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2025/03/10更新

靴屋さんから教わった!ほどけにくく外しやすい靴紐の結び方

生活

靴紐のほどけない結び方

 
靴紐がすぐに解けてしまったり、きれいに結べず見た目がかっこ悪くなってしまい、もういいや…となってしまっていませんか?

特に革靴の紐は、丸くて滑りやすいため、結んでも結んでもすぐにほどけてしまいますよね。

ほどけないように硬く結んでしまうと、逆に紐が外れにくくなってしまうことも。
 

今回はほどけにくいけど調整もできて、そして外しやすい靴紐の結び方を紹介します。

毎日仕事で革靴を履くことがなくても、冠婚葬祭などでの大切な行事のときに履く機会はあるはずなので、覚えておくと便利ですよ!
 

ベルルッティ結び

 
靴屋さんから教えてもらったほどけにくい結び方は「ベルルッティ結び」という方法。

やり方は簡単で、蝶々結びにプラスした結び方なので、見た目も蝶々結びとほぼ変わりなく、リボンの輪の大きさも調整できて、紐を引けばさっと解くことができます。

ここでは、靴を履いた状態で紐を結ぶことを想定して、右側と左側の両方のやり方を紹介していきます。

基本的に結び方は同じですが、結び目が左右逆になります。
 

靴紐の結び方:右側

 

  1. 【準備】
    右側(外側)の靴紐が3.5〜4cmほど長くなるように、靴紐の長さやきつさを調整する。
     
    靴紐のほどけない結び方_右_1

  2. 【結び目をつくる】
    右側の紐が上になるように左右の紐をクロスさせる。
     
    靴紐のほどけない結び方_右_2

  3. 上にある紐を奥から手前にくぐらせる。
     
    靴紐のほどけない結び方_右_3 靴紐のほどけない結び方_右_4

  4. そのままもう一回同じ紐をくぐらせて、結び目をつくる。
     
    靴紐のほどけない結び方_右_5 靴紐のほどけない結び方_右_6

  5. 左右の紐を引っ張ってちょうどいいきつさになるように締める。
    ※ 通常1回くぐらせるところを2回くぐらせて結び目をつくることで、位置がズレたり緩んだりしにくくなります。
     
    靴紐のほどけない結び方_右_7

  6. 【蝶々結びをつくる】
    右側にある紐の上の方で輪をつくる。
     
    靴紐のほどけない結び方_右_8

  7. つくった輪を左側にたおし、左側の紐を右の輪をつくっている親指と人差し指の上から、一緒に巻きつける。
     
    靴紐のほどけない結び方_右_9 靴紐のほどけない結び方_右_10

  8. 右側の輪をつくっている親指と人差し指で、左側の巻きつけた紐をつまんで輪をつくるようにしながら引く。左手は、右紐でつくった輪を持つ。(このとき、右でつくった輪は左側になっている。)
     
    靴紐のほどけない結び方_右_11 靴紐のほどけない結び方_右_12
    靴紐のほどけない結び方_右_13

  9. 蝶々結びができたら、締めずに右側にある輪をもう一度奥から手前にくぐらせる。
     
    靴紐のほどけない結び方_右_14 靴紐のほどけない結び方_右_15
    靴紐のほどけない結び方_右_16 靴紐のほどけない結び方_右_17

  10. 両方の輪を持ち、ゆっくりと引きながら締める。
     
    靴紐のほどけない結び方_右_18 靴紐のほどけない結び方_右_19
    靴紐のほどけない結び方_右_20

  11. 【蝶々結びの形を整える】
    一つずつ紐の端を引っ張りながら、輪の大きさを整える。
     
    靴紐のほどけない結び方_右_21 靴紐のほどけない結び方_右_22

  12. 真ん中の結び目を片手で抑えながら、右側の輪の上下どちらか(引いても解けない方)を引いて、真ん中の結び目を締める。
     
    靴紐のほどけない結び方_右_23

  13. 同じようにして左側の輪の紐どちらかを引き、真ん中の結び目を締める。
     
    靴紐のほどけない結び方_右_24

  14. 左右の紐の先の長さや、好みの輪の大きさに整えて完了。
     
    靴紐のほどけない結び方_右_完成

 

