2022/10/01更新
さりげなくかっこいい!知っていると役立つロープワーク基本
仕事
普段何気なく袋の口を結んだり、荷物を紐で結びつけたりするときの結び方にも、名前があることをご存じですか?
紐やロープの結び方を知っていると、キャンプやDIYで役に立つだけでなく、災害などの緊急時にも助けになるかもしれません。
そこで今回は、知っていると便利な基本のロープの結び方をまとめてみました。
基本の結び方は、とても簡単でどんな場面にでも使え、ほかの結び方と組み合わせて応用的な結び方にも使われるので、ぜひマスターしてください!
目次
基本中の基本
止め結び
別名:一重結び(ひとえむすび)
ロープにコブを作る結び方。
袋の口を閉じるときなどにも使っていたりと、普段何気なく使っている結び方です。
- ロープを引っ張るときの握り手として
- ロープに通した物が落ちないようにするためのストッパーとして
- ロープのよりを一時的にほどけないようにするとき
▽2本の紐の長さを調整するときにも使えます。
本結び(ほんむすび)
別名:真結び(まむすび)、横結び、かた結び など
2本のロープをつなぎ合わせる結び方。
本結びで連結させて1本のロープとして使うのには強度が弱くなってしまいますが、使い方は多岐に渡る便利な結び方です。
縦結びと間違われることが多いですが、縦結びに対して本結びは、解きやすいのも特徴。
- 頭に巻いたタオルを結ぶ
- 三角巾を使った応急処置
- 1本のロープで輪を作る
- レジ袋のような取手付きの袋を結ぶ
▽風呂敷を結ぶときにも使われています。
ロープ同士や物に結ぶ
ひと結び/ふた結び
別名:ハーフ・ヒッチ/ツーハーフ・ヒッチ
木や棒など、物にロープを縛りつける結び方の一つ。
物に対して、ロープを1回巻いて結ぶことをひと結び、2回巻いて結ぶことをふた結びと言います。ひと結びの結び方は、止め結びと同じで、ふた結びは止め結びを2回おこなうことで、ひと結びよりも強度が高くなります。
ほかの結び方の補強として、併せて使われることが多いのが特徴。
ひと結び
ふた結び
- 木などにロープを巻いて止めておきたいとき(ひと結び)
- 杭の仮止め(ひと結び)
- 取手などにロープを結びつけて引っ張りたいとき(ふた結び)
- 柱の仮止め(ふた結び)
巻き結び/二重巻き結び
別名:とっくり結び/
木や棒など、物にロープを縛りつける結び方の一つ。
二重巻き結びは、巻き結びの方法プラス一重多く巻いた結び方で強度がさらに増します。
先端を引くほどロープが締まり、摩擦で取れにくくなるのが特徴。
巻き結び
二重巻き結び
- 新聞・雑誌などロープを十字にしてまとめるとき(巻き結び)
- 木材などをまとめて持ち運ぶとき(二重巻き結び)
- 簡易物干しなどでロープを張るとき(二重巻き結び)
ミサンガなどにも使われている結び方です。
一重継ぎ(ひとえつぎ)結び/二重継ぎ(ふたえつぎ)結び
別名:いちじゅうつぎ結び、一重つなぎ結び、機(はた)結び、職工(はた)結び/にじゅうつぎ結び
太さの違うロープをつなげるときに使う結び方。
素材の違うロープは、組み合わせによって強度が下がってしまうことがあるので注意が必要です。
二重継ぎ結びは、一重継ぎ結びよりも強度が増し、信頼度が高くなります。簡単に結べ、テンション(張り)がかかっていれば緩みにくく、解きやすいのが特徴。
一重継ぎ結び
二重継ぎ結び
- 長さのたりないロープを伸ばしたいとき
- 濡れているロープを伸ばしたいとき(二重継ぎ結び)
▽細い方のロープの先を止め結びしておくと安心です。
もやい結び
別名:ボウリンノット、キングオブノット
ロープの端に輪を作る結び方。
作った輪の大きさは変わりません。使い勝手や用途がたくさんあるため「King of knot(キングオブノット)結びの王」とも呼ばれます。
簡単に素早く結べて、強い負荷にも耐えられ、ロープが濡れていても解きやすいのが特徴。
- 物に結びつける
- 柱などに結んでつなげておきたいとき
- 体をロープにつなげて安全を確保したいとき
仕事や普段の生活で活かそう
今回紹介したロープワークは、ほかにもたくさんの種類があります。
様々なロープの結び方を組み合わせて使え、強度を高めることもできます。
ロープの結び方は、日常生活やアウトドアなど多くの場面で使うことができるので、色々と試してみて覚えておくことをおすすめします。
簡単な方法ばかりなので、マスターしていざというときに使えると、一目置かれるかもしれませんよ!
▽ロープワーク応用編
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