2024/04/17更新
これだけは押さえておきたい!日本酒を楽しむための3つのコツ
趣味
世界で「SAKE」として広まっている日本酒ですが、燗酒や冷酒、甘口、辛口など、日本人でも楽しみ方がよくわからないという人もいるのではないでしょうか?
日本酒に関する基本の3つを覚えて、早速今日から楽しんでみましょう!
目次
その1 日本酒の種類
まず清酒は、原料の米、米麹以外に醸造アルコールが添加されているかどうかで2種類に分類することができます。
醸造アルコールが添加される場合、醸造アルコールの量は白米の重量の10%以下と決められています。
この基準を満たしたものが吟醸酒や本醸造酒といった特定名称を表示することができ、満たしていない場合は普通酒に分類されます。
日本酒は基本、米と米麹、水で作られますが、特定名称酒は原料や製造方法などにより、8種類に分類されます。
*参照元:国税庁 令和5年6月 酒のしおり
醸造アルコールを適量添加することで、香りが高く、スッキリした味になるだけでなく、清酒の香味を劣化させる乳酸菌の増殖を防止するという効果もあります。
そのほかの大きな違いとして「精米歩合」があります。
日本酒の原料となる米は、はじめに外側の不要な部分が削られます。
米の表層部を削り磨くことで、雑味が少なく華やかな香りでスッキリとした味わいになるといわれています。
その割合を示す数値が精米歩合になります。
例えば、精米歩合60%とあれば、表層部の40%が削り取られたという意味になります。
これら原料や精米歩合などは日本酒のラベルに表示があるので、意識しながら味わってみると好みの日本酒が見つかりやすくなりますよ。
その2 日本酒の飲み方
日本酒は飲むときの温度によって、風味や味わいの変化を楽しむことができます。
大きく3つの温度に分類します。
冷酒
冷蔵庫で5〜15℃程度に冷やした状態で飲む日本酒を「冷酒」といいます。
冷酒の中でも雪冷え(5℃)、花冷え(10℃)、凉冷え(15℃)に分けられ、冷やすことで香りが落ち着くため、飲みやすいと感じる人も多い飲み方です。
製造工程で加熱処理をされていない生酒や、華やかな風味が楽しめる吟醸酒などに適しているといわれています。
冷や
「冷や」という呼び名から冷たいと勘違いされがちですが、20〜25℃程度の常温で飲む日本酒のことです。
そのままの温度で飲む冷やは、日本酒本来の味わいが感じられる飲み方と言われ、幅広い種類の日本酒に適しています。
燗酒(かんざけ)
燗酒は30〜50℃程度に温められた状態の日本酒のことです。
レンジや湯煎で温められ、日本酒の香りや甘み、アルコールが強く感じられる飲み方です。
燗酒といっても、日向燗(30℃)、人肌燗(35℃)、ぬる燗(40℃)、上燗(45℃)、熱燗(50℃)、飛び切り燗(55℃)と細かな呼び方があります。
純米酒や本醸造酒などに適しているとされています。
その3 日本酒に合う料理
日本酒を嗜むなら、料理との相性も楽しみたいところです。
日本酒の種類や甘口、辛口かで料理を選んでみましょう。
【純米酒】
純米酒や甘口の日本酒には、しっかりとした味付けの料理が合うといわれています。
面白いことに、白米に合う料理との相性が良いともいわれているので、それを基準に選んでみるのもいいですね。
【吟醸酒】
香りの強い吟醸酒には、さっぱりとした料理を合わせてみましょう。
白身魚の刺身や天ぷらはもちろん、カルパッチョなどとも相性が良いです。
【生酒】
加熱処理をせずフレッシュな風味を味わえる生酒は、白ワインのように楽しむことができます。
刺身や牡蠣、ホタテなどだけでなく、ムニエルやチーズなどとの相性もバッチリです。
【熟成酒】
長期間熟成され、独特な風味をもつ熟成酒は、中華料理や味の濃い料理との相性が抜群です。
【本醸造酒・普通酒など】
スッキリとした辛口の日本酒は、様々な料理に合うといわれています。
ガツンと味の濃い料理というよりは、刺身や冷奴、塩辛などと一緒に楽しみましょう。
▽日本酒の辛口・甘口に関する記事▽
今日から日本酒を楽しもう!
日本酒といっても様々な種類があり、用語を知っているだけで選び方も変わります。
料理との相性や、温度などを考えながら飲み比べて、自分に合ったスタイルを見つけてみてはいかがでしょうか?
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