靴紐の結び方:左側

 

  1. 【準備】
    左側(外側)の靴紐が3.5〜4cmほど長くなるように、靴紐の長さやきつさを調整する。
     
    靴紐のほどけない結び方_左_1

  2. 【結び目をつくる】
    左側の紐が上になるように左右の紐をクロスさせる。
     
    靴紐のほどけない結び方_左_2

  3. 上にある紐を奥から手前にくぐらせる。
     
    靴紐のほどけない結び方_左_3 靴紐のほどけない結び方_左_4

  4. そのままもう一回同じ紐をくぐらせて、結び目をつくる。
     
    靴紐のほどけない結び方_左_5 靴紐のほどけない結び方_左_6

  5. 左右の紐を引っ張ってちょうどいいきつさになるように締める。
     
    靴紐のほどけない結び方_左_8

  6. 【蝶々結びをつくる】
    左側にある紐の上の方で輪をつくる。
     
    靴紐のほどけない結び方_左_9

  7. つくった輪を右側にたおし、右側の紐を左の輪をつくっている親指と人差し指の上から一緒に巻きつける。
     
    靴紐のほどけない結び方_左_10

  8. 左側の輪をつくっている親指と人差し指で、右側の巻きつけた紐をつまんで輪をつくるようにしながら引く。右手は、左紐でつくった輪を持つ。(このとき、左でつくった輪は右側になっている。)
     
    靴紐のほどけない結び方_左_11 靴紐のほどけない結び方_左_12

  9. 蝶々結びができたら、締めずに左側にある輪をもう一度奥から手前にくぐらせる。
     
    靴紐のほどけない結び方_左_13 靴紐のほどけない結び方_左_14

  10. 両方の輪を持ち、ゆっくりと引きながら締める。
     
    靴紐のほどけない結び方_左_16

  11. 【蝶々結びの形を整える】
    一つずつ紐の端を引っ張りながら、輪の大きさを整える。
     
    靴紐のほどけない結び方_左_17 靴紐のほどけない結び方_左_18

  12. 真ん中の結び目を片手で抑えながら、左側の輪の上下どちらか(引いても解けない方)を引いて、真ん中の結び目を締める。
     
    靴紐のほどけない結び方_左_19

  13. 同じようにして右側の輪の紐どちらかを引き、真ん中の結び目を締める。
     
    靴紐のほどけない結び方_左_20
     
    ※ 同時に両方引いて、真ん中の結び目を締めることもできます。
     
    靴紐のほどけない結び方_左_21

  14. 左右の紐の先の長さや、好みの輪の大きさに整えて完了。
     
    靴紐のほどけない結び方_左_完成

 

結び方のコツ

 
蝶々結びをするときのコツは「結ぶ方向」にあります。

靴の向きと、結び目の方向があっていないと、蝶々結びが逆さになってしまったり、縦になってしまいます。

そのため、結ぶ方向はとても重要になってきます。
 

右側に輪をつくる蝶々結びがやりやすい人】
左の靴紐を結ぶときは、左の靴の先を自分に向けてから、右側の結び方と同じ方法で結ぶ。
左側に輪をつくる蝶々結びがやりやすい人】
右の靴紐を結ぶときは、右の靴の先を自分に向けてから、左側の結び方と同じ方法で結ぶ。

 

自身の癖のまま結んでしまうと、きれいに結べなかったりするので、結ぶ方向に注意しましょう。
 

色々な靴紐に試してみて

 
ベルルッティ結びは、革靴の紐のように、細くて丸い形の靴紐にとても合っていますが、登山靴用の太めの丸い紐や、スニーカーの平らな靴紐などにももちろん使用できます。

ほどけてしまいやすい靴紐に試せば、すぐにほどけてしまうストレスから解放されますよ。

初めのうちはきれいに結べなかったとしても、2回3回とやればきれいに結べるようになってくるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
 

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