2023/03/09更新
気温差が原因だった!痛かゆい「しもやけ」の簡単な予防方法
仕事
寒い季節での外の現場作業は、体が冷えるばかりでなく「しもやけ」により手足や耳が痒くなることがありますよね。
痒みや痛みが気になって作業に支障が出るだけでなく、ケアを怠り放置したままで外での作業を続けると重症化してしまうことも。
しもやけになりやすい人は原因と対策をチェックしましょう。
目次
しもやけの原因
冷たい水や、石鹸・洗剤などの刺激で起きてしまう「あかぎれ」と違い、しもやけは気温の差が10℃以上になると起きやすくなるといわれています。
朝夕と昼間の寒暖差が大きい冬の始めや終わり、寒い外と暖房の効いた暖かい部屋への行き来などの寒暖差により、血行のコントロールがしにくくなり、炎症を起こしてしまいます。
特に血管が細く冷えやすい手足などの体の末端や、長時間冷気に触れることが多い鼻先や頰、耳はしもやけになりやすい部位です。
赤く腫れたり、痒みや痛みが出たりするのが主な症状で、しもやけになっている部位を温めると痒みが強くなります。
また、炎症に加えて乾燥することで出血し、あかぎれの原因となってしまう場合もあります。
しもやけの対策
しもやけは症状が軽ければ、専用のクリームを塗ったり、温めて優しくマッサージをするなどし血行を促すことで、改善が見込めます。
しかし、赤く腫れ上がってしまったり、出血、水ぶくれなどの症状が重い場合は早めに医療機関へ受診しましょう。
重症化してしまう前に、対策とケアを意識的に習慣づけることが大切です。
体を冷やさない
しもやけを防ぐには、まずは何と言っても体を温め、温度差をなくすことです。
手袋や靴下で体の末端を温めるだけでなく、防寒具が水や汗で濡れた場合は、こまめに取り替えるようにしましょう。
耳あてやマスクなどで顔を冷気から守ることもできますが、作業中ずれてくるのが気になる場合は防寒用のヘルメットインナーを活用しましょう。
バンド型でずれにくく、ヘルメットの下につけられるイヤーウォーマーや、フェイスマスクなども販売されています。
▽防寒対策についての記事も参考にして、体を冷やさないようにしましょう。
生活習慣を少しだけ見直してみる
体が冷えやすい体質の人は、生活習慣を見直してみることも大切です。
生活習慣を見直すというと大変なことに聞こえますが、
- 冷たい飲み物から温かい飲み物に変えてみる
- 体が冷えた日は、シャワーだけで済まさず湯船に浸かる
など、まずは簡単なことからはじめてみましょう。
体を外側から温めるだけでなく、内側からケアをして冷えにくい体を作るのも効果的です。
栄養のバランスを考えた食事や、体を温める食材を積極的に取ると、エネルギーを作り出し、体を内側から温めます。
栄養バランスを考えるのが難しい場合は、冬が旬の野菜を食べる、色々な種類の野菜や食材を食べるなどしてみましましょう。
また運動も大切で、筋肉を増やすことで発熱量も増やすことができ、冷えにくい体づくりをサポートしますよ。
しもやけは予防が大切!
寒い季節の外の現場作業は、ただでさえ寒さでストレスがたまる中、しもやけの痒みも加われば、仕事環境は最悪に…
温度差に気をつけるだけでなく、体の外と内側の両面から冷やさないよう対策をとることで、しもやけを予防しましょう。
▽手がかじかんでしまったときの、対処法も紹介しています
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