くあります。
足元が滑りやすくなったり、服が濡れたり、傘を持たないといけないなどと、雨は憂鬱になりがちですが、雨雲が近づくと頭が痛くなったり、普段より眠かったりと、体調が悪くなる場合があります。
天気が悪いだけで体調が悪くなるなんて気のせいだ、と思う人もいれば、雨の日は古傷が痛む…という人もいることでしょう。
実は、天気と頭痛には密接な関係があることを知っていますか?
今回は、天候による頭痛の原因を対策について紹介します。
目次
低気圧と頭痛
天気が崩れると頭痛がする、古傷が痛むなどといった天気が原因で引き起こされる症状のことを「気象病」と呼びます。
気圧が変化すると、人間の体は急な気圧変化にストレスを感じるため、それに抵抗しようとして自律神経が活性化されます。
自律神経系には、交感神経・副交感神経があり、交感神経は血管を収縮させて血圧を上昇させる働きがあり、身体を活発にさせます。
一方、副交感神経は血管を広げて体をリラックスさせる働きがあります。
この交感神経と副交感神経のバランス調整が乱れると、さまざまな体調不良の原因となってしまうのです。
台風などは気圧の変化が激しく、また速度もはやいために不調を訴える人が増加する傾向にあります。
頭痛の原因は「耳」にある?
では、自律神経系が活性化されるスイッチはどこにあるのでしょうか。
その秘密は「耳」に隠されています。
耳の中の「内耳」と呼ばれる器官が、気圧変化を感じるセンサーとなっており、感知した気圧低下などの情報がストレス反応を生み、交感神経を活発にさせます。
結果として自律神経系のバランスが乱れ、痛みがさらに激しく感じられたり、めまいが起きるなどの症状を誘発させます。
内耳のセンサーが敏感な人ほど気象病になりやすいといえます。
また、内耳が敏感な人は乗り物酔いにもなりやすい傾向があります。
乗り物酔いになりやすい人は注意してみてください。
低気圧に負けない!お手軽頭痛対策
雨の日の頭痛対策について、一般的な頭痛薬でも抑えることが可能ですが、頭痛を和らげる体操も紹介されています。
短時間で手軽にできるため、現場作業中に頭が痛くなった場合などでも有効です。
- 耳を上下横に5秒ずつ引っ張る
- 耳の横の部分をつまみ、軽く引っ張りながら後ろに向かって5回ゆっくり回す
- 耳の下に親指を当て、上に人差し指を当てて上下に折り曲げる。この状態で5秒キープする
- 耳全体を手で覆い、後ろに向かって円を描くようにゆっくり5回回す
*参考元:頭痛ーる 気象病を防ぐ方法
実際にやってみると、しばらくの間耳周りがとても温かくなり、血行が良くなっているのを感じます。
気象予報アプリの「頭痛ーる」は、気圧の変化が一目でわかり、注意したほうがよい時間帯もわかるようになっているアプリです。
気圧が下がるタイミングが事前に把握していれば心構えも変わってきます。
低気圧で頭痛に悩まされている人は、ぜひ取り入れてみてください。
生活習慣の見直しも大切
自律神経の乱れは、生活習慣の見直しである程度制御することができます。
適度に体を動かし、規則的な睡眠時間など、自律神経のバランスをとるように心がけましょう!
参考元:
*頭痛ーる 気圧の変化でなぜ体調不良が起こるの? 気圧が自律神経に与える影響と対処法
*ウェザーニュース 【天気痛調査2020】台風接近時は9割が発症、1割は天気痛予備軍
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