2024/03/07更新
スギ・ヒノキだけじゃない!花粉症を引き起こす植物と飛散時期
健康
今年も花粉シーズンに入り、地域によっては花粉の飛散が開始しています。
目や鼻がムズムズして、花粉シーズンの到来を感じている人もいるのではないでしょうか?
これからの時期飛散がはじまるのは、主にスギ花粉やヒノキ花粉ですが、花粉症を引き起こす植物はこれだけではありません。
花粉の時期ではないのに、花粉症のような症状が出るというときには、他の植物による花粉が原因かもしれません。
目次
花粉症を引き起こす代表的な植物
花粉症を引き起こす植物として代表的なのは、スギ・ヒノキ・ブタクサです。
スギ花粉
スギ花粉の飛散時期は2〜4月です。
スギ花粉症は日本で最も多い花粉症で、地域によって差はありますが飛散量が多く、目や鼻の痒みや咳、肌のかゆみなどの症状があります。
北海道と沖縄は、スギ花粉の飛散量が少ないため避粉地と呼ばれ、スギ花粉が飛散する時期に訪れる人も多いようです。
ヒノキ花粉
ヒノキ花粉の飛散時期は3〜5月です。
スギと同様、日本の幅広い地域で発症し、スギ花粉症と同様の症状が現れます。
スギ花粉症患者のうち、7割がヒノキ花粉症にもアレルギー症状が出ると言われ、2つが重なると症状も重くなることがあります。
ブタクサ花粉
ブタクサ花粉の飛散時期は8〜10月です。スギ・ヒノキ花粉症に次いで、日本で多い花粉症です。
スギやヒノキとは違いブタクサは背が低い植物なので、飛散距離が短く、近づかないことで花粉を避けることができます。
河川敷などに群生していることが多いので、風の強い日などは注意しましょう。
ほかにもたくさん!花粉症を引き起こす植物
スギ・ヒノキ・ブタクサ以外にも、花粉症を引き起こす植物は存在します。
イネ科花粉
イネ科花粉とは、カモガヤ、ネズミホソムギ、オニウシノケグサ、ハルガヤなどのイネ科の植物の花粉による花粉症です。
飛散距離は短いため、近づかなければ大きな影響はありません。
しかし道端や空き地、河川敷などあらゆる場所に生息している可能性があるので、気づかずに触れてしまうと花粉症の症状や肌荒れを起こす可能性があります。
ヨモギ花粉
ブタクサ花粉症と同じく、秋頃に飛散時期を迎えるヨモギ花粉症。
地域によって差はありますが、8〜10月が飛散時期になるため、ブタクサ花粉症だと思っていたらヨモギ花粉症だったということもあります。
飛散距離は短いですが、身近に生息する植物なので、気づかずに接触しないように注意しましょう。
カナムグラ花粉
カナムグラは蔓性の植物で、別名ジャパニーズホップとも呼ばれています。
カナムグラ花粉の飛散時期は8〜10月です。
飛散距離は短いですが、電柱や柵に巻き付いていたり、庭に生えたりと繁殖力が強く、駆除するのが大変な植物です。
花粉症はピーク前に対策を
花粉症は、症状が出る前から早めの対策を取っておくことで、辛さを軽減することができます。
花粉の飛散がはじまる今から、花粉症対策を始めましょう。
▽花粉症のメカニズムと対策はこちら▽
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