BUILD

職人のためのライフスタイルメディア

2021/05/27更新

現場監督や親方・パパ必見!万が一のときの基本の応急処置RICEとは

健康

 
現場では安全第一ですが、ふと気が緩んでしまったり、ちょっとした不注意などで怪我をしてしまうこと、ありますよね。

怪我をしてしまったとき、処置によっては回復が遅くなってしまったり、傷が目立つように残ってしまったりする可能性があるので、適切な応急処置が求められます。

そこで今回は基本の応急処置についてや、いざというときに役立つ、負傷したときの応急処置方法についての紹介です。

現場仕事中の怪我だけでなく、スポーツ時の怪我や、災害での怪我、子どもの怪我などにも対応できるようにしておきましょう。
 

傷が治るまでのプロセス

 
傷が治るまでのプロセスは、基本の応急処置の対応に繋がってきます。

4段階に分けられる、怪我をしてから傷が治るまでのメカニズムを理解していきましょう。

第0期:出血凝固期(止血期)
損傷を受けた組織から出血し、血液を固め止血が始まる。
 

第1期:炎症期
傷口から侵入した細菌や壊死した細胞などの異物を取り除くため、局所の毛細血管の血流が増し、炎症がおきる。

炎症部は腫脹(腫れ)、赤み(発赤)、発熱、痛み(疼痛)が発生。
 

第2期:増殖期
破損した細胞を再生するために、コラーゲンが生み出され、自己増殖し傷口を修復していく。

乾燥した傷口部分は、かさぶたとなる。
 

第3期:再構築期(リモデリング期)
皮膚が再生され、傷口が小さくなり安定してくる。

見た目には傷が修復したように見えるが、皮膚の内側では生成と分解が行われており、血管や皮膚の強さが正常に近づく。

 

基本の応急処置「RICE」


 
外傷を受けたときの応急処置で、基本と言われる「RICE処置」方法。

RICE処置とは、負傷者が病院などで治療を受けるまでの間、負傷した現場で行う、患部の出血や痛みなどを最小限にとどめるための方法です。

安静(Rest)、冷却(Ice)、圧迫(Compression)、挙上(Elevation)の4つの処置の頭文字をとってRICE処置と呼ばれています。

この4つのステップは、主に捻挫や打撲、肉離れなど、四肢(腕・足)の怪我に使われる処置方ですが、それぞれの方法は色々な外傷処置(一般外傷)にも使われます。
 

安静(Rest)

 
腫れや患部の血管や神経などの損傷を防ぐ目的。
安静にすることで内出血を抑えることもできます。

  1. 包帯、テーピングや添え木(副子)、三角巾などを使って患部を固定する。
  2. なるべく動かさず、安静に保つ。

 

冷却(Ice)

 
炎症期に起こる腫れや発熱、痛みを抑える目的。
また炎症反応によって引き起こされることのある、患部周辺の正常な細胞の壊死を防ぎ、損傷部の拡大を防ぐ効果もあります。

  1. 氷のうやビニール袋などに氷を入れたり、タオルなどを巻いた保冷剤で患部を冷やす。
  2. 患部の感覚がなくなったら外し、また痛みが出始めたら冷やす。
  3. これを2日間(24〜72時間)ほど繰り返す。

 

圧迫(Compression)

 
腫れや内出血を抑える目的。
患部からその周辺までを軽く圧迫します。

  1. 弾性包帯やテーピングなどを使って、腫れている、または腫れが予想される患部を少し圧迫するように巻いて固定する。
  2. ※ 強く圧迫し過ぎてしまうと、血液の循環に障害が出てしまうので注意が必要です。

 

挙上(Elevation)

 
腫れを防いだり、腫れを軽減する目的。

  1. 必要であれば止血や冷却、患部の固定などをする。
  2. 台などを使って、患部を心臓よりも高く挙げて安静にする。

参考:
公益社団法人日本整形外科学会 「スポーツ外傷の応急処置」
 

負傷別応急処置の紹介


 
現場だけでなく、色々な場面で起こりうる怪我。
ここでは色々な応急処置方法を、医師が監修していたり、消防庁などが解説したサイトや動画を紹介します。

万が一に備えて、医療機関を受診するまでに行うといい対処法を確認しておきましょう。
 

切り傷、刺し傷、擦り傷

 
株式会社オプテージ eo健康 
「ヘルスケア情報」
 

やけど

 
第一三共ヘルスケア 薬と健康の情報局
「やけどの対策」
 

骨折

 
東京消防庁 「骨折の応急手当ってどうやるの?」


 

頭部外傷

 
北海道医師会  応急手当Web 
「頭の強打」
 

応急処置まとめ動画

止血、やけど、骨折の応急処置方法の他にも、熱中症、のどに物が詰まったときの対処法も紹介しています。

横浜市消防庁 応急処置

 
傷病者の管理法や搬送法も紹介しています。
横浜市 
救命処置以外の応急手当
 

万が一に備えよう

 
安全第一で作業をしているとはいえ、いつ何時怪我をしてしまうかわかりません。
普段の生活の中でも怪我はつきもの。

応急処置の方法を知っていれば、万が一のとき慌てずに対応することができます。

怪我をしない環境づくりが一番大切ですが、いざというときに役立つ知識ですね。

※ 応急処置は、病院に行くまでの間に行う対応です。処置に不安がある場合は無理して行わず、医療機関で対応してもらうようにしましょう。

もし救急車を呼ぶか病院へ行くか迷ったときは、#7119番へ電話をしてください。
医師や看護師などの専門家が救急対応の相談に応じてくれます。
 
 

Pocket   はてブ   保存
BUILD編集部

この記事を書いた人

BUILD編集部