2023/12/22更新
【良いものを知って男を上げる】おいしい良質なまぐろの見分け方
趣味
2021年1月11日公開 2023年12月25日更新
毎日何気なく目にしていたり、聞いていたり、使っていたり、食べていたり、飲んでいたり…
そんなものの中には、高級品と呼ばれるものや、世界で代表と呼ばれるような有名なものがたくさん世の中にあります。
「良いもの」「有名なもの」を知って知識を広げ、いつもの生活に少しでも取り入れてみることで、自分の価値を上げてみませんか?
ここでは、男の価値を上げられるような「良いもの」を紹介していきます。
▽前回の良いものは、タオルと綿の話でした▽
今回は、おいしいまぐろの見分け方の話。
スーパーなどでまぐろを買うときに、知っておいて損をしない選び方や、まぐろの種類について紹介します。
目次
まぐろの種類
まぐろといっても、種類がいくつかあり、その価格や味、取れる部位が異なります。
日本で取引されているまぐろ5種類のうち、ランク・価格が高い順に紹介していきましょう。
くろまぐろ
旬 :冬
味の特徴:赤身はかすかな酸味とコク(深み)のある味で、とろは濃厚な脂の旨み
日本でまぐろといえば、くろまぐろを想像する人が多いのではないでしょうか。
スーパーやお寿司屋さんなどでは「本まぐろ」と呼ばれ、まぐろの初競りでも有名です。
まぐろの中でもサイズが一番大きく、脂ののりが良いまぐろで、赤身、中とろ、大とろを取ることができ、最上級品といわれています。
最高ランクと言われる天然ものの他に、養殖、輸入も販売されています。
天然のくろまぐろは主に北半球に生息しており、国内の養殖は長崎県、鹿児島県、高知県が多く、輸入は地中海、太平洋岸からが多いといわれています。
お刺身やお寿司の他にも、焼いたり煮たりしてもおいしいです。
みなみまぐろ
旬 :夏
味の特徴:くろまぐろよりも脂が少なめだが、味は濃厚
くろまぐろの次に高級といわれるみなみまぐろ。
その名の通り、主に南半球に生息しているため、旬がくろまぐろと逆になります。
サイズはくろまぐろよりかは小さく中型種に分類され、赤身、大とろが取れます。
特にオーストラリア沿岸での養殖が盛んで、日本にも輸入されています。
お刺身やお寿司に適しているといわれています。
めばちまぐろ
旬 :夏/秋〜冬
味の特徴:脂が少なめで、赤身が濃く、あっさりとした味
目が大きく、鉢状であることから呼ばれるようになったといわれています。
熱帯から亜熱帯の温暖な海域に広く生息しており、旬は夏ですが、日本で漁獲されている天然ものの旬は秋から冬となります。
漁獲量、輸入量共に多く、スーパーなどで販売しているまぐろの刺身は、めばちばぐろが一般的といわれ、味も値段も食べやすいです。
みなみまぐろと同じくらいのサイズで、赤身、中とろが取れます。
主にお刺身やお寿司として食べられることが多いですが、一部は缶詰にも使用されることがあります。
きはだまぐろ
旬 :夏
味の特徴:脂が少なく、あっさりとした癖のない軽い味わい
きはだまぐろの名前の由来は黄色いヒレ(=はた)からきているといわれ、西日本でよく食べられているまぐろです。
ツナ缶などの加工品にされることが多く、めばちまぐろと並ぶ消費量の多いまぐろです。
夏が旬ですが、春に取れるきはだまぐろは脂がのっていて、ほどよい甘みが感じられます。
びんちょうまぐろ
旬 :冬
味の特徴:身が柔らかく、淡白で鶏肉に似た味わい
胸ビレがとても長いことから、もみあげを含む人の耳ぎわの髪(鬢=びん)が長いことに見立て、「びんちょう」や「びんなが」と呼ばれるようになったといわれています。
温帯海域に生息しており小型種で、まぐろの中で最も安いまぐろですが、身が柔らかくて癖のない味が食べやすく、人気のあるまぐろでもあります。
「フィレ」などの冷凍品が多く、通年通して食べることができ、海外でもよく食べられます。
ツナ缶になることが多いですが、回転寿司店で「ビントロ」として定番のまぐろです。
脂ののった時期に冷凍されたびんちょうまぐろを、びんちょうまぐろの「とろ」としてビントロと呼ばれ、回転寿司店で多く利用されています。
見分け方
スーパーなどでまぐろを購入するときに、知っていて損しない見分け方を紹介します。
切り身 v.s. サク
サクとは、魚を刺身用などの切り身にする前の、ブロック状態のことを呼びます。
鮮度で選ぶ場合は、切り身よりもサクの方が良く、劣化も遅くなります。
ただサクの場合は量が多くなってしまい、いろいろな種類の刺身を食べたいという場合には向いていません。
また切る手間もでてしまうので、切り身を購入したい場合は、色や見た目、切り方を見るのがいいでしょう。
スジ
サクの場合、スジを見るとそのまぐろの部位が良質かどうかがわかります。
サクの場合の見分け方は、スジの入り方を確認します。
サクに対して筋目が平行に入っているものが最良といわれ、次に斜めに入っているものが良いとされています。
スジが三角のように入っていたり、半円のように入っているもの、白いスジがはっきりと見えるもの、筋目の間が狭いものは、頭の近くや尻尾の近くの部位となります。
口の中でスジが残ってしまうので、刺身にするよりかは火を通したり、削ぎ取ってまぐろ丼などに使うのがいいでしょう。
切り身の場合は、スジに対して垂直に切られていると、スジを感じにくくなります。
筋がライン状に入っていたり、平行に入っているものは、食べたとき口の中にスジを感じやすいです。
ドリップ
ドリップとは、魚から出た水分のことです。
ドリップが出てしまっていると、水分が抜けて鮮度が落ちてしまっている可能性が高いので、避けるようにしましょう。
色・見た目
全体的に透明感のあるものが良いとされ、血筋(血栓)やあざのような黒っぽいシミ、黒い斑点があるものは、管理状態が悪い場合にでてしまうので避けるのが無難です。
色見は、それぞれのまぐろの種類や部位によって異なります。
- 本まぐろ :赤身は深い赤色、とろは深みのあるピンク色を選びます。
- みなみまぐろ:赤身は濃い赤色、とろは細かいサシの入った少し白っぽいピンク色を選びます。
- めばちまぐろ:赤身は鮮やかな赤色、とろは薄いピンク色を選びます。
- きはだまぐろ:赤身は明るい赤色を選びます。
- びんちょうまぐろ:淡いピンク色のもの、冷凍フィレの場合は白っぽく、身の盛り上がった分厚めのものを選びます。
お刺身の切り身になっている場合、赤身は鮮やかな透明感のある赤色、とろは透明感のあるピンク色を選ぶのがおすすめです。
まぐろをネタに
まぐろといっても千差万別。
種類や部位によって見分け方が異なり、鮮度や味に関わってきます。
せっかく購入して食べるのであれば、質の良いおいしいまぐろを食べたいですよね。
スーパーやお寿司屋さんなどでも、まぐろの知識があれば、お店の扱っている魚の鮮度や取り扱いが見えてくるかもしれません。
お寿司のネタだけでなく、話のネタにもなるまぐろの知識をさらっと話せば、男がワンランク上がるかも!?
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