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2020/08/12更新

現場監督と現場所長は違う?現場代理人とは誰のことを指すのか

仕事

最近行っている現場の監督は何人いますか?
大きい現場であれば複数人で、多い時には10人、20人といるのではないでしょうか。

小規模現場の場合となると、現場監督の人数は2人、もしかしたら1人の場合もありませんか?

どのような人数の場合でも現場所長という、現場で一番仕切っている現場監督がいます。
現場所長の判断によって工程や施工方法など様々なことが変わってきます。

大きな現場であれば職人が直接所長と触れ合うことも少ないこともありますが、小さい現場では直接所長と話して多くのことを決めます。
その現場所長は、「現場代理人」とも呼ばれています。

今回はその現場代理人について、仕事や役割について紹介します。

 

現場監督、現場所長、現場代理人、それぞれの違いとは?

現場監督というのは、現場で施工管理をしている職員全員のことを指します。

見分けが難しい場合には、朝礼時に前に出ている人たちです。
わからないこと、困ったことがあれば基本的にこの人たちに声をかければいいとされてます。

現場監督の中でも序列があり、その現場の責任者が現場代理人となり、通称「現場所長」となります。
現場所長の次に、副所長や主任、そのほかの役職があります。

そして冒頭でもご紹介した通り、現場所長=現場代理人となりますが、稀にそうでない場合もあります。

現場監督というのは現場で施工管理を行っている人間の総称であり、その中には現場代理人(現場所長)も含まれます。

例えば、現場代理人が現場監督と名乗ることもできますし、会社に入りたての新入社員も現場監督と名乗れてしまう、というわけとなります。

 

現場所長と現場代理人の呼び方の違いはなぜ?

一般的な工事現場となると「○○新築工事作業所」といった現場名となります。
そのため、その作業所での最高責任者を作業所長と呼ぶことになります。
略称として所長と呼ぶことになり、所長と聞けばその現場の責任者であることが誰でもわかります。

呼び名は所長であっても、建設業法上定められている呼び方は、「現場代理人」であり、所長ではありません。
つまり役所や施主様に提出する書類に記載するのは所長、ではなく現場代理人という名称になるわけです。

 

現場代理人はだれでもなれる?現場代理人はどんな人?

現場代理人とは、公共工事や一定の条件を満たしている場合の民間工事で設置しなければなりません。
さらに現場代理人は、元請け企業の社員から選出されなければならない決まりもあります。
ほかにも下請けや外注などを使用できない決まりにもなっています。

そして、その現場代理人の資格ですが、なんと資格は必要ありません。
現場代理人は、元請け企業が社員に対して現場代理人だと任命すれば、その人は現場代理人となります。

ただ現場代理人は、現場に常駐しなければならないので、スポットでたまに来るということはできません。
 

現場代理人の仕事とはどのようなもの?

現場代理人の仕事は、現場規模によっても様々です。
まず、現場監督の仕事とは工事の計画、準備、管理です。

その中には安全対策や工程管理等の管理仕事や、図面の作成、確認等の設計図、施工図に関すること、出来上がったものの確認など、建設現場のすべてを行わなければいけません。

さらに、工事予算の管理、協力会社への発注や指示等に関しても現場監督が行います。

この工事予算や、協力会社への発注は現場所長である現場代理人が行います。
小さな現場では職員が少ない場合、この仕事に加え、工事管理を行うので非常に多忙になります。

協力会社との打ち合わせや施工図の作成、墨出しなどを行う現場代理人もいます。
さらには施主や設計担当の打ち合わせ、近隣への配慮等も業務に含まれます。

現場代理人とは、施主の代理で、現場を作る人物であるため、非常に多くのことが求められるのです。
 

現場代理人と現場所長が別人・同一人物の場合の違い

現場代理人は誰でもなれますが、工事において主任技術者、または監理技術者を配置しなければなりません。

主任技術者や監理技術者には資格や経験年数が必要となります。
主任技術者と監理技術者で、どちらを配置しなければならないかは、受注金額によって異なります。

受注金額でも、建築一式工事かそうでないかによっても異なってくることになります。

監理技術者の場合は、一級建築施工管理技士などの施工管理技士資格の一級を保持していなければなりません。

主任技術者の場合は建築や土木などの学科卒であれば、数年の経験年数で可能です。(高卒、大卒によって年数は異なります。)
また、二級施工管理技士でも主任技術者になることはできます。

この場合、監理技術者や主任技術者と現場代理人が同じ人が兼任するのであれば、基本的には現場代理人と所長は同じ人となります。
監理技術者と主任技術者は、現場代理人との兼任が法律で認められています。

これにより、ほとんどの現場では監理技術者や主任技術者と現場代理人は同一人物です。
しかし、会社や現場の事情によって別の人をそれぞれ配置することがあります。

 

主任技術者や監理技術者と現場代理人が別の場合は複雑

主任技術者や監理技術者と現場代理人が別の場合は、誰が現場で一番偉いのかわからない場合もあります。

主任技術者や監理技術者を現場責任者として現場所長とする場合、または現場代理人を現場所長とする場合です。
それぞれあるので、現場入場時や知っている人に聞くといいでしょう。

ただし、ほとんどの現場の場合、現場所長が一級建築施工管理技士のような一級の資格を保有し、現場代理人と主任技術者や監理技術者を兼任できる人物を責任者として任せるので、あまり気にする必要はありません。

さらに言えば、現場で作業する人にとってはあまり関係がない場合も多く、あくまで法律に則った届け出や書類上で必要なものであるため、深く考える必要はありません。

 

現場代理人の存在とはどのようなものか

現場代理人は現場で一番の責任者である、と考えておけば大方間違いはありません。
現場代理人によって、同じ敷地、同じ建物でも、工程や、出来上がるものまで違ってくることもあります。

現場代理人の手腕によって工事の成功や、職人さんたちが気持ちよく働ける現場かどうかも左右される非常に重要なポジションであることから、それなりの人物が会社で任命されるのです。

 

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BUILD編集部

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