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2019/09/06更新

喫煙に新ルール!?受動喫煙防止法で喫煙者はどこでたばこを吸えるのか

趣味

2020年4月1日から受動喫煙防止対策により、多くの施設や場所の屋内あるいは敷地内での喫煙が原則禁止となることをご存知でしょうか?

喫煙はマナーからルールに変わります。

吸う人も吸わない人も、受動喫煙防止対策をしっかり覚えておきましょう。
 

受動喫煙防止対策とは

健康増進法の改正による強化

2018年7月、受動喫煙対策を強化するために健康増進法の一部を改正する法律が国会で成立しました。
改正の考え方は以下3つです。

  1. 「望まない受動喫煙」を無くすこと。
  2. 受動喫煙による健康への影響が大きい子どもや患者などは特に配慮すること。
  3. 施設の種類や場所ごとに対策を実施すること。

この改正法で、望まない受動喫煙をなくすため、喫煙はマナーからルールへと変わるのです。
 

2020年4月には全面施行に向けて、既に一部施行されている

2020年4月での全面施行に向けて、施設等の種類や場所に応じて施行に必要準備期間を考慮し、2019年1月24日と7月1日それぞれで一部施行が始まっています。

2019年1月24日より、喫煙者に対して「喫煙する際の周囲の状況への配慮義務」、多くの人が利用する施設の管理者に対して「喫煙場所を設置する際の配慮義務」が課せられました。

この喫煙者に課せられた配慮義務とは、望まない受動喫煙とならないように、特に配慮の必要な子どもや患者等が集まる場所や近くの場所では喫煙をしない、もしくはできるだけ周囲に人がいない場所で喫煙するよう配慮しなければならないことです。

次に2019年7月1日からは、子どもや患者などに配慮するために、学校・病院・児童福祉施設等(保育所等)、行政機関での原則敷地内禁煙となりました。

そして2020年4月1日には、多くの人が利用する施設における建物内が禁煙対象となります。
ただし施設内に喫煙専用室が設置されていれば喫煙可能です。
 

受動喫煙防止対策での新しいルール

前述の通り、改正法は「望まない受動喫煙」をなくすことが目的です。
そのために設けられた新ルールのポイントは以下の通りです。

  1. 多くの施設において、原則屋内禁煙
  2. 20歳未満の人は喫煙エリアへの立入禁止
  3. 喫煙室がある場合、標識を掲示

それぞれのルールを詳しく見ていきましょう。
 

多くの施設において、原則屋内禁煙

2020年4月から、住宅や旅館・ホテルの喫煙専用客室を除くすべての施設や公共機関が禁煙対象となります。

その中でも「第一種施設」に区分される学校・病院・児童福祉施設と行政機関は、原則敷地内全体が禁煙です。

特に幼稚園~高校・保育所は、屋内外問わず禁煙となります。

ただし、大学・専門学校・各種養成施設・児童福祉施設、病院、行政機関の庁舎等については、特定屋外喫煙場所の要件を満たしていれば屋外に喫煙所を設けることが可能です。

続いて上記以外の「第二種施設」にあたる、多くの人がいる施設や鉄道、飲食店などでは原則屋内禁煙です。

そして、喫煙が可能な「喫煙目的施設」は、たばこの対面販売をしている等の一定の条件を満たしたバーやスナック、たばこ販売店、そして受動喫煙を防止する措置が取られた公衆喫煙所が該当します。

尚、喫煙禁止場所で喫煙した個人には、30万円以下の過料が科されることがあるので、ルールを守って喫煙しましょう。
 

20歳未満の人は喫煙エリアへの立入禁止

20歳未満の人は、喫煙を目的としない場合であっても、一切喫煙エリアへは立入禁止となります。

これはたとえ従業員であっても、喫煙エリアに立ち入ることはできません。

また法令により、指定された標識の掲示が義務付けられているので、20歳未満の方はその標識があれば立ち入らないでください。
 

喫煙できる場所はここだ!

それでは、ここからは喫煙できる場所はどういったところなのか、掲示される標識とあわせてご紹介します。

喫煙場所によっては、吸えるたばこの種類が限定される場合がありますので、標識等しっかり覚えておきましょう。

いずれの喫煙所も、20歳未満の人は喫煙を目的としない場合であっても、一切喫煙エリアへは立入禁止となりますので、ご注意ください。
 

喫煙専用室

第二種施設または鉄道・船舶の屋内の一部の場所であり、たばこを吸うためだけの喫煙室です。

喫煙専用室内では専ら喫煙をする目的のみで、飲食等の喫煙以外のことはできません。
また、喫煙専用室には20歳未満の人は立入禁止となります。

この喫煙場所で吸えるたばこ全般で、葉巻、パイプ、水たばこ、加熱式たばこ等いずれも吸うことが可能です。
 

加熱式たばこ専用喫煙室

第二種施設または鉄道・船舶の屋内の一部にある喫煙所です。

喫煙専用室とは異なり、喫煙以外にも飲食等も可能ですが、この喫煙場所で吸えるのは加熱式たばこのみとなります。
 

喫煙可能室

従業員がいない飲食店の屋内一部または全部が喫煙可能の場所です。

お店や施設の出入り口や、喫煙室の出入り口の見やすいところに標識が掲示されているので一度確認しておきましょう。

喫煙可能室では喫煙以外にも飲食等が可能で、たばこ全般を吸うことができます。
 

喫煙目的室

● スナック・バー等の場合

● たばこ販売店等の場合

シガーバー(スナック)・たばこ販売店の屋内一部または全部が喫煙可能の場所です。

もちろん喫煙以外にも飲食等が可能で、たばこも全般吸うことができます。
 

公衆喫煙所・特定屋外喫煙場所・禁煙

公衆喫煙所とは、屋内の全部を専ら喫煙をするための喫煙所です。

一方の特定屋外喫煙場所とは、大学や病院といった第一種施設の屋外で、施設の利用者が通常立ち入らない場所に設置された喫煙所のことです。

喫煙所で吸えるたばこ全般で、葉巻、パイプ、水たばこ、加熱式たばこ等いずれも吸うことが可能です。
 

全面施行までに、新ルールを覚えておこう

改正法により、喫煙者にとっては肩身の狭い思いをするかもしれません。
ですが、完全な分煙により心置きなく喫煙できる環境ができるようになると捉えてみてはいかがでしょうか?

2020年4月には全面施行され、喫煙はマナーからルールへと変わります。

吸う人吸わない人がお互い気持ちの良い環境になるためにも、ルールをしっかり守っていきましょう!
 

参考・出典
なくそう!望まない受動喫煙。 | 厚生労働省
受動喫煙防止対策 施設管理者向けハンドブック | 東京都福祉保健局
受動喫煙法が成立、防止を義務化 20年4月全面施行へ:朝日新聞デジタル
 
 

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BUILD編集部

